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Windows 11 自動で一時データなどのゴミを削除してくれる便利機能「ストレージセンサー」を有効化しておこう

Windows 11 自動で一時データなどのゴミを削除してくれる便利機能「ストレージセンサー」を有効化しておこう

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Windows 10 から標準搭載された「ストレージセンサー」という便利機能があります。引き続き Windows 11 にもこの「ストレージセンサー」が標準搭載されています。

このストレージセンサーとは、有効化しておくだけで、パソコンに堆積した一時データなどのゴミを定期的に自動削除してくれて、パソコンストレージの空き容量を増やすことができる機能です。

パソコン内のお掃除ロボット「ルンバ」的な機能が「ストレージセンサー」でしょうか。

これは Windows 11 PC を購入したらすぐに有効化しておくべき必須機能のひとつです。

今回の記事内容

今回は『Windows 11 自動で一時データなどのゴミを削除してくれる便利機能「ストレージセンサー」を有効化しておこう』という内容でお送りします。

Windows 11 ストレージセンサー機能とは? 効果の紹介

ストレージセンサー機能とは?

Windows 11 のストレージセンサー機能とは、C ドライブ(OS が搭載されているメインストレージ)の空き容量を効率的に管理するための便利な機能です。

ストレージセンサー機能は有効化することで、C ドライブの不要なファイルを自動的に削除してくれます。

ストレージセンサー機能の具体的な効果

ストレージセンサー機能で設定できる具体的な効果は以下の4つの項目です。

  • 一時ファイルを自動削除する
    一時ファイルやキャッシュ、アプリケーションの使用中に一時的に作成されるファイルを削除する効果。家掃除でいう勝手に溜まるチリやホコリの掃除みたいなもの。
  • ごみ箱のファイルを自動削除
    ごみ箱に移動したファイルが、指定した期間を経過した時に自動的に削除されます。
  • ダウンロードフォルダ内のファイルを自動削除する
    ダウンロードフォルダ内にあるファイルが、指定した期間を開かれないまま存在していた場合、自動的に削除されます。
  • OneDrive との同期を一部解除(オンデマンドの解除)
    OneDrive と同期されたフォルダ(ファイル)で、指定した期間を開かれなかった場合は、自動的に同期が解除され、PC 内から削除されます。OneDrive 内からは削除されませんので安心してください(オンライン専用になる)。

キタムラ

これらの設定項目は、すべて任意で有効・無効を設定できます。項目の設定内容をコントロールすることで C ドライブの空き容量を効率的に管理できるわけです。

ストレージセンサーを有効化する手順

  1. Windows 11ストレージセンサーを有効化する手順01
    タスクバーのスタートボタンをマウス「右ボタンクリック」するとクイックメニューが表示されます。メニュー内の「設定」を選択します。
  2. Windows 11ストレージセンサーを有効化する手順02
    左サイドメニューから「システム」を選択後、「ストレージ」をクリックします。
  3. Windows 11ストレージセンサーを有効化する手順03
    記憶域の管理 項目にある「ストレージセンサー」をクリックします。
  4. Windows 11ストレージセンサーを有効化する手順04
    ①:一時ファイルを自動削除するかどうかの設定
    ここはかならずチェックを入れてください。

    ②:ストレージセンサーの有効無効のスイッチ
    クリックして「オン」にしてください。

    ③:ストレージセンサーを実行するタイミング
    「毎日 / 毎週 / 毎月 / ディスクの空き容量が少なくなったら」から選べます。おすすめは「毎週」か「毎月」。

    ④:ごみ箱のデータを自動削除するタイミング
    「実行しない / 1日 / 14日 / 30日 / 60日」から選ぶことができます。既定の「30日」がおすすめなので、そのままで良いです。

    ⑤:ダウンロードフォルダ内のファイルを自動削除するタイミング
    「しない / 1日 / 14日 / 30日 / 60日」から選ぶことができます。既定の「しない」のままでも良いですし、自動削除して欲しいなら日数を設定。

    ⑥:OneDrive 同期(オンデマンド)を自動解除するタイミング
    「実行しない / 1日 / 14日 / 30日 / 60日」から選ぶことができます。筆者は「実行しない」に設定していますが、期間を設定しておきたいなら既定のままがおすすめ。

  5. Windows 11ストレージセンサーを有効化する手順04
    これで「ストレージセンサーのスイッチ」を「オフ」にしないかぎりは、永遠に設定したタイミングで一時データなどのゴミを自動で掃除してくれるようになります。
ここがポイント!

Windows 11ストレージセンサーを有効化する手順05

 

ストレージセンサー設定項目内の一番下にある「今すぐストレージセンサーを実行する」ボタンを押すと、設定したストレージセンサー実行期間を無視して、設定されている「ストレージセンサー項目を即時実行」できます。

あとがき

パソコンは使えば使うほど、一時データのようなゴミデータがどんどん蓄積されていきます。それがパソコンが遅くなる原因にもなったりします。

Windows 8.1 までは一時データのようなゴミは定期的に「手動」で削除しなければいけませんでしたので、ストレージセンサーは本当に便利で重宝する機能だといえます。

ストレージセンサーは、Windows 11 を利用するなら絶対に有効化すべき機能なので、ぜひぜひ忘れずに有効化しておいてくださいね。