Windows 10 までは出来ていたタスクバーのラベル表示が、Windows 11 からは出来なくなってしまいました。タスクバーのラベルが常に結合した状態なんですよね。
海外のネットでは・・・
困るユーザー
ラベル表示が出来なくなって仕事のタスクをこなすスピードが3割は遅くなった。
など、今ままでタスクバーのラベル表示を便利に使っていたユーザーからは不満があがっています。
ぼく自身も今までラベル表示を便利に使っていたもので大変不便を感じています。
いい加減我慢ならずネットで調べてみたところ、Windows 11 のタスクバーをそっくり Windows 10 へ戻してしまう方法が見つかりました。
それを実践してみたところ、タスクバーが結合されない状態「ラベル表示」が戻り、時計の秒刻みも戻り・・・いいこと尽くめ!
今回は「Windows 11 から出来なくなったタスクバーの結合解除!ラベル表示を復活させる方法」を紹介します。
目次
タスクバーのラベル表示を復活させられるフリーソフト
フリーソフト「Explorer Patcher for Windows 11」
Windows 11 のタスクバーにラベル表示を復活させる(タスクバーだけ Windows 10 に戻す)には、海外の有志の方が作成した「Explorer Patcher for Windows 11」というフリーソフトを使います。
Explorer Patcher for Windows 11 を Windows 11 にインストールすると、タスクバーだけが Windows 10 と同じに変化して、タスクバーのラベル表示などの機能が復活します。
Explorer Patcher for Windows 11 のダウンロード方法
以下のダウンロードページにアクセスします。
ダウンロードページページは前編英語ですが、以下のダウンロード手順を参考にしてもらえば簡単にダウンロードできます。
ダウンロードページには、Explorer Patcher for Windows 11 のバージョンごとに区切られています。
バージョン番号の右側に「Latest」と緑色で記載されている区切りの「ep_setup.exe」をクリックするとインストーラーが PC へダウンロードされます。
Latest の最新バージョンはページをしばらくスクロールか、もしくは2ページ目にあると思います。探してください。
上の参考画像はあくまでも撮影当時のバージョンなので、最新の Latest 安定版のバージョンをダウンロードしてくださいね。
Latest は安定版で、Pre-release はまだ調整をしている最中のテストバージョンです。必ず Latest のバージョンをダウンロードするようにしてください。
Explorer Patcher for Windows 11 のインストール手順
ダウンロードしたインストーラー「ep_setup.exe」をダブルクリックして起動します。
フリーソフトをインストールするときによく出る保護ウィンドウが表示されます。「詳細情報」ををクリックしてください。
実行ボタンが表示されます。「実行」ボタンを押してください。
PC の画面が突然真っ黒になりますが、不具合ではありませんので安心してください。1分ほどインストールのために画面が真っ暗になります。
画面が元の表示に戻ると、タスクバーが Windows 11 のものから Windows 10 の頃のものへ変更されていることが確認できます。- これで Explorer Patcher for Windows 11 のインストールは完了です。
Explorer Patcher for Windows 11 インストーラーである「ep_setup.exe」は、アンインストールをする時にも必要になります。アンインストールも ep_setup.exe をダブルクリックして行いますので大事に取っておいてください。
ラベルを復活させる前にタスクバーの設定を少々変更
パソコンに Explorer Patcher for Windows 11 がインストールが完了したら、ラベル表示を復活させる前に少々タスクバーの設定を変更します。
タスクバーのレイアウトが Windows 10 のものへ変更された関係で、Windows 11 のアイコン中央表示の設定だと具合が悪いので、タスクバーの配置を「左揃え」にしてあげる必要があります。
タスクバーの何もないところをマウス「右クリック」します。出てきたメニュー内の「タスクバーの設定」をクリックします。
タスクバーの動作項目を選択して、タスクバーの配置を「左揃え」に変更してください。
するとスタートボタンを押したときに表示されるスタートメニューがちゃんと左端で立ち上がるようになります。※ この変更をしない場合は、左端のスタートボタンを押すと、画面中央でスタートメニューが立ち上がってしまいます。
タスクバーのラベル表示を復活させる設定手順
タスクバーが結合していない状態。ラベル表示の復活は、Explorer Patcher for Windows 11 の設定パネルから機能設定を行います。
Explorer Patcher for Windows 11 の設定パネル起動手順
タスクバーの何もないところをマウス「右クリック」します。メニュー内の「プロパティ」を選択します。
Explorer Patcher for Windows 11 の設定パネルが起動します。設定パネルは英語表示で日本語表示できませんが、ちゃんとわかりやすく手順を紹介します!
