PCX160 のハンドルには、初めから「バーハンドル」が装備されていて、そのままの状態でもスマホホルダーやドリンクホルダーなどを、すぐに取り付けることができます。
しかし、バーハンドルは湾曲しているので、スマホホルダーなどを取り付ける部分が限られます。何よりもハンドルバーに直接取り付けだと傷がつきそうで嫌です。
そこで、「ハンドルブレース」という拡張ハンドルバーを PCX160 に取り付けることにしました。
ハンドルブレースにスマホホルダーなどを取り付けることで、PCX160 のハンドルバーには一切傷がつくこともありませんし、何よりもオプションを取り付けやすくなります。
今回は「PCX160 のハンドルにデイトナマルチマウントバー(ハンドルブレース)を取り付けました」という内容でお送りいたします。
目次
拡張ハンドルバーは「デイトナマルチマウントバー」を選択
PCX160 の拡張ハンドルバー(ハンドルブレース)には、デイトナから販売されている「マルチマウントバー」を選択しました。
他社製品とは異なり、デイトナのマルチマウントバーだけは、ディスクブレーキオイルの留め具を流用した取り付け方法となっていて、元のバーハンドルを傷つけません。
ぼくがデイトナマルチマウントバーを選んだ理由。
- 元のバーハンドルに取り付けるタイプのハンドルブレースだと、結局 PCX のバーハンドルに傷がついてしまうと思ったから。
- デイトナマルチマウントバーを利用することで、スマホホルダー(カーナビ)が、元のバーハンドルに設置するよりも若干手前に設置できるから(見やすく操作しやすい)。
- 元のハンドルバーに直接取り付けのハンドルブレースだと、カーナビ使用時にデジタルメーターを隠してしまうおそれがあるから。
- スマホホルダー(カーナビ)を無理なく右端(左端)に設置できるから。
- 他社製品は、ハンドルブレースの長さ調整用にバーの真ん中が細くなってしまっているが、マルチマウントバーは太さが変わらないのでバーをフルに使うことができる。
こんな感じでしょうか。
PCX にデイトナマルチマウントバーを取り付ける手順
まずは、パッケージを開封してマルチマウントバーを出します。
デイトナマルチマウントバーの取り付けは、ディスクブレーキ(またはブレーキ)の留め具部分の下側のネジを取り外して、この場所を流用して設置します。
ブレーキ留め具の元からついている下側の左右ネジを六角レンチで外します。5mm サイズの六角レンチを使います。
取り外したブレーキ留め具下側の左右ネジ2本は使いません。大事にとっておいてください(戻すときに必要になります)。
マルチマウントバーに付属しているこのネジとパーツ一式が、ブレーキ留め具に取り付けられる部分です。
このような順番でマルチマウントバーの左右の取り付け部分を組み立てます。
すべてのネジを指で回して、仮止め状態で PCX に取り付けます。いきなり最初からネジを強く締めてしまうと、マルチマウントバーが斜めになってしまうからです。
4箇所のネジは、マルチマウントバーが水平になるように調整しながら、1回で強く締めていかないで、4箇所を3回ぐらいにわけて徐々に強くしめていきます。そうすることで、マルチマウントバーが水平を保つことができます。六角レンチは全て 5mm サイズ。
ばっちり水平にマルチマウントバーを取り付けることができました。
こちらの動画が参考になりました
デイトナマルチマウントバーを取り付ける際には、前もってこちらの動画を見ておくと、取り付け時にイメージが浮かんでくるので参考になります。
PCX160 マルチマウントバー取り付け後の外観・様子
正面から見るとこんな感じです。
元のバーハンドルから少し手前にマルチマウントバーが位置します。
側面から見るとこんな感じ。
元のバーハンドルとマルチマウントバーに間に隙間があるので、ここに小物入れ用の小バッグを取り付けようと考えています。
少し見上げる感じアングル。これだけの隙間が空いています。
スマホホルダーとスマホをマルチマウントバーに取り付けてみた様子。
実際に PCX160 にまたがって、運転する角度から撮影しました。スマホがデジタルメーターを隠して視認阻害することなく、メーターの全体を見ることができます。
余談ですが、ぼくがナビ用に使っているスマホホルダーは、Amazon のバイク用スマホホルダー検索上位でお馴染みの「Tiakia」のやつを使っています。
Tiakia 製のこのホルダーは、土台は残して、ホルダー部分だけを簡単に取り外せる珍しいタイプで、ナビを使う時だけホルダー部分を取り付けらる。
ホルダー部分を外すだけで、ハンドル周りがスッキリするんですよねぇ!
デイトナマルチマウントバーはこんな人におすすめ
- PCX の元のバーハンドルに傷をつけたくない
- スマホホルダーなどのハンドルオプションを沢山とりつけたい
- デジタルメーターの視認が阻害されたくない
デイトナマルチマウントバーは、PCX160 だけではなく、PCX125 / 旧 PCX 125・150 にも対応しています。
本記事が、これからハンドルブレースの取り付けを考えらている PCX オーナーさんの参考になれば幸いです。