うちには年配の母宛に「詐欺の手紙」がよく届きます。月に2~3通は届くのかな?
母は、手紙が届く度に「これって大丈夫かな? 払わなくても平気?」と尋ねてくるのですが、決まっていつも「ハガキできてるものは全部詐欺だよ」と一蹴しております。
本来はもう内容を確認するまでもないですが一応確認してあげています。
最近では「法務省管轄支局 訴訟最終告知通達センター」なるよくわからない場所から届く、「消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ」というこれまた全然要領を得ない内容の詐欺手紙が流行っているようです。
今回はそんな詐欺手紙が詐欺かどうか簡単にわかる確認方法を紹介します。
目次
最近うちによく届く詐欺ハガキはこちら
月に2~3通届きますねこれ。
「消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ」って一体何よ?
貴方の利用されていた契約会社、もしくは運営会社側から契約不履行による民事訴訟として訴状が提出されましたことをご通知いたします。
うん、まず契約会社、もしくは運営会社側って相当におかしいよね。どこの会社? 契約会社なの? 運営会社なの? なんで訴状を提出した会社の名称が明記されていないの?
そもそもなんのサービスに対して不履行が発生したんだい?
なんの消費料金に関する訴訟なんだい?
のっけからおかしい文章全開ですよこれ。
そうそう、これにつていての山梨県警察のツイートも話題になりましたよね!
【抵抗力】架空請求ハガキを受け取ったことがありますか?▶一度見ておけば、抵抗力がついて詐欺を見破れます(ハガキはツッコミどころ満載)▶でも、始めて見た人は驚いてだまされてしまいます▶だから皆さん、このツイートを家族等と共有し、詐欺への抵抗力を高めてください▶だまされないために◀ pic.twitter.com/C3lj5qm40A
— 山梨県警察 (@YamanashiPolice) December 27, 2017
もう最初から最後までツッコミどころしかないこの詐欺ハガキ。
その1:裁判・訴訟関連の通知はハガキでは絶対にこない
詐欺かどうかわかるポイントその1「訴訟関連の通知はハガキでは絶対に来ません」。
裁判などの訴状は必ず「特別送達」で「封筒」にて届きます。
こんな大事なものを誰でも読めちゃうようなハガキにこんな印字ズレを起こしているような安っぽい印刷で送ってきませんからっ!!
だから、「裁判・差し押さえ・訴訟・訴状・執行」などのワードがハガキの文面に記載されていれば「はい、アウト!これ詐欺ね」と一発でわかるわけです。
他にも、「クーリングオフ・契約解除・債務免除・債権譲渡」などなど、法的な要素が含まれるような重要な書類は必ず、内容証明ということで封筒で届きます。絶対です。
裁判・訴訟などの通知はハガキでは絶対に来ません。もしハガキでそんな文面のものが届いたならば、それは 100% 間違いなく詐欺です。
その2:法務省管轄支局ってどこ? そんな施設あるんかい?
ハガキに記載されている施設名称や組織名称をインターネット検索してみると詐欺かどうかが一発でわかるんですよっ!
例えば今回のハガキの「法務省管轄支局」で検索してみると・・・
名称を入力して検索するだけで、詐欺だとわかる検索結果が出てきます。はい詐欺決定!
つづいて「訴訟最終告知通達センター」でも検索してみましょう。
はい、これも詐欺だよ~って検索結果に沢山でてきます。
この2つの見分け方を知っているだけで簡単に詐欺手紙だということがわかるのですっ!!
詐欺だとわかったけど、どうやって対処すればいいの?
一番良い対処方法は「無視」することです。
この詐欺手紙を送りつけてきている連中は手ぐすね引いて「カモが連絡してくるのを待っている」だけで、相手から連絡してくることは一切ありません。
無視を決め込む。これが一番の対処方法です。
どうせこの手の手紙はまた来ますし・・・。
もしも(無いとは思うけど)、電話で連絡が来たとか、なんか実害があった場合は1秒でも早く警察に電話です。そこは絶対にためらってはダメです。即行動あるのみ。
まあ、うちではいつも「やぶってポイ」ですね。
あとがき
詐欺手紙は、言葉を変えてあの手この手であなたの心を揺さぶってきますが、今回紹介した2つの見分け方を覚えておけば怖いことは何もありません。
無視ですよ!無視っ!!
というわけで、今回は「詐欺手紙が詐欺かどうか簡単にわかる確認方法」を紹介しました~! 心健やかにお過ごしくださいねっ!!