タスクバーのラベル表示を復活させる設定手順
①「Combine taskbar icons on main taskbar」項目がメインモニターのタスクバーラベル設定です。②「Combine taskbar icons on other taskbars」項目がサブモニターのタスクバーラベルの設定です。- メインモニターのラベル表示を復活させるには、①「Combine taskbar icons on main taskbar」をクリックします。
3つの設定項目が表示されます。
—
①「Always combine」常に結合(Windows 11 と同じ)
②「Never combine Combine when taskbar is full」タスクバーに入り切らない場合に結合する
③「Never combine」常に結合しない(常にラベル表示)
—
好みの設定を選んでクリックしてください。- 複数モニターがある方はサブモニターのラベル設定も行います。サブモニターのラベル設定は ②「Combine taskbar icons on other taskbars」をクリックします。
同じく3つの設定項目が表示されます。
—
①「Always combine」常に結合(Windows 11 と同じ)
②「Never combine Combine when taskbar is full」タスクバーに入り切らない場合に結合する
③「Never combine」常に結合しない(常にラベル表示)
—
好みの設定を選んでクリックしてください。
設定が完了したら ①「Restart File Explorer」を押します。エクスプローラーが再起動して設定が適用されます。※ ②「Restore default settings」は変更した設定をすべて元に戻すスイッチです。
設定が完了するとこのように Windows 11 であるにもかかわらずタスクバーは Windows 10 仕様となり、ラベル表示が復活して使えるようになります。大変便利でございます。
Windows 11 ではタスクバーの日付&時計をクリックするとカレンダーしか表示されず意外と不便なのですが、Explorer Patcher for Windows 11 で変更したタスクバーの日付をクリックすると、カレンダー以外に時刻が表示されます。特に秒表示が便利。
Explorer Patcher for Windows 11 その他の設定項目
Explorer Patcher for Windows 11 は、タスクバーのラベル以外にも Windows 10 ライクなタスクバー設定変更を行うことができます。
タスクバーの変更に関する項目の翻訳のみ掲載しておきますのでいじってみてください。
タスクバーをカスタマイズする項目の訳
Taskbar style | タスクバーのデザインを Windows 10 か Windows 11 か選択 |
More taskbar options in the Settings app | 個人用設定 ▶ タスクバー を開く |
Customize notification area icon | 通知領域のアイコン表示設定 |
Customize system icons in the notification area | システムトレイアイコン表示設定 |
The following settings only apply to the Windows 10 taskbar | 次の設定は Windows 10 タスクバーにしている時のみ適用可能 |
ーCombine taskbar icons on main taskbar | タスクバーアイコンの結合設定 (メインモニター) |
ーCombine taskbar icons on other taskbars | タスクバーアイコンの結合設定 (サブモニター) |
ーTaskbar icon size | タスクバーのアイコンサイズ変更 「小」が Small / 「大」が Large |
ーCortana button should be | コルタナアイコンの表示設定 |
Show Search button | タスクバーに「検索」ボタンを表示 |
Show Task view button | タスクバーに「タスクビュー」ボタンを表示 |
Show People on the taskbar | タスクバーに「People」ボタンを表示 |
Show Desktop button | タスクバーの右下にマウスを乗せるとデスクトップが表示 |
Explorer Patcher for Windows 11 の更新について
Windows 11 のアップデートに合わせて、Explorer Patcher for Windows 11 自体も定期的にバージョンアップします。
Explorer Patcher for Windows 11 を利用していると、Windows のタスクバーに「New version availlable」という通知が定期的に表示されます。
英語での通知となりますが、日本語に訳すと、
新しいバージョンが利用可能
タスクバーを右クリックして更新できます。[プロパティ]、[更新]の順に選択します。 ここをクリックこのアップデートの詳細については、こちらをご覧ください。
と通知されています。
ラベル表示をするために Explorer Patcher for Windows 11 を利用していくということであれば、機能を安定して使うためにもバージョンアップの通知が届いたら忘れずに更新してくださいね。
Explorer Patcher for Windows 11 の最新版への更新手順
- Explorer Patcher for Windows 11 バージョンアップの通知が来るようになったら、まずはタスクバーの何もない部分をマウス「右クリック」してください。
メニューが表示されるので「プロパティ」を選択します。
プロパティが表示されます。左サイドメニュー内の「Updates」を選択します。
「Update program and restart File Explorer」をクリックします。- タスクバーが数秒消えます。元の表示に戻ったら最新版への更新が完了です。特に PC 再起動はありません。お疲れさまでした。
あとがき
ユーザー
Windows 11 のタスクバーが使いにくすぎる! ラベル表示ができないと仕事にならない!!Windows 10 のタスクバーに戻したい!!!
Windows 11 のタスクバーが使いにくすぎて もう うんざりなユーザーさん。本記事の手順を行えば Windows 10 のタスクバーが戻ってきます。ラベル表示が復活しますよっ!
ぜひぜひお試しください。
右クリックメニューも Windows 10 に戻したくないですか?
Windows 11 では右クリックメニューも新しいデザインになってしまい、以前までの右クリックメニューに慣れてしまっているユーザーには耐え難い使いづらさだと思います。
以下の別記事では「右クリックメニューを Windows 10 と同じに戻す方法」を詳しく紹介しております。こちらもあわせてチェックしてみてください。