WordPress でブログを運営していれば、当然なんらかのテーマを利用しているはず。そして、そのテーマ毎に「デフォルトのフォント」が設定されています。
ひと昔前までは、ウェブサイトのフォントと言えば「メイリオ」一択でしたが(Windows の場合は)、最近は、フォントも多様化して、游ゴシック体だったり、ウェブフォントが設定されていたりと様々です。
ただ、そのテーマごとに初期設定されているフォントが「読みやすいかどうか」は別で、「お洒落だが読みづらいフォント」が設定されているテーマもあります。
ブログの本分は「読んでもらうこと」であって、「読みやすさ」をないがしろにするお洒落は害にしかなりません。
もし、運営ブログのテーマに読みづらいフォントが設定されている場合は、フォントを変更することも視野にいれるべきです。
ブログの優先順位は「読みやすさ > お洒落」です。
今回は「WordPress 運営ブログ本文のフォントを変更する方法(読みづらいフォントを変更する手順)」を紹介します。
「読みづらいフォント」とはどのようなフォントか?
例えば、当ブログで使用されている WordPress テーマ「SANGO」に初期設定されているフォントは「游ゴシック体」です。
游ゴシック体は、Windows 10 と同時に導入された比較的に新しいフォントです。登場してすぐにウェブでも使用できるようになりました。
しかし、この游ゴシック体、一見スタイリッシュでお洒落に見えますが、線が細く薄くかすれていて、めちゃくちゃ読みづらいフォントだと思います。
上の参考画像を以前までの「メイリオ」フォントに変更するとこうなります。
メイリオフォントは、スタイリッシュではないのかもしれませんが、濃くてくっきりしていて読みやすいと思いませんか?
ここでは游ゴシック体を例にあげましたが、他のフォントでも読みづらいと感じるものであれば、無難なメイリオに変更したほうが返って文章は読みやすくなるわけです。
ブログは「読まれてなんぼ」です。お洒落なフォントよりも「読みやすいフォント」を優先して設定するべきなのです。お洒落と実用性ってあまり共存できませんよね。お洒落なバッグの実用性って大抵最悪じゃないですか? フォントも同じです。
WordPress テーマのフォントをメイリオへ変更する手順
ここでは、WordPress テーマのフォントをメイリオフォント優先に変更する手順を例として紹介します。
親テーマ内にある「style.css」の「body」にフォントを決める命令文が記述されています(ほとんどのテーマはこの方式ですが、一部テーマでは異なる場合もあります)。
この親テーマ内の style.css に記述されている「body」を全てコピーします。
つづいて、子テーマ内にある「style.css」を開いて、そこへコピーした「body」を貼り付けます。貼り付けたら「font-family」をメイリオフォントを優先するように修正します。- 1font-family: "Arial","メイリオ", Meiryo,"MS Pゴシック","MS PGothic",sans-serif;
- 「4」の CSS をコピーして差し替えれば OK です。
- これで、WordPress ブログのフォントがメイリオフォントへ切り替わります。
WordPress テーマのレイアウトをいじる時には、レイアウト崩れなどのトラブル防止のために、親テーマは一切触らずに、子テーマへ変更箇所を記述するようにします。
今回はメイリオフォントへの変更例を紹介しましたが、font-family を変更することで好きなフォントへ切り替えることができます。他に変更したいフォントがあれば任意で差し替えてくださいね。
あとがき
今回は、WordPress ブログのフォントをメイリオフォントに変更するという例で、フォントの変更方法を紹介しました。
昨今のブログは、スマホからのアクセスが多いとは思いますが、それでも PC からのアクセスはゼロではないはずです。
PC からのアクセスが減ってしまえば困りますよね?
読みやすいフォントって結構重要なんじゃないかと思います。