メールボックスに突然「LINE緊急問題」や「LINEにご登録のアカウントの確認」このようなメールが送られてくることはないでしょうか?
これらのメールは LINE を騙った「詐欺目的」の悪いメールです。
日本人の多くは LINE を利用していて、老若男女、IT 系の事情に詳しくない LINE 利用者も沢山いることでしょう。
そんな事情に詳しくない利用者さんのもとへ、このようなメールが届いたらばどうでしょう? 詐欺メールに添付してある URL へアクセスして、そのまま個人情報をつつがなく入力して送信してしまうかもしれません。
今回は「LINEを装う詐欺メールにご注意!緊急問題・安全認証・変更確認など全部詐欺です」という内容で、LINE 詐欺メールに騙されないための情報を紹介します。
目次
バリーション豊富な「LINE 詐欺メール」の概要
LINE 詐欺メールのバリエーション
LINE の詐欺メールは、いずれも「不安を煽るタイトル」+「URL 付きの本文」で構成されていて、ぼくが確認(実際に受信して)しただけでも以下のバリエーションが存在しています。
- LINEにご登録の(名前・パスワード・その他個人情報)の確認
- LINE緊急問題
- [LINE]安全認証
- LINE変更確認
他にもまだバリエーションはあるかもしれませんが、ぼくが確認しているのはこの4つのタイトルから届く詐欺メールです。
LINE 詐欺メールは半月あまりで25個も届いた!
LINE 詐欺メールは、半月あまりの間に25個も届く節操のなさっぷり。
半月でどのぐらい届くか観察していた自分は、なかなか暇人だと思いました…(笑)
昨今、LINE 詐欺メールがどれだけ猛威をふるっているのかがわかるしつこさです。
ぼくのもとへ届くのは「LINEにご登録の(名前・パスワード・その他個人情報)の確認」の詐欺メールが非常に多いですね(苦笑)
LINE 詐欺メールの目的
LINE 詐欺メールの目的は「フィッシング詐欺」です。
LINE からの連絡に見せかけて、LINE に登録してある電話番号やメールアドレス・パスワードを入力させて、アカウントを乗っ取ることが目的です。
LINE 詐欺メール以外のフィッシング詐欺メールにもいえる特徴として以下があります。
- 詐欺メール本文内に URL が表記されていて、それへのアクセスを促す
- タイトル・本文に日本語に不自然な部分がある
LINE 詐欺メールの見分け方
詐欺メールをパソコンから確認して見分ける
LINE 詐欺メールに添付されている URL にマウスカーソルを乗せると、左下に本当の URL が表示されます。
この画像で紹介している LINE 詐欺メールの場合は、「https://www.vgtres.com」という URL がリンク先ページとして指定されています。
LINE 公式ページであれば「line.me」が必ず URL に含まれます。
例えばヘルプページなら「https://help.line.me/….」のような感じです。したがって、このメールは LINE からではなく「詐欺」だとわかります。
詐欺メールをスマホから確認して見分ける
LINE 詐欺メールに添付されている URL を長押しすると、本当の URL が表示されます。タップはしないでくださいねっ! 長押しです。
Android OS / iOS 端末共通の手順です。メールアプリによって若干挙動は違いますが、どれも長押しで本当の URL 表示が可能です。
LINE 公式ページであれば「line.me」が必ず URL に含まれます。
例えば公式ブログページなら「https://official-blog.line.me/….」のような感じです。したがって、このメールは LINE 公式からではなく「詐欺メール」です。
実際に詐欺メール添付の URL にアクセスしてみました
実際にぼくのメールボックスに届いた LINE 詐欺メールに添付してある URL に、アクセスして、いけるところまでいってみたので紹介します。
まず、もっともらしい精巧な「LINEへようこそ」ページが開きます。はじめるボタンを押してみました。
電話番号を入力させる画面に切り替わりました。とりあえず適当に「08012345678」と電話番号っぽいのを入力して、「→」ボタンを押します。
「2」で入力した電話番号の SMS へ暗証番号を送信しました・・・と暗証番号入力を求められます。架空の電話番号を入れているのでここで打ち止め。少なくとも電話番号は確実にすっぱ抜かれることがわかりました。
調べてみると、この先、暗証番号認証ができると、LINE に登録してあるメールアドレスやパスワードを入力する画面になっていくようです。怖いですね!
ページ自体にはウイルスの類はありませんでした。LINE 情報を抜くのが目的なので、ページ自体に危ないものをしこむと離脱されてしまうからでしょうね。
詐欺メールは URL にアクセスしなければ問題ありません
LINE 詐欺メールが来ても、URL にアクセスして個人情報を入力してしまわなければ何も問題ありません。
LINE 詐欺メールだとわかったら URL にアクセスしないで、サクッと削除しちゃってくださいね。
詐欺サイトに LINE の情報を入力してしまった時の対処法
これは LINE 公式ヘルプにも記載されていて、それが正しい対処法であることは間違いないので、そこから引用いたします。
-
LINEのパスワードを変更する・・・>パスワードの変更方法
- 他社サービスのパスワードを変更する・・・LINEに登録しているパスワードを他社サービスでも使用している場合、被害が拡大する可能性があるので、速やかに変更してください。
こちらの2点。
時間が経てば経つほど、あなたの LINE が乗っ取られる確率が高くなります。詐欺サイトへLINE の情報を入力してしまったら、1秒でも早く対処を行いましょう。
PC に市販のセキュリティソフトが入っていると安全です
パソコンで LINE 詐欺メールの URL へアクセスした場合、市販のセキュリティソフトが入っていると、詐欺ページが開く前に、画像のように必ずストップしてくれます。
これが、詐欺メールかどうかをパソコンでチェックしたほうが良い理由と、セキュリティソフトの重要性です。
市販のセキュリティソフトは、有料なだけあって、日々増えていく新しいウイルスや詐欺サイトのプログラム更新が頻繁で早いです。
昨今は詐欺も巧妙化して驚異ですから、セキュリティソフト大事です。
因みにぼくが使っているセキュリティソフトは結構有名な有料の「ESET」です。
おすすめセキュリティソフト
【キタムラも愛用中のウイルス対策ソフト】
販売から30年以上!アンチウイルス界の老舗セキュリティソフト「ESET」。話題の詐欺広告なんかもしっかり対応。検出率・軽さ・価格と三拍子そろっておすすめ!
あとがき
こういった詐欺メールは、よく届く多い時期、あまりこない少ない時期と周期があって、忘れたころに突然届くようになったりします。
特に今回紹介した LINE 詐欺メールは、LINE 利用者が多いこともあり、被害は多いのではないでしょうか?
突然、身に覚えがない不安を煽るようなメールが届いたら、とりあえず URL は開かずに冷静になって、ネットで調べたり、本記事を読んでみたりしてくださいねっ!!