日本で最初に開通したというサイクリングロード「金目川サイクリングコース」。
金目川サイクリングコースは、神奈川県平塚市にあり、総距離が「約17km」。
緑豊かな自然と田園地帯に囲まれて、山々が並ぶ美しい景観と、ところどころで観ることができる大きい富士山。のんびりゆったり自転車をを楽しむためのサイクリングコース。
今回は、日本で最初のサイクリングロード「金目川サイクリングコース」を自転車で走ってきたのでレポートします。
金目川(かなめがわ)サイクリングコースとは
日本で最初に開通した自転車道
金目川サイクリングコースは、神奈川県平塚市にあるサイクリングロードで、日本で最初に開通した自転車道といわれています。金目川は「かなめがわ」と読みます。
開通したのは、1967年(昭和42年)と半世紀も前。当時の日本は経済成長著しく、実用面でのみ利用されていた自転車が、スポーツや趣味を楽しむ乗り物として注目され、ブームになったそんな時代。
平塚市が先駆けて日本で最初のサイクリングロードを開通させました。
参考資料
金目川サイクリングコースの全長
国道134号線沿いの相模湾河口付近からスタートして、金目川沿いと鈴川沿いを走る全長約17km のサイクリングロードです(Google マップでのざっくり計測)。
途中で昼休憩を挟んでのんびり走行しても3時間ほどで1周まわれるコンパクトさです。
遠くの山々を臨みつつ近距離は田園風景がメインとなるコースが基本ベースで、急な上り坂はありません。土日祝日でもさほど混まない穴場サイクルスポットだと思います。
実際にぼくは、4月の良い陽気の日曜日に金目川サイクリングコースを走りましたが、散歩する人は居ても、自転車でサイクリングする人は少なかったです。
自然豊かな川沿いの道をのんびりゆったりとサイクリングできます。日々の仕事や喧騒にお疲れの方にはかなりおすすめのリラックスサイクリングコースだと思いますね。
そうそう、この金目川サイクリングコースは、以前 NHK の自転車旅番組「にっぽん縦断 こころ旅」でも紹介されて、火野正平さんが元気よくサイクリングしていました。
にっぽん縦断 こころ旅 – NHK
実際に自転車してみた「金目川サイクリングコース」
順路通りに進んでいきます。写真を交えたレポートをお楽しみください。
①:スタート地点
金目川サイクリングコースのスタート地点は、国道134号線沿い「花水川橋」の脇にあります。しろいガードに囲われた小道。右にある河川が「金目川」です。
スタート地点入り口の目印は、国道134号線沿いの「ガスト」です。そのすぐ側に金目川サイクリングコースのスタート地点があります。
スタート地点から入ってすぐに、金目川サイクリングコースの案内図があるので(結構ボロい)、ここでコースをしっかり撮影しておくなり確認しておくなりすると良いです。
金目川サイクリングコースは、所々に案内標識が設置されています。紛らわしい箇所に差し掛かると写真のように案内標識でコースの方向を教えてくれます。
走行中に「このルートで合っているのだろうか?」と思ったら案内標識を探してみてください。
②:第1チェックポイント「吾妻橋」までは1本道
スタート地点からしばらくは金目川に沿った細い道が続きます。
この日は雨の降った次の日だったので、水たまりやぬかるみがあって切なかった・・・
実際にこの付近を走行した動画を用意しました。
スタート地点から第1のチェックポイント「吾妻橋」までは 6km 強の距離があります。川沿いをひたすら走っていく1本道なので景色を楽しんでいきましょう。
スタート地点からまだほど近い場所には、桜並木のトンネルをくぐる風情のある道があります。桜の季節は見事なんだろうな…と思いを馳せると共に混むんだろうな…と想像してゲンナリしてみたり…。
スタートから 4km 地点当たり、新幹線の高架下をくぐると風景が一変します。
ここまでは