USB 充電器(AC アダプタ)を買おうとしたとき、パッケージを確認するとワット数が記載されていないものが結構ありますよね。
例えば、こちらの USB 充電器のパッケージを見てください。
パッケージには 2.1A とアンペア数は記載されていますが、この充電器が何ワットで充電できるのかは記載されていません。表に書かれていない場合、大抵裏面にも記載されていないんですよね。
ワット数を基準に購入を検討したいユーザーもいるのではないでしょうか?
今回は「ワット数が記載されていない USB 充電器でも、簡単にワット数を確認できる計算方法」を紹介します。
USB 充電器のワット数(W数)を確認するための計算方法
ワット数が記載されていない USB 充電器のワット数を調べる計算方法は、次の通りです。
V(ボルト) × A(アンペア) = W(ワット)
USB 充電器には必ず「出力」項目が記載されています。
その「出力」に記載されている V(ボルト) と A(アンペア) を掛け算すると、W(ワット) を算出できます。
実際の USB 充電器を引き合いに出した計算例
計算例①
こちらの USB 充電器は出力に「5V」と「2.4A」が記載されています。
5V × 2.4A = 12W
この USB 充電器は「最大 12W 出力」だということを確認できました。
12W なので、スマホやタブレットは高速充電できるが、ノート PC は充電できない AC アダプタということがわかりました。
計算例②
こちらの USB 充電器は、PD 対応型(パワーデリバリー対応型)なので出力に複数の数値が記載されています。こういう場合は「一番大きな数値」で計算します。
出力には「20V」と「2A」が記載されています。
20V × 2A = 40W
この USB 充電器は「最大 40W 出力」だということを確認できました。
40W なので、ノート PC も充電できる AC アダプタだということがわかりました。
計算例③
こちらの USB 充電器は出力に「5V」と「1A」が記載されています。
5V × 1A = 5W
この USB 充電器は「最大 5W 出力」だということを確認できました。
5W なので、スマホやタブレットを高速充電することができない AC アダプタです。
こちらはリチウムイオンバッテリーを痛めたくない場合や低電力推奨の機器を利用するために使う AC アダプタですね。
あとがき
パッケージに W(ワット)数が記載されていなくても、大抵の場合「出力」の V(ボルト) と A(アンペア) は裏面に記載されているはずです。そのため、その場で計算すれば W 数を調べることができます。
スマホやタブレットを高速充電(急速充電)したい場合は、10W 以上 のアダプタを選んでください。
ノート PC は 30W 以上 で充電できます。ただし、30W では機種によっては低速充電になるため、40W 以上 のものを選ぶのがベストかもしれません。
というわけで、今回は 「ワット数が記載されていない USB 充電器でも、簡単にワット数を確認できる計算方法」 の紹介でした。