タブ機能が標準搭載されて、多少は便利になったように思える Windows 11 のエクスプローラーですが、相変わらず融通の利かない部分があるのはお約束。
ひとつのウィンドウ内に複数のフォルダをペイン表示したり、開いたタブの状態を保存したりするなど、パソコン作業をしていると「こんな機能が欲しい!」と思う場面は多いものの、なかなか実装されません。
今回紹介する Windows 用ファイラー「Q-Dir」は、ひとつのウィンドウ内に最大 4 つのペインを表示できるうえ、開いたタブの状態を保存して、いつでも呼び出せる機能を備えています。
誰でも無料で利用できるフリーソフトなのも大変魅力的です。日々のパソコン作業の効率を大幅に向上させてくれる、非常に便利なファイラーなのです。
僕自身、もう20年近く「Q-Dir」を使い続けていて、PC 作業には欠かせないファイラー。
今回は『ひとつのウィンドウでタブ付きの複数フォルダ表示ができる超便利で使えるフリーソフト「Q-Dir」』を紹介します。
Windows 究極ファイラー「Q-Dir」- タブ記憶&保存・最大4ペイン・ペイン毎の独立タブなど神機能満載!
Q-Dir は Windows 10 / 11 に対応しています。
Q-Dir のダウンロード先とインストール手順
以下の公式ページから、インストーラーをダウンロードできます。
ダウンロードできるのは、インストール不要の「ポータブル版」と、通常の「インストール版」の 2 種類です。さらに、それぞれに 32 bit 版と 64 bit 版が用意されているので、使用環境に合わせて選択してください。
現在の Windows 搭載 PC は 64 bit 版が主流なので、特別な理由がなければ「64 bit(x64)版」を選べば OK です。

ダウンロードしたファイルが圧縮ファイルの場合は、まず解凍します。その後、インストール版はインストーラーを実行してインストールしてください。
Q-Dir 基本的な使い方
Q-Dir の基本的な使い方
Q-Dir は、ひとつのウィンドウ内に複数のフォルダを展開して表示できる フリーソフトです。
展開したそれぞれのフォルダには、フォルダの新規作成や表示方法の変更、タブの切り替えなど、個別に操作できる機能が用意されています。
表示するフォルダの数や各フォルダの表示幅は、上部のアイコンから簡単に調整できます。
僕はフォルダの表示エリアを広く使いたいので、シングルで使うか、2 つに分割して表示し、さらにタブを使って複数のフォルダを切り替えられるように設定しています。
- ひとつのウィンドウに最大で4つまでフォルダを展開できる
- フォルダ表示エリアごとにフォルダ新規作成ボタンが設置されている
- フォルダ表示エリア(タブ単位)ごとにフォルダの項目表示サイズの変更ができる
- タブエリアの何も無い部分をクリックするといくらでもタブを作れる
- ファイルのコピー・貼り付け・移動などは普通のフォルダと同じようにできる
閉じる1回だけで全てのフォルダが閉じる
複数のフォルダを展開していても、ウィンドウはひとつだけなので、「×」を 1 回クリックするだけですべて閉じられます。
通常のエクスプローラーで複数のフォルダを開いていたら、ひとつずつ「×」をクリックして閉じなければなりませんからね……。
こうしたちょっとした手間を省けるのも、Q-Dir の便利なところだと思います。
神機能①:1ウィンドウに最大4つのフォルダを同時展開
今回紹介する フリーソフト「Q-Dir」 は、ひとつのウィンドウ内に最大 4 つのフォルダを同時に展開して表示できます(4 ペイン表示)。
もちろん、日本語にも対応しています。
また、「シングルペイン」「2 ペイン」「3 ペイン」での表示にも対応しているため、用途に合わせて表示方法を切り替えられます。
神機能②:各ペイン毎に独立したタブ機能
展開した ひとつひとつのフォルダには独立したタブ機能が付いている ので、タブを切り替えることで、実質的に数十のフォルダをひとつのウィンドウだけで同時に扱える というわけです。
例えば、上の画像は僕の使用例で、動画作成に関するフォルダをひとつのウィンドウ内にまとめて表示しています。
動画作成では、たくさんの素材を扱います。素材は種類ごとにフォルダ分けしてあるため、通常のエクスプローラーでそれぞれ開いていると、画面上がフォルダのウィンドウだらけになってしまいます。
Q-Dir を使えば、画面上に表示するウィンドウは Q-Dir ひとつだけ。フォルダを開くときも閉じるときも、このウィンドウだけで済みます。
こちらは、ブログ記事を作成する際に使っている Q-Dir のウィンドウです。
各フォルダの表示エリアの幅は自由に設定できるため、このような変則的なレイアウトも可能です。
ブログ記事では画像を扱うことが多く、素材が複数のフォルダに分かれて保存されていることもあります。それらをまとめてひとつのウィンドウ内に表示できるのは、便利のひと言です。
神機能③:作業ウィンドウを保存すればいつでも呼び出せる
いつも使う作業フォルダを、ウィンドウをひとつ開くだけですべて呼び出せる機能です。

自分が作業しやすいように設定したフォルダの表示方法やタブの状態は、「ファイル」メニューの「現在の状態を保存」から保存しておけば、いつでも呼び出せるようになります。
また、「現在の状態をデスクトップに保存」を選択すると、保存した状態を呼び出すためのショートカットアイコンがデスクトップに作成されます。
用途ごとに異なる状態保存データをいくつでも作成できるので、まさに神機能です!

僕はこのように、ウェブサイト制作用、ブログ投稿用、WordPress のローカル作業用、動画作成用と、用途別に Q-Dir の状態をデスクトップに保存しています。
保存したアイコンをダブルクリックするだけで、その作業に必要なフォルダをまとめて一括で開ける というわけです。
パソコン作業を始める際の起点となるフォルダを、あらかじめ用途別に用意しておけるんです。
いちいちフォルダを探して、また探して……ようやく作業に取りかかれる、という面倒な手間もありません。すぐに作業を始められるので、本当に便利な機能です。
必要な素材だけをまとめた、オリジナルの複数フォルダウィンドウを作成できます。
この機能があるから Q-Dir を使っているといっても過言ではありません。Windows 11 のエクスプローラーにタブ機能が実装されても、こうした使い勝手の良さは Q-Dir にはかないません。
まさに神機能です!
神機能④:解像度やサイズなどファイル情報がわかりやすい
ファイルを選択すると、画像の場合は解像度やファイルサイズをわかりやすく表示してくれます。

動画や音楽ファイルの場合は、ファイルサイズに加えて再生時間も表示されます。
特に動画や音楽ファイルは、再生時間を確認したい場面がちょいちょいあります。わざわざファイルを開かなくても、サッと確認できるので重宝しています。
補足:プレビュー表示機能もちゃんとあります
少し表示領域が狭くなってしまいますが、サイドバーにフォルダをツリー表示し、プレビュー機能を有効にすると、このように選択した画像をプレビュー表示できます。
大きなプレビュー画面は、フォルダ内に似たような画像がたくさん並んでいる場合の選別にとても役立ちます。便利です!

また、プレビューウィンドウにある「プレビューエクスプローラー」ボタンを押すと、
Windows 標準のエクスプローラーの機能を利用した、プレビューウィンドウ付きのフォルダが開きます。
より大きなプレビュー画面で、画像の選別に集中できるようになります。
通常の Q-Dir のレイアウトには影響しないので、必要なときだけプレビュー画面を大きくして使えるのも便利です。
あとがき
Q-Dir は、かれこれ 20 年近く使い続けていますが、今ではなくてはならない存在です。便利すぎてヤバいんですよね。
Q-Dir は、扱うフォルダの数が多ければ多いほど、その真価を発揮します。作業効率が大幅に向上することは間違いありません。
やはり、複数のフォルダをひとつのウィンドウ内にまとめて表示できるのは、「神の御業」といっても過言ではないほどの便利さです……。
Q-Dir は、Windows パソコンを使っている方なら、一度は試してみてほしい神アプリです。使わないのはもったいないですよ!











