不在着信で「0570」から始まる電話番号からかかってきていたことありませんか?
最近、企業のサービスに電話相談しようとしたら窓口の電話番号が「0570」から始まる番号ということが増えてきました。
この「0570」から始まる番号は、市外局番ではありません。「0570」から始まる電話番号は「ナビダイヤル」と呼ばれる「電話をかけた側に料金を負担させる電話番号」です。
本記事では「0570 から始まる電話番号(ナビダイヤル)」について紹介します。
今回は『0570 から始まる電話番号「ナビダイヤル」の特徴と電話料金』を紹介します。
目次
0570 から始まる電話番号「ナビダイヤル」とは?
0570 は、市外局番ではありません。
0570 から始まる電話番号は「ナビダイヤル」と呼ばれる電話番号サービスです。
最近では、企業のコールセンターやお問い合わせ相談窓口の代表電話番号としてよく使われてきています。
市外局番ではないということでフリーダイヤルに似ていますが似て非なるものです。
フリーダイヤルは電話をかけた側の通話料が無料なのに対して、ナビダイヤルは電話をかけた側に通話料金を 100% 負担させる有料電話回線です。
電話をかけた側に料金を負担する点は普通の通話とかわりませんが、ナビダイヤルの通話料金は普通の電話と比べて「通話料金が少し高め」に設定されています。
0570(ナビダイヤル)の通話料金
ナビダイヤルの通話料金は、固定電話などの一般回線と携帯電話から電話をかけた際の通話料が異なります。
以下、ナビダイヤルに設定されている 3分間 の通話料金です。
一般回線(固定電話など)から発信された場合の通話料
一般回線でのナビダイヤル料金は通話先までの距離に応じて通話料が加算される仕組みです。
県内通話料金(区域内) | |||
距離区分 | 平日昼間 | 夜間・休日 | 深夜・早朝 |
区域内 | 9.35円 | 9.35円 |
県内通話料金(区域外) | |||
距離区分 | 平日昼間 | 夜間・休日 | 深夜・早朝 |
隣接・20kmまで | 22円 | 22円 | |
~60kmまで | 33円 | 33円 | 22円 |
60km超 | 44円 | 33円 |
県間通話料金(県と県をまたいで通話する場合) | |||
距離区分 | 平日昼間 | 夜間・休日 | 深夜・早朝 |
隣接・20kmまで | 22円 | 22円 | |
~30kmまで | 33円 | 33円 | |
~60kmまで | 44円 | 33円 | |
~100kmまで | 66円 | 44円 | 33円 |
100km超 | 88円 | 77円 | 44円 |
携帯電話から発信された場合の通話料
携帯電話からのナビダイヤル発信にかかる通話料は距離関係なく一律です。
距離区分 | 平日昼間 | 夜間・休日 | 深夜・早朝 |
全国一律料金 | 99円 | 88円 | 88円 |
平日昼間に携帯電話でナビダイヤルへ電話をかけて10分通話したら330円ほどの通話料金が発生することになるんですね。
ナビダイヤルはガイダンス時から通話料が発生します
0570 から始まるナビダイヤルに電話をかけると最初に、
ガイダンス
ナビダイヤルへおつなぎします…
という音声ガイダンスが流れます。
ナビダイヤルは「このガイダンスが流れた瞬間から通話料金が発生」します。
0570(ナビダイヤル)はカケホーダイに対応していません
0570 から始まる電話番号「ナビダイヤル」は、携帯電話の国内通話24時間無料・5分間無料・10分間無料などの「カケホーダイ」のプランには対応していません。
これはすべての通信会社のカケホーダイプランに当てはまります。
携帯電話のカケホーダイプランを契約していても 0570 番号へ電話をかければ「必ず通話料が発生する」ので注意してくださいね。
最近では 0570 からかかってくる迷惑な営業電話もあります
0570 から始まる電話番号は、料金さえ支払えば誰でも簡単に契約できてしまうので、迷惑な営業電話をする業者が利用しているケースが多くなってきているのが現状です。
自分から企業のコールセンターやお問い合わせ相談窓口に発信する分には問題ありませんが、0570 電話番号からかかってくる電話は営業電話である可能性が高いので注意してください。
あとがき
今回は「0570 から始まる電話番号(ナビダイヤル)の特徴や通話料金について」紹介しました。
ぶっちゃけ、0570 電話番号への発信は普通の通話よりも少々割高なので、相談窓口などへ電話をかける際には、他に市外局番やフリーダイヤル番号が無いか探してみてください。
どうしても他の番号が無い場合はナビダイヤルへ発信する…という感じでしょうかね。
また、0570 電話番号からの着信はあまり受けるべきじゃないと個人的には思います。営業電話率が高いですから~。もちろん折り返しの電話を待っている時は別ですよ。
以上でございます。