Android スマホでバッテリーの劣化具合（寿命）を確認する診断方法

最近では Android スマホも高額になってきており、簡単に機種変更ができない時代になってきました。必然的に一度購入したスマートフォンは長く使うことになりますが、最近のスマホは性能が良いので、交換の目安は「バッテリーの劣化具合」になるでしょう。

いわゆる「バッテリーの持ち・健康度・へたり具合」というものです。

体感的に「最近バッテリーの減りが早くなった」と感じることはありますが、それでは正確なバッテリー劣化情報にはなりえません。では、Android スマホのバッテリー劣化状況を確認するにはどうすればよいのでしょうか？

本記事ではその手順を紹介します。

一部スマホ機種は標準機能でバッテリー劣化を確認できます

Android スマホはメーカーや機種によって機能に違いがあるため、全てのスマホ機種で必ずバッテリーの劣化が確認できるとは限りません。

しかし、大手のいくつかのメーカーの機種では、スマホの標準機能でバッテリーの劣化具合（状態）を簡単に確認することができます。

実機で確認したのはこれらのシリーズです。

Android スマホ標準機能でバッテリー状態を確認する手順

Android スマホ標準機能でバッテリーの健康状態を確認する手順は、文言が異なるものの、どの機種でも同じような手順です。

本記事では、Galaxy、Xperia、AQUOS の3つのシリーズのバッテリーの健康状態の確認方法を紹介します。

Galaxy シリーズのバッテリー劣化具合の確認手順

1. 設定を起動します。
2. 端末情報をタップします。
3. バッテリー情報をタップします。
4. バッテリー性能に現在のバッテリーの状態が、文と % で記載されています。

AQUOS シリーズのバッテリー劣化具合の確認手順

1. 設定を起動します。
2. システムをタップします。
3. 端末情報をタップします。
4. 電池製造情報をタップします。
5. 電池の状態を示す表示がポップアップします。ここにバッテリーの劣化具合が文で表記されます。AQUOS シリーズは % 表記がないパターンが多いです。

Xperia シリーズのバッテリー劣化具合の確認手順

1. 設定を起動します。
2. システムをタップします。
3. 端末情報をタップします。
4. 電池性能表示をタップします。
5. 電池の状態を示す表示がポップアップします。ここにバッテリー劣化具合が文と % で表記されます。

端末情報のバッテリー系表記で劣化確認できるかどうかがわかる

Android スマホ標準機能でバッテリーの劣化具合を確認できる端末かどうかは、端末情報に「電池・バッテリー確認系」のメニューがあるかどうかで判断できます。

現在のバッテリー充電状態だけを確認でき、バッテリーの健康度は確認できない機種もあるため、利用中の機種の端末情報を確認してみてください。

スマホ標準機能で確認できない場合はアプリを使おう

Android スマホ標準機能でバッテリーの劣化具合を確認する項目がない機種では、Google Play からインストールできる無料のアプリ「AccuBattery」を利用することで、バッテリーの劣化具合を確認できるようになります。

Google Play から端末へ「AccuBattery」をインストールしてください。

Accu​Battery – 電池 バッテリー

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アプリ「AccuBattery」でバッテリー劣化具合の確認手順

アプリ「AccuBattery」の初期設定

1. 
   AccuBattery を起動すると、通知エリアに現在のバッテリー残量が常に表示されます。また、通知エリアをスライドした情報エリアにも要らない表示が出ます。アプリを閉じでも常に要らない表示が出続けるので、非表示にすることが初期設定です。
2. 
   通知エリアをスライドすると「AccuBattery」の情報通知があります。
3. 
   AccuBattery の情報通知を “ゆっくり” 左にスワイプすると「歯車アイコン」が表示されるので、それをタップしてください。
4. 
   「通知を無効化」をタップします。
5. 
   更に「無効化」をタップします。これで AccuBattery アプリの通知関連は一切通知エリアに表示されなくなります。ウザさ軽減です！

アプリ「AccuBattery」でバッテリー劣化具合を確認する手順

1. アプリをインストールしてからすぐにはバッテリーの健康度を確認することはできません。インストール後、初回は7日間かけて端末のバッテリー劣化情報を取得しますので、最初は7日間待ってください。時間が経過するほど情報の精度が向上し、正確なバッテリーの状態が表示されるようになります。
2. 
   アプリをインストールして7日間が経過したら、アプリを起動して、「健康度」アイコンをタップします。
3. 
   この「健康度」項目で、利用中の端末のバッテリー劣化具合を確認することができます。このスマホはバッテリーの最大容量が「88％」だということがわかります。

バッテリー交換（または買い替え）のパーセント目安

充電能力が「80％ 未満になると交換やスマホの買い替えを検討する時期」とよく言われています。実際、Xperia などの標準機能でバッテリー状態が確認できる機種では、充電能力が 80％ までは「良好」と表示されます。

実際に Xperia などの標準機能でバッテリー状態が確認できる機種だと充電能力が 80% までは「良好」と表示されます。

目安としては、「80％ 未満になった時にバッテリー消費の速度が体感で耐えられるかどうか？」で買い替えやバッテリー交換を判断すると良いでしょう。

バッテリーの寿命を延ばして長もちさせるには？

低温・高温・多湿の環境を避ける、充電しながら使用しないなど、スマホオーナーの利用方法次第でバッテリーを長持ちさせることができます。

スマホバッテリーの劣化を防ぎ、寿命を延ばすための使い方については、以下の別記事にて詳しく紹介しています。

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あとがき

バッテリーの健康度は、スマホを機種変更するかどうかの大事な目安になります。バッテリーがダメならスマホ自体も使い物になりませんからね…。

今回の記事で紹介した確認方法を使えば、簡単に Android スマホのバッテリー劣化具合を確認することができます。

最近バッテリーの持ちが悪いと感じる、または機種変更を迷っている場合は、ぜひバッテリーの劣化確認をお試しください。