前のページでは、HUAWEI P30 lite の性能値や外観、実際に実機を動作させている動画などの情報をお届けしました。
この2ページ目では、HUAWEI P30 lite のカメラで実際に撮影した写真サンプルを紹介します。26枚ほど掲載いたしましたので、ごゆっくりチェックしていってください。
HUAWEI P30 lite のカメラで実際に撮影した写真サンプル
HUAWEI P30 lite には、広角 2400万画素 / 超広角 800万画素 / 望遠 200万画素 の合計3つのカメラレンズが搭載されています。
では、以下から HUAWEI P30 lite で実際に撮影したサンプル写真を掲載します。
掲載する写真はウェブ用にリサイズをしてウォーターマークを入れています。それ以外には一切の編集を行っておりません。また、全てオートで撮影しております。
広角レンズと超広角レンズで撮影した写真サンプル
HUAWEI P30 lite のカメラは、空の青が綺麗に出ます。特に広角レンズの撮影写真はハイエンド機に迫るぐらいの美しい描写だと思いました。
超広角で撮影した写真は、画素数が少ない影響もあるのか、若干ですが暗い感じになります。あと左右端のディティールが少々甘い感じなので、超広角はとりあえず搭載してあるオマケと考えるのが妥当かもしれません。
まったく同じ位置から撮影した広角と超広角の写真です。やはり超広角側は若干暗い描写になってしまうみたいです。後で明るく編集すれば良いだけなんですけどね。
HUAWEI P30 lite カメラは、全体的にシャープな感じの描写になるようですね。
暗い場所の撮影にはめっぽう弱い
明るい場所では本当に綺麗な描写をしてくれる HUAWEI P30 lite のカメラですが、自然光の足りない暗い場所になると途端に描写が甘くなります。
手ブレ補正は強力みたいでブレることはないのですが、暗い場所になるとがっつりとノイズが乗っかって、昔のデジカメのような描写になってしまうようです。
蛍光灯の点いた室内は、広角レンズでの撮影であればギリギリ及第点ですが、超広角は完全にアウトかなって感じます。薄暗い感じのノイズ写真が完成してしまいます。
食べ物・料理の写真も光量次第
料理の写真は、店内が明るくある程度の光量があれば、このようにとても美味しそうな写真を撮影することができます。
この描写はハイエンド機に迫るものがあります。価格の割に優秀なカメラです。
逆に、光量の少ない薄暗い店内だと、こんな感じでデジタルノイズ乗りまくりの描写になってしまいます。暗い場所での接写はピントが合いにくいのでブレやすいです。
スイーツも同じくで、美味しそうな映えるスイーツを撮影するなら明るい場所です。薄暗くて、しかも暖色系の照明の店内での撮影は少々厳しいものがあります。
モチーフに寄って撮影「接写能力」
近くに寄った撮影「接写」能力は、他ブランドのスマホ・カメラと似たりよったりで、おおむね 7cm ぐらいまで寄ることができます。ピントもしっかり合います。
光量がある場所での接写は、かなり綺麗に撮れます。
花の美しい彩りがしっかり表現できて、ディティールもそれなりに精細です。こういった部分も価格のわりに優秀なカメラなんじゃないかと思いました。
ポートレートモードは完全に人物専用の機能
HUAWEI P30 lite カメラの「ポートレートモード」は、引き立たせたいモチーフの細部の描写がただ甘くなるだけなので、人物以外のものには使わないほうが良いです。
オン・オフの写真を比べてみれば一目瞭然。オンはオフにくらべて、ぬいぐるみの細かい毛の部分がのっぺりとボヤッとしてしまっています。
ポートレートモード・オフに比べて、オンの写真は、モチーフであるフラペチーノが全体的にのっぺりボヤッとしてしまっています。背景のボケはどちらも同じような感じ。
HUAWEI P30 lite カメラの「ポートレートモード」は、その特性から、人物を撮影した時は肌をボカして美肌の効果を自動的に作り出すことができます。2割増しぐらいで撮れるんじゃないでしょうかね?
しかし、人物以外のものをポートレートモードで撮影すると、なんともいえない全体的にただボヤッとしただけの写真になってしまいます。
HUAWEI P30 lite のカメラは、25,000円前後の価格のわりには広角レンズに関しては、高性能だと言えるでしょう。暗所があまり得意ではないという弱点を除けばおおむね及第点。日中のおでかけには良き相棒となることは間違いありません。
もし、超広角レンズの写りを重視するという場合であれば、6万円以上のハイミドル・ハイエンド機を選択するしかかないでしょう。
HUAWEI P30 lite カメラの動画撮影サンプル
手持ちで「歩き&走り」動画撮影をしてみました。
開始から40秒までは「歩き」で、40秒以降が「走り」動画になります。
写真撮影のほうは、わりと強力な手ブレ補正が効いていましたが、動画撮影のほうの手ブレ補正性能は動きによっては厳しい感じになります。
歩いての撮影はまあ及第点ですが、走ったり大きな動きが加わると絶望的にブレます。
ただ価格を考えれば優等生。これ以上のものを求めるなら5万円~のモデルを選ぶ必要があるでしょう。スマホは本体価格が高けりゃカメラも比例して良くなりますからね。
HUAWEI P30 lite が購入できるショップはこちら
1ページ目にも書きましたが、ぼくは楽天市場で注文しました。
HUAWEI P30 lite は、おおむねどのショップでも「25,000円前後」で購入できます。
あとがき
HUAWEI P30 lite は、25,000円前後という価格を考えたら、性能数値は価格のわりに高めで、動きはサクサク動くし、カメラも多少の弱点があるものの広角レンズに関しては、ひとつ上のクラス並の描写をしてくれる高性能です。
また、付属品は至れり尽くせりのフルセット。スマホに詳しくないユーザーでも簡単に使えるようにできる「簡単モード」も搭載されていたりと隙きがありません。
HUAWEI P30 lite は、できるだけスマホは安く買いたいけど、ある程度の性能が良くないと困る・・・そんなユーザーさんにおすすめできるミドルスッペクスマホだと思います。