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AdSense 居住者証明書の書き方と税務署での取得手続き方法

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AdSense の管理画面にある日突然「要ご対応: AdSense お支払いアカウントをご確認ください」という注意書きがポップアップするようになりました。ピンク枠で囲われているしきっと重要なのだろう…と確認してみると…。

税務情報を確認するために追加書類が必要です

税務情報を確認するために追加書類が必要です。税務情報が承認されるまでの間は、お客様の税法上の居住国でデフォルトで適用可能な税制が適用されます。

更に真っ赤に囲われてちょっと禍々しい注意アラートが表示されます。

この注意アラートを解消するには「居住者証明書」という税務署から発行される書類を AdSense に提出しなければなりません。今回は一連の対処方法を紹介します。

今回の記事内容

今回は「AdSense 居住者証明書の書き方と税務署での取得手続き方法」をわかりやすく丁寧に紹介します。

今後も AdSense 利用するために必須の手続き

税務情報を確認するために追加書類が必要です

この「税法上の居住地における追加の税務情報が必要」とはどういうことなのかというと、今までは AdSense の収益は米国の税務情報を提出するだけでした。

このアラートが届いたユーザーはシンガポールの税務情報を提出する必要があるため追加書類を提出しなさい・・・そういう内容のアラートです。

手続きをしないままでいるとどうなるのか?

手続き必須です

求められた書類を提出しないと不必要な源泉徴収が発生したり、収益支払いの保留などの不利益が発生してしまう可能性があるそうです。

税務署発行の「居住者証明書」という書類が必要になる

「AdSense 利用者本人の居住地が確認できる書類を提出」とあったので、免許証やマイナンバーなどをスキャンして添付送信すれば良いかと考え実行してみたのですが・・・。

税務情報を確認するために追加書類が必要です02

免許証・パスポート・マイナンバー、これらをスキャンした書類はすべて弾かれてしまい「ご提出いただいた書類の種類が Google が承認したものではない…」とやり直しを命じられてしまいます。

よく調べてみたところ、税務署が発行する「居住者証明書」という書類が必要だということがわかりました。

さて、その「居住者証明書」なる書類はどのようにして手に入れるのでしょうか?

居住者証明書は国税庁のホームページからダウンロードする

居住者証明書の申請用紙は税務署に行ってももらえません。

国税庁「居住者証明書の請求」ページ

国税庁のサイト「居住者証明書の請求」ページより申請用紙の PDF をダウンロードすることで取得できます。

居住者証明書の請求ページを開いたら少しスクロールすると「居住者証明書交付請求書・居住者証明書(租税条約等締結国用)」というリンクが見つかります。

居住者証明書交付請求書・居住者証明書(租税条約等締結国用)リンク

居住者証明書の PDF 申請用紙はこちらからダウンロードすることができます。

実際にダウンロードした居住者証明書はこんな感じです。

居住者証明書

この用紙に必要事項を記入して税務署に提出します(要印刷)。

重要ポイント

居住者証明書は必ず「2枚印刷」するようにしてください。税務署で同じ内容の居住者証明書を「2枚提出」することを求められます。1枚だけだと出直しを命じられ、無駄に税務署をいったりきたりする羽目になります。これが日本のお役所クオリティなのです。忘れずに2枚用意してくださいね。

居住者証明書交付請求書の書き方(記入方法)

AdSense に提出するための居住者証明書の書き方は以下のとおりです。実際にこの書き方で交付してもらっていますので、このとおりに記入すれば間違いありません。

居住者証明書の書き方(記入方法)

居住者証明書の書き方

  • ①:住民登録している市を管轄している税務署
  • ②:居住者証明書の交付請求をする日付
  • ③:日本語と英語で住所を記入。氏名はフリガナ・漢字・英語の順で記入。普段ちゃんと利用している電話番号
  • ④:日本語で「シンガポール」英語で「Singapore」と記入
  • ⑤:4つあるチェックボックスのうち上から3つまでチェックを入れる
  • ⑥:税務署交付の居住者証明書は1枚だけ必要なので「1」と記入
  • ⑦:英語で「Singapore」と記入

ここがポイント!

英語の住所は「君に届け」というウェブツールを利用すると良いです。

 

君に届け

 

郵便番号+番地を入力するだけで住所を英語仕様に変換してくれます。

▶ 君に届け

居住者証明書交付請求書を税務署に提出する

郵送でも申請できるようなのですが、ぼくは税務署に直接申請しに行きました(調べたら郵送よりも手間が少なかったので)。

本記事では記入した居住者証明書交付請求書を税務署に提出して居住者証明書を受け取るまでの流れを紹介します。

  1. 最寄りの税務署へ行き、記入した居住者証明書交付請求書(同じ内容を2枚)を提出して、更に必要書類を2枚ほど渡されるので記入します(住所と氏名を書くだけ)。
  2. 居住者証明書はその日には交付されません。ぼくの場合は「1週間後」でした。用意ができると税務署から電話がかかってきます。
  3. 税務署から電話がかかってきたら居住者証明書を税務署まで受取にいきます。※受取の際は免許証などの身分を証明するものが必要です。

これが居住者証明書を受け取るまでの流れです。

居住者証明書はスキャンして AdSense に提出します

税務署から受け取った居住者証明書は、スキャナでしっかりスキャンして AdSense の管理画面から添付して提出します。

居住者証明書はスキャンして AdSense に提出します

居住者証明書をスマホのカメラで撮影して、その画像を提出すると AdSense で承認されず、やり直しを命じられてしまいます(実際にやり直しを命じられましたので…)。

スキャナで取り込んだ居住者証明書を AdSense へ送信したら一発で承認されましたので、おそらくは「ちゃんとした書類の体裁をなしていないと駄目」なのだと思われます。

今はコンビニのコピー機にスキャンサービスがあるので、自前のスキャナを持っていない方はそういったサービスを利用してくださいね(セブンイレブンスキャンサービス)。

キタムラ

というわけで、今回は「AdSense 居住者証明書の書き方と税務署での取得手続き方法」を紹介しました。まだこのアラートが来ていないユーザーにも順次出るようになるみたいなので、出てきたら焦らずに対処してください。