PC 用ディスプレイの9割は画面比率「16:9」です。
縦幅が短いと感じませんか? もう少しだけで縦が長ければ情報量が多くなって調べ物や作業がしやすいのに・・・って思いませんか?
じゃあ 4K モニターを買えばいいのでは?
そう思うかもしれませんが、4K モニターって広い作業エリアと引き換えに「テキストなどの画面表示が小さくなってしまう」デメリットがあります。表示が細かいと長時間の PC 作業は目が疲れるんですよ・・・。
じゃあ、フルHDのディスプレイを縦置きにすればいいのでは?
そう思うかもしれませんが、縦置きにしたフルHDのディスプレイは、たしかに縦幅は長くなりますが、横幅が 1080px しかありません。これでは横が短くてかえって作業がしづらい・・・。
そんな不満をすべて解消して、横幅も縦幅もフルHD(1920 × 1920)、フルHDだから表示テキストも大きいというものすごい PC 用ディスプレイがあるんです!
今回は『縦横フルHDで 1:1 正方形のすごいPCモニター「EIZO FlexScan 26.5型」の実機レビュー』をお送りします。
EIZO 26.5型 縦横ワイドだから正方形のすごいモニター
IT ワーカーの “ちょっと足りない” を完全解消する
これ実際にぼくが使っている「EIZO FlexScan 26.5型」のモニターです。
世にも珍しい大型サイズの 1:1 正方形ディスプレイ。
圧倒的な存在感じゃなないですか?「ドーンッ!」って効果音が鳴りそうです(笑)
縦横ワイドだから「正方形」のすごいモニター。
ITワーカーの
“ちょっと足りない”を完全解消する
縦ワイド×横ワイド(1920×1920ドット)モニター
このモニター、実際にもう8ヶ月ほど利用していますが、テキストなどの画面素材が大きく表示されるのに縦横の圧倒的な情報表示量で、もはや PC 作業には欠かすことのできない重要なものになっています。
ライティング・コーディング・ネットサーフィン・写真の編集などなど・・・どんな PC 作業でも効率的になります。
1920 × 1920px の正方形画面は伊達じゃありません。
EIZO FlexScan 26.5型 の簡単なスペック
メーカー | EIZO |
画面サイズ | 26.5 インチ アスペクト比 1:1 フルHD (1920 × 1920) |
パネル等 | IPS パネル LED バックライト ノングレア |
入力端子 | Display Port ×1 DVI-D ×1 ステレオミニジャック |
出力端子 | ヘッドフォン端子 |
外観寸法 | 497 x 501.5 x 56 mm |
重量 | 約7.1kg (モニター&スタンド含) |
もっと詳しいスペック情報は公式ページからどうぞ。
EIZO FlexScan 26.5型 の実機レビュー
付属品・外観・各端子について
付属品はこんな感じで、メーカー側でいろいろ入れてくれています。
- 紙の説明書 + デジタル説明書(CD-R)
- 電源コード 2m
- USB Type-A ケーブル 1.8m
- USB Type-B ケーブル 1.8m
- オーディオケーブル 2.1m
- DVI ケーブル 1m
- ケーブルホルダー
- モニタースタンド + ネジ類
贅沢を言えば、DVI ケーブルよりも DisplayPort ケーブルを入れてほしかったです。
モニター正面。大型の正方形ディスプレイって存在感ありますよね。
ノングレア(非光沢)液晶なので、画面への映り込みがほとんどありません。実際に使ってみて実感しますが、映り込みがないっていうのは本当に作業しやすいです。
モニター背面。モニタースタンドは、なかなか臨機応変に高さ調節が可能です。
上から見たモニター。決して薄くはありません。専門的な使い方をする業務用といった感じの無骨感です。
入力端子部分。DisplayPort / DVI / ミニステレオジャック / USB Type-B ポートが配備。
あれ? USB Type-B 端子? って思うかもしれませんが、パソコンの USB-A と接続することで次で紹介する USB Type A ハブが機能します。
モニター左側面には USB Type-A のハブが2つとヘッドフォンジャックがあります。
モニターの USB Type-B とパソコンの USB ポートと接続することで、USB 機器を接続して利用するハブになります。無線のキーボードやマウスのアンテナを接続しても良いかもしれませんね。
地味に便利。
入力端子の反対側には電源コード入力と電源スイッチがあります。
モニター正面の右下にインジケーターランプと各種コントロールパネルがあります。パネルの下や裏ではなく、正面にボタンが配置されているので押しやすいです。
27インチ(16:9)ディスプレイとのサイズ比較。
EIZO モニターは 26.5 インチなので、27インチと比較すると 0.5 インチぶん横幅がひとまわり小さい印象です。
EIZO FlexScan 26.5型を実際にパソコンと接続してみました
右がフルHDの 27インチモニターで、左が EIZO FlexScan 26.5型です。
どうですか? 横幅は同じフルHD。縦方向の情報量が雲泥の差。ネットサーフィンでウェブページを閲覧するときには一度にすさまじい量の情報が表示されます。
それでいてテキストは 4K モニターと違って大きいんですから素晴らしいです。
縦が長いのに横も広いから、写真の編集、コーディング、文書作成などなど、どんなパソコン作業でも大活躍間違い無しの 1:1 正方形モニターです。
現在では、EIZO FlexScan 26.5型 を左に配置しています。
1度に表示される情報量が多い利点を活用して、記事のプレビュー確認やウェブページを表示させて調べ物に使ったり、セルが縦に多い Excel の表を見たり、HTML や CSS のコーディングしたり・・・様々なことに EIZO FlexScan 26.5型 を利用しています。
Google 検索結果なんかも、スクロール無しでほぼ1ページ分が表示されるから便利ですね。
画面の縦幅が長いのは正義ですねっ!
EIZO FlexScan 26.5型 のメリット・デメリット
EIZO FlexScan 26.5型 のメリット
- 16:9 には無い圧倒的な縦幅の長さ(表示できる情報量の多さ)
- 縦幅が長いのはいうまでもなく横幅もちゃんとある(1:1 のメリット)
- フルHDかつ26.5型と大きめの画面サイズなのでテキストが大きく表示される
- モニター界の「ベンツ(だと思う)」EIZO モニターなので美しい画面
EIZO FlexScan 26.5型 のデメリット
- 入力端子に HDMI が無い
- お値段が本当に高い(10万円以上)
- 正方形なので動画視聴には向かない完全に PC 作業に特化型
あとがき
この EIZO FlexScan 26.5型 モニターを使うようになってから、パソコンでの調べ物やウェブページのリーディングがめちゃくちゃ捗ります。
あと、ブログ記事の作成がより効率化されて早く終わるようになりましたね。高いモニターに投資したかいがあったというものでございます。
今のところ、この大型サイズで正方形のモニターを出しているのは EIZO さんだけ。
ちょっとお高いですが、使い勝手を考えると買って損はないですね。間違いない。