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バッテリーの劣化を防いで寿命を長持ちさせる良いスマホの使い方・充電方法

バッテリーの劣化を防いで寿命を長持ちさせる良いスマホの使い方・充電方法

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最近のスマートフォンは、高性能化にともなって、性能面での買い替えはあまり心配しないでもよくなりました。性能面だけでいえば、3年ぐらいは余裕で使えますよね。

では、スマホの買い替えが必要なときってどんなときでしょうか?

故障以外だと・・・多くのスマホユーザーは「バッテリーのもちが悪くなった時」に買い替えを検討するんじゃないでしょうか?

ユーザー

スマホの動きにはまだ不満はないの。でもバッテリーがすぐに減るから そろそろ買い換えなきゃいけないのかしら・・・

どんなスマホのバッテリーにも充電回数による寿命があるのですが、スマホは「悪い使い方」をすることでバッテリーの劣化が速くなり、バッテリーの充電回数限界よりも早く寿命を迎えてしまいます。

逆に、良い使い方ができれば、バッテリー劣化の進行を遅くすることができます。

スマホのバッテリー寿命は、使用者の使い方ひとつで大きく変わるのです。

今回の記事内容

今回は「バッテリーの劣化を防いで寿命を長持ちさせる良いスマホの使い方・充電方法」を紹介します。

①:電池残量がゼロのまま放置しない

スマホは電池残量がゼロのまま放置しない

スマートフォンのバッテリーをゼロのまま放置するのは(またはゼロに近い残量)バッテリーに悪影響を及ぼします。

バッテリー「0%=完全放電」。

完全放電状態でバッテリーを長時間放置すると「充電された状態を保てなくなる可能性があり、バッテリー(蓄電池)としての機能を失うおそれがある」。

これは Apple の公開情報でも言われていることです。

バッテリーは「残量が 0% になったらすぐに充電する、または、なるべく 0% になる前に充電を開始することが望ましい」とされています。

バッテリーの早期劣化を防ぐため、「完全放電」は厳禁なのです。

また、端末を長期間保管する場合は、バッテリーを 50% 充電してから保管するのが望ましいとされています。

②:低高温多湿の環境での使用を避ける

高温多湿の環境でのスマホの使用を避ける

高温多湿の環境はバッテリーの劣化に多大な悪影響を与えます。

スマホに使われているリチウムイオンバッテリーの特性として「低温および高温多湿の環境では、自然放電が加速されバッテリーの劣化」につかながります。5度~35度の使用環境温度でのスマホ利用や充電(放充電)をするのが良いとされています。

また、リチウムイオンバッテリーの最高許容周囲温度は「45℃」と規定されています。

高温になる夏場の車内にスマホを放置することや、高温多湿の代表格であるお風呂場での使用はバッテリーの劣化を著しく加速させてしまいます。

「防水」と「耐湿」は違います。これ多くのユーザーが勘違いしていると思われます。

スマホが防水だからといって、湿度に耐えられる「耐湿」というわけではありません。お風呂場でのメインスマホの使用はやめたほうが良いですよ。

もし、どうしてもお風呂場で使うということであれば、防水端末でもジップロックに入れるなど耐湿対策をして使用してください。だいぶマシになります。

③:充電器に挿しっぱなしにして使用しない

スマホは充電器に挿しっぱなしにして使用しない

スマートフォンのバッテリーは満充電(100%)のまま長時間充電器に挿しっぱなしにすることは厳禁です。

満充電(100%)なのに電力を供給し続けると、過充電となりバッテリーを痛める原因になり、バッテリーの早期劣化を起こします。

バッテリーが満充電(100%)されたら、できるだけ早く充電器から外しましょう。

また、バッテリーを充電しながらスマホをいじるのもバッテリーの早期劣化の原因となります。

充電中はバッテリーが高温になります。その状態でスマホをいじると、CPU などスマホ内の機器の熱が加わり、バッテリーの許容周囲温度を越えてしまいます。そしてバッテリーの早期劣化につながるわけです。

もしも、どうしても充電しながらスマホをいじらなければならない・・・という時には、せめて低速充電器にスマホを接続して、少しでもバッテリーに負荷を与えないように配慮することをおすすめします(良くはないですけどね)。

1A の低速充電器

④:バッテリーはできるだけ 20% 以上で充電をする

スマホのバッテリーはできるだけ 20% 以上で充電をする

スマートフォンのバッテリーは、20%~80% の範囲内で使用・充電するのが、バッテリーにとっては最も優しいとされています。

しかし、いちいちバッテリーが 80% になるのを確認しながら充電する…なんていうことは普通にスマホを使っていれば無理なことです。不便になるのはごめんですもの。

でも、バッテリーが 20% を下回る前に充電するというのは可能です。スマホを使っていればバッテリー残量は目に入りますからね。これは出来ることです。

バッテリーは 20% を下回る前に充電することで、劣化を多少抑制することができます。

できるだけ意識したほうがバッテリーのために良い項目

ゆっくり充電する時間があるときは低速充電器をつかう

最近の充電器は急速充電が当たり前で、市販の USB 充電器の多くは急速充電器です。

しかし、以下の Apple 公式ページでも「利便性のためのすばやく充電」「耐用性のためのゆっくり充電」と言及されていて、

急速充電は、充電中のバッテリー温度の上昇が大きくなるので、バッテリーの寿命を縮めてしまう可能性があります。

逆に、低速充電は弱い電流で時間をかけてゆっくり充電することで、充電中のバッテリー温度が上昇しにくくなります。そのためバッテリーの劣化を抑えることができます。

まあ、そうは言っても普段の生活にもはや急速充電機はかかせませんし、なかなか低速充電機を常用することも難しいですよね・・・

せめて寝る前の充電ぐらいは低速充電器を使ってみるのも良いかもしれません。

1A の低速充電器はまだ購入できます

安価な充電器やケーブルをできるだけ使わない

格安の充電器や USB ケーブルだと品質が低い場合があり、電源が安定しないでバッテリーを傷めてしまう可能性があります。

安物買いの銭失い という言葉がありますが、「価格は品質を担保にしている」と言いかえることができないでしょうか。

たしかに「安くて良い物」にこしたことはありません。しかし、品質に割く予算のぶん高価になっていると考えれば、安物よりも高価な物のほうが良品質である可能性は大いに高いわけです。

安価な充電器や USB ケーブルはハズレも多いので、メインで使う充電器やケーブルは、できるだけ有名メーカーなどのちゃんとしたものを使うことをおすすめします。

おすすめスマホ充電器ブランド

2023年現在の充電器の売れ筋3大勢力がこちらのブランド。

▶ Anker(アンカー)

▶ エレコム

▶ UGREEN(ユーグリーン)

あとがき

スマホのバッテリーには充電回数による寿命があり、それ自体はどのスマホでも平等で避けることはできません。経年劣化ですからね。

しかし、悪いスマホの使い方によるバッテリーの早期劣化は、ちょっと使い方を正すだけである程度防ぐことができます。

昨今のスマートフォン本体は高価です。できるだけ長く使いたいと思うのが人情というものじゃないでしょうか。

今回紹介した「スマホのバッテリー劣化を抑制する方法」をすべて行うのは難しいかもしれませんが、少しでも長くスマホを使えるように実践してみてください。