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AMD Ryzen CPU 搭載の Lenovo ThinkPad T495s を購入したのでレビューです!(おすすめノートPC)

AMD Ryzen CPU 搭載の Lenovo ThinkPad T495s を購入したのでレビューです!(おすすめノートPC)

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パソコン好きなら溢れるロマンにやられてしまうであろう「AMD Ryzen CPU」が搭載されているモデル(笑)

ぼくもそんなロマンにやられてしまい、今回 AMD Ryzen CPU 搭載ノート PC「Lenovo ThinkPad T495s」をついうっかり購入してしまいましたっ!

今まで Core 6世代 i5 CPU 搭載の ThinkPad 13 と Core 7世代 i5 CPU 搭載の Matebook X を使っていたのですが、どちらも最新版 Photoshop CC なんかを使うと少々動作が重たく感じるようになってきたので、今回紹介する T495s を購入した次第でもあります。

結論からまず先に言います。

Lenovo ThinkPad T495s は、その高性能っぷりにつり合わない激安価格で、キーの打ちやすさはいわずもがな最高に具合良し! 反射・映り込みのない相変わらずの見やすい非光沢 IPS 液晶など…作業用ノート PC としては非の打ち所がないです。

残念なところは、SDカードスロットが無いのとモニター解像度が 16:9 であることだけですね。あとは大満足のスーパーノート PC だと断言できます(microSD は入ります)。

それでは ThinkPad T495s の詳細なレビューを熱量フルスロットルで書いていきたいと思います!

ThinkPad T495s はこちらの構成内容で注文しました

今回購入した ThinkPad T495s は以下の構成内容で、レノボ直販サイトから購入しました。種類が豊富な ThinkPad の中の AMD 搭載モデルがある「T シリーズ」です。

  • CPU:AMD Ryzen 5 PRO 3500U(2.1GHz / 4MB / 4コア8スレッド)
  • OS:Windows 10 Home 64bit
  • メモリ:16GB
  • ストレージ:512GB SSD / M.2 / NVMe
  • 画面:14.0型 FHD 液晶(1920 x 1080 IPS / 非光沢 / タッチ無し)
  • 本体寸法:約329 x 226.15 x 16.7mm(幅x奥行x高さ)
  • 本体重量:1.33kg~
  • グラフィックス:内臓 / AMD RADEON Vega 8
  • 指紋センサー有り
  • 日本語配列キーボード(バックライト無し)
  • 720p HD インカメラ(マイク付き)
  • 45W AC アダプタ(USB Type-C 充電)
  • Thunderbolt 3 対応
  • バッテリー駆動時間:約14時間(メーカー調べ)
  • 価格:119,394円(税込 / 送料込)

こんな感じです。

メモリ 16GB の SSD 512GB で総額 119,394円(税込 / 送料込)・・・こんなに安くて良いんですか? Lenovo さんっ!!

特に SSD は今流行りの超高速型「NVMe」仕様で 512GB なんですが・・・こんなに安くて良いんですか? Lenovo さんっ!!(もう一度言う)

SSD は注文時にキャンペーンをやっていて 256GB から 512GB にアップグレードするのが平常時の半額になっていたので勢いで(笑)あとから自分で交換する手間が省けました。

総メモリは 16GB です。本機 T495s のメモリはオンボードみたいなので、あとから増設できないことを考慮して、注文段階で MAX の 16GB にカスタムした次第。

メモリは、グラフィックス(GPU メモリ)に 2GB 割り振るはずなので、実質使用できるメモリは 14GB に足りないくらいになるでしょうか。

十分です。

なんで下位の AMD Ryzen 5 PRO のモデルにしたのか?

T495s 実機紹介の前に少しマニアックな話しです。

Lenovo ThinkPad T495s プロパティ

T495s には今回ぼくがチョイスした「AMD Ryzen 5 PRO 3500U」と上位である「AMD Ryzen 7 PRO 3700U」の CPU があります。

なぜ今回「AMD Ryzen 5 PRO 3500U」を選んだのかというと・・・

いろいろ調べたら「ふたつの性能にそこまで大きな差があるわけではない」ということがわかったのと、ぼくのやりたい作業は「AMD Ryzen 5 PRO 3500U」で十分だと思ったからです。

CPU の性能数値的には以下(PASSMARK 調べ)

  • Ryzen 5 PRO 3500U・・・8484(4コア8スレッド / 2.1GHz)
  • Ryzen 7 PRO 3700U・・・8647(4コア8スレッド / 2.3GHz)
  • オマケ:Core i7 2600K・・・8435(4コア8スレッド / 3.4GHz)

CPU 性能の数値的には Ryzen 5 と 7 でそこまで差がありませんでした。因みにオマケで追加した、往年の名器の呼び声高い Core 第2世代 i7 2600k と同等の性能のようです。

しかし、グラフィック性能が、Ryzen 7 PRO 3700U が「RADEON Vega 10」を積んでいいるのに対して Ryzen 5 PRO 3500U は「RADEON Vega 8」とワングレード下のモデルを積んでいる関係上、グラフィック性能では若干差があります。

ただ、ぼくのやる作業にはそこまでグラフィックパワーを必要としていません。RAW の写真現像やウェブサイト制作なら Ryzen 5 で十分快適だろうし、動画編集にしても HD またはフルHD 解像度で簡単に行うくらいです。ゲームはほとんどやらないでしょう。

動画のエンコード時間で少々の差が出る程度でしょうかね。ここでは割愛しますが、CINEBENCH でベンチマークを計れば、どの程度の差があるのかわかると思います。

因みにぼくが今まで使っていた PC の第6世代 Core  i5 6200U の数値と比べると Ryzen 5 PRO 3500U は倍以上の性能数値なので驚異的スペックアップをしていると言えます。 

第2世代・第3世代のデスクトップ用 Core i7 CPU と同等性能がノート PC で利用できるなんてすごい時代になったものです。

以上、ちょっとマニアックな CPU のお話しでした(笑)


では、以下から、実際ぼくのもとへやって来た ThinkPad T495s の写真を交えて、特徴を紹介していきます。

ThinkPad T495s の同梱品

ThinkPad T495s の同梱品

ThinkPad T495s の同梱品

パッケージは相変わらずのレノボらしいデザインで THE ダンボール素材。ThinkPad はお洒落な箱じゃダメなのですよ!(笑)

同梱されているものは…

  • 本体
  • 充電器(USB Type-C)
  • 保証書・注意書き・説明書をダウンロードする案内

説明書はネットから PDF をダウンロードする仕様です。最近はこれが主流ですね。

ThinkPad T495s の外観

ThinkPad 13 と T495s のサイズを比較

ThinkPad 13 と T495s のサイズを比較

下が T495s

ThinkPad 13 と T495s のサイズを比較

下が T495s

今まで使っていた 13.3 インチ「ThinkPad 13」と 14インチ「ThinkPad T495s」の外観サイズと厚みを比べてみました。

横幅は 1cm あるかないか程度 T495s が大きく、縦幅はほとんど差がありません。厚みは T495s の方が薄くなっています。

14インチなのに 13.3 インチの ThinkPad とほとんどかわならい大きさで、薄くて軽くなっているんだからたいしたものです。

ThinkPad T495s 天板

ThinkPad T495s 上下左右の外観(天板)

ThinkPad T495s 上下左右の外観(天板)

天板は ThinkPad 特有いつもの「ツヤ消しマットブラック」。とても渋いです。ThinkPad のロゴが相変わらずの良いアクセント。ロゴ「i」の赤丸は赤く光る LED ランプです。

ThinkPad T495s 左側面

左側面には各種接続ポートがあります。

左から順番に…

  • USB Type-C(3.1)給電と共用
  • USB Type-C(3.1)
  • イーサネット拡張コネクター2(ぼくは非搭載にしましたので穴があるだけ)
  • USB-Type-A(3.1)
  • 通常サイズの HDMI ポート
  • マイク & ヘッドホンジャック

普通の USB ポートと HDMI ポートがあるのが便利です。

あとは、充電が USB-C になのはかなり良いです! PD 対応のサードパーティ製充電器でも給電するこができます。

USB-C PD 対応サードパーティ製充電器で給電

ぼくは、付属していた純正充電アダプタを使うのが面倒だったので、より小型の Amazon で購入した PD 対応 45W USB-C 充電器を使っています。

純正はしまいこんで封印しています。

ThinkPad T495s 右側面

ThinkPad T495s 上下左右の外観(右側面)

右側面には USB 3.1 Type-A が1個だけあります。あとは通気孔とセキュリティーホール。

右の USB Type-A はPowered USB なので本体電源がオフの状態でも、スマホを接続することでスマホへの給電が可能です。

ThinkPad T495s 背側面

ThinkPad T495s 上下左右の外観(背面)

背面には「microSD カード」を指す部分があります。LTE モデルを選択した場合は、こちらに SIM カードを一緒に挿入します。

取り出すのに「ピン」が必要なところが少しだけ不便です。microSD カードを入れっぱなしにして使うしかなさそう・・・。

普段からデジカメを常用するので別途カードリーダーはもちあるかなきゃダメですね。最近のラップトップではそれが当たり前になってきたとはいえ、そこだけ不満点です。

とりあえず、サンディスクの microSD カード 64GB を入れておきました。

ThinkPad T495s のディスプレイ(画面周り)

ノングレア(非光沢)液晶は良い

ThinkPad T495s ノングレア液晶

オプションで光沢液晶も選べますが、ThinkPad の良さは「非光沢液晶」にあると思っています。映り込みがほとんど無いというのは個人的に最高の作業環境。

映り込みが少ないということは、パソコン作業をしていても目への負担が少なくなるということですから、疲れ目対策には絶対にノングレアが良いです。あとは屋外でもそれなりに観れます。

スペックのわりに安いとはいっても、10万円超えのノート PC ですから、画面はとても美しく、本当の安パソコンとはやっぱり違います。

わりとくっきりめの映りという印象です。非光沢 IPS は作業しやすい!!

13.3 インチの ThinkPad 13 と画面サイズを比べてみる

13.3 インチの ThinkPad 13 と14インチの ThinkPad T495s の画面サイズを比べてみる

左が T495s 右が 13

ベゼルの幅が狭くなった分だけ T495s のほうが大きいといった感じでしょうか。

13.3 インチと14インチでは、大きくなったのがたった0.7インチだけですが、されど0.7インチ。双方で同じ作業をしてみると、画面の見やすさはだいぶ違います。

プライバシーの保護「カメラカバー」を装備

ThinkPad カメラカバー

Skype などの WEB ビデオ電話に使える上部のカメラには、セキュリティ対策として「カメラカバー」が標準で装備されています。

画像はカバーがかかった状態。スイッチを左に入れるとカメラがカバーされて映らなくなります。ハッキング等のセキュリティ対策になりますね。

ThinkPad T495s のキーボードとタッチパッド周り

さすが ThinkPad 相変わらず打ちやすいキーボード

ThinkPad T495s のキーボード周り

いつもの ThinkPad のキー配置。特に過去から配置変更されているキーはありません。

キーピッチは 3.5mm ぐらいで、最近のラップトップにしては深めのキーストロークがとてもタイピングしやすく・・・さすが ThinkPad だな~と改めて感心した次第。

別記事で、ThinkPad のタイピングしやすさについて熱く語っていますので、よかったらあわせて読んでみてください。

タッチパッドとトラックポイント

ThinkPad T495s のタッチパッドとトラックポイント

タッチパッドは以前使っていた ThinkPad 13 が「しっとり目」だとすると、今回の T495s は「ザラッとした感じ」です。ザラッとした質感のおかげか、手汗・指汗をかいてもうまく滑らせることができて好印象でした。

 トラックポイント(通称:赤ポチ / 梅干し)は、要る要らない論争が巻き起こるデバイスですが、ぼくはトラックポイントを「ガッツリ使う派」です。

T495s のトラックポイントは ThinkPad 13 と比べると、力加減で動きの緩急がつけやすくなっていて進化を実感しました。より操作しやすくなっていました。

左中右の物理ボタンに関しては、少々「硬くなった?」という印象です。ThinkPad 13 よりも硬い感じがします。Thinkpad 13 がただ使い込まれたて柔らかくなっただけなのかもしれませんが・・・。

タッチパッドの上に物理ボタンがあるのはとても便利ですね。作業がはかどります。

ワンランク上のキーボードの作り

ThinkPad T495s のキーボードはカバーと一体型

ThinkPad T495s

廉価の ThinkPad のキーボードはカバーと分離する作り

廉価の ThinkPad

ThinkPad T495s のキーボードは、廉価の ThinkPad よりもワンランク上のキーボードの作りになっています。

廉価の ThinkPad がキーボードカバーとキーボードに継ぎ目がある大量生産仕様なのに対して、T495s はキーボードカバーに継ぎ目が無い一体型の廉価ではない仕様になっています。

ThinkPad は画面を180度倒せるのが魅力

ThinkPad は画面を180度倒せるのが魅力

全てのThinkpad シリーズの特徴で、T495s も画面(ディスプレイ)を180度まで倒すことができます。

これ本当に便利で、自分以外の他者に画面を見せて説明するときに重宝します。膝上でタイピングしているときにも、たくさん画面を倒せるのは見やすなって本当に便利です。

あと、画面を目一杯倒しても非光沢液晶なので、映り込みの影響をうけにくく、とても見やすいというアドバンテージがあります。

他社のノート PC を使っている時に「もっと画面倒せたらいいのに」と不満だったものが、ThinkPad にはその不満でません。

ThinkPad T495s の重量

ThinkPad T495s の重量

キッチンスケールで計測したところ T495s の重量は「約1.31kg」です。因みに以前使っていた ThinkPad 13 の重量は「約1.45kg」でした。

14インチのラップトップであれば軽い方なんじゃないでしょうか? ぼくは、1.5kg を超えなければ OK だと思っているので全く問題ないです。

仁義なき軽量化競争よりも、USB-A ポートがあるかどうか等、実用面の方が大事です。

充電時は給電中ランプが光ります

ThinkPad の充電時は給電中ランプが光ります

ThinkPad はバッテリー給電の状態をちゃんとランプでお知らせしてくれます。

給電中は、オレンジに給電中ランプがちゃんと点灯します。バッテリーが 90% を超えるとランプはホワイトに点灯します。

Ryzen 5 PRO 3500U 実際使ってみて動きはどうなのよ?

Ryzen 5 PRO 3500U の性能は?

とても快適です! さすがは「ロマン」の CPU だと感じます。

デスクトップ用の CPU と比べてしまうと、作業内容によって非力感はあるのかもしれませんが、今まで使ってきた第6・7世代 Core i5(モバイル用)と比べれば雲泥の差です。

RAW 現像はつまらずできるし、動画のエンコードもそれなりにできる…快適です。 

あとがき

Lenovo ThinkPad T495s

ThinkPad T495s は 14インチ画面のラップトップに AMD Ryzen CPU を搭載した意欲的で、性能のわりには低価格を実現している。とても満足度の高いモデルです。

最近の ThinkPad は、画面は美しいし、タイピングしやすいし、持ち運びもそんなに苦にならない重量だし、周辺機器はそのまま挿せるし、バッテリーもそれなりに保つ・・・ぼくにとって最高に都合の良いノートパソコン。

そして、この「ThinkPad!」っていう無骨のなデザインが「雑でもイイ。道具として存分に使ってくれ!」とでも言っているかのような…イブシ銀な雰囲気で素敵なのです。

Lenovo のパソコンは直販からが一番安く買えます!

Lenovo のパソコンは直販サイトから購入すれば、どんな機種でも「必ずクーポン割引」が適用されます。これが家電店や別のネットショップからだとクーポンが適用されませんので、直販からが一番安く購入できます。

しかも、Lenovo 直販サイトに記載されている金額は、「送料 & 税込価格」なんです! 構成をカスタマイズしない限りは基本的に「記載してある金額がそのまま支払う金額」というわかりやすさっ!!

ThinkPad の購入はレノボ直販サイトからが一番お買い得なのですっ!!