最近になって Microsoft Edge に突然現れるようになった「Bing 検出」のアイコン。
最近話題の AI チャットツールの Bing 版で「AI を利用した応答エンジン」ということで、この Bing 検出アイコンが Microsoft Edge のアップデートと共に強制追加されました。
大変遺憾なことに、この Bing 検出アイコンがデフォルトの設定となっており、任意で非表示の処理をしない限りずっと出っぱなしとなります。
Bing 検出アイコンにマウスカーソルが合わさるだけで、上の画像のように自動的に AI チャットサイドバーが出てきます。この動作が目障りで邪魔に感じる方がいるのではないでしょうか?
Bing 検出アイコンは本記事の以下の手順を行うことで簡単に非表示にできます。
今回は「Microsoft Edge ツールバーの Bing 検出アイコンを非表示にする方法」を紹介します。
Bing 版の AI チャットは専用のサイトから利用できる
Microsoft Edge の Bing 検出アイコンを非表示にしたとしても、同じ AI チャットが利用できる専用のウェブページがあるのでまったくもって困ることはありません。
以下のリンクから Bing 版 AI チャット専用のウェブページにアクセスできます。
Microsoft Edge でウェブページにアクセスしたら「今すぐチャット」ボタンを押すと、Bing 版の AI チャットを利用することができます(Edge 以外のブラウザでは利用できません)。
準備:Microsoft Edge を最新版へアップデートしよう
Bing 検出アイコンの非表示は Edge のバージョン次第
Bing 検出アイコンの表示・非表示を設定から切り替えられるようにできるのは、Microsoft Edge のバージョンが「111.0.1661.54」からとなります。
Edge のバージョン 111 の末尾が「54」以下のバージョンだと、Bing 検出アイコンの表示・非表示の切り替えができないので Edge を最新バージョンへ更新する必要があります。
上の画像はEdge のバージョン 111 の末尾が「54」なので、Bing 検出アイコンの表示・非表示の切り替えに対応しています。
上の画像の Edge はバージョンの末尾が「51」なので、Bing 検出アイコンの表示・非表示の切り替えには非対応です。
Edge を最新バージョンに更新する手順
Microsoft Edge が最新バージョンなのか確認する手順と最新バージョンへ更新する手順は以下のとおりです。簡単なのでサクッと確認&更新をしちゃってください。
Edge 右上の「…」アイコンをクリックします。
出てきたメニュー内の「設定」を選択します。
左サイドバーの「Microsoft Edge について」をクリックすると、バージョン情報が表示され、自動的に更新プログラムのチェックが開始されます。
Edge が最新バージョンではなかった場合は、自動的に更新プログラムがダウンロードされます。ダウンロード後は「再起動」ボタンを押すと、Edge が再起動して最新バージョンへと更新されます。
Bing 検出アイコンを非表示にする手順
Edge のバージョン 111 の末尾が「54」以上であれば、Bing 検出アイコンの表示・非表示の切り替えに対応しているので、以下の手順で簡単に非表示にできます。
Microsoft Edge を起動して右上にある「…」アイコンをクリックします。
出てきたメニュー内にある「設定」を選択します。
左サイドメニューの「サイドバー」をクリックすると表示される、アプリと通知の設定項目にある「検出」をクリックします。
検出の表示項目のスイッチが「オン」になっているのでクリックして「オフ」に切り替えます。
検出の表示項目のスイッチが「オフ」になると、Edge ツールバー右上にあった Bing 検出アイコンが非表示になります。スイッチをオンにすれば Bing 検出アイコンを再表示させることができます。
あとがき
Microsoft が新機能を追加してくれること自体はぜんぜん良いのですが、機能のオンオフを設定しないで強制的に使わせようとする暴挙をよく行うんですよね…。
今回は Edge のアップデートで表示・非表示を切り替えられるようになりましたけど。
というわけで、Bing 検出アイコンが邪魔&目障りというユーザーさんは本記事を参考にサクッと非表示にしちゃってくださいね。