Outlook 2016 / 2019 / 2021 / 365 を起動したら「ファイル ***.pst は見つかりません」とエラーがでてしまって Outlook が起動でないエラー。
このエラーが出てしまう原因は、Outlook の既定に設定されているメール情報データである「.pst ファイル」が保存場所から無くなってしまったことが原因です。
メールアカウントのデータを削除する過程で .pst ファイルもうっかり削除してしまったり、確率は低いですがアップデートのエラーなどで .pst ファイルが突然消えてしまったりすると起こります。
本記事では、このエラーに対する対処方法を紹介します。
今回は『Outlook 起動時に「ファイル ***.pst は見つかりません」とエラーがでてしまう対処方法』を紹介します。
対象 Outlook バージョンは 2016 / 2019 / 2021 / 365 です。
「ファイル ***.pst は見つかりません」エラーの対処方法
Outlook を起動したら「ファイル ***.pst は見つかりません」エラーが出てきたら、右下の「OK」ボタンを押します。
① ファイル名に「Outlook.pst」と入力して ②「開く」ボタンを押します。
パスワード入力画面になりますが、ここでは何も入力せずに「OK」ボタンを押します。
すると Outlook が起動します。以後も普通に起動するようになります。あとは普段利用するメールアドレスが送受信できるようにアカウント追加していけば OK です。
あとがき
今まで起動していた Outlook が突然エラーになって起動できなくなったらめっちゃ焦りますよね。
「ファイル ***.pst は見つかりません」エラーは本記事の手順でサクッと対処することができますので、焦らず冷静に直しちゃってください。
ご存知でしたか?Office にはサポート期限があります
買い切り版の Word や Excel などの Office 製品にはサポート期限があります。
たとへ1回限りの購入である買い切り版の Office と記載されていても、実際はサポート期限が定められていて、サポートが終了したら実質利用できなくなります。
以下、直近のサポート終了 Office と現在サポート継続中の Office バージョン。
Officeバージョン | メインサポート | 延長サポート |
Office 2007 | 終了しています | 終了しています |
Office 2010 | 終了しています | 終了しています |
Office 2013 | 終了しています | 終了しています |
Office 2016 | 終了しています | 2025年10月14日 |
Office 2019 | 2023年10月10日 | 2025年10月14日 |
Office 2021 | 2026年10月13日 | 未定 |
サポートが終了した Office バージョンがなぜ利用できないのか?というと、脆弱性などセキュリティの更新が一切されなくなることが一番大きな理由です。
Office は社会人から学生まで本当に多くの人が利用していますから、悪意のハッカーに狙われやすいといえます。セキュリティが更新さなくなった「ザルな Office バージョン」なんて狙われたらひとたまりもありません。
サポートが終了した Office 経由で PC がハッキングされて、会社の機密情報・銀行などお金の情報・個人情報などを盗られてしまう。ハッキングされた PC が犯罪の片棒をかついでしまう。ウェブカメラをハッキングされて盗撮など・・・
組織・個人を問わず様々な悪意にさらされる危険を孕んでいます。
未だにサポート終了の Office を使っているのなら、すぐにでもサポート中の Office への買い替えを行ってくださいね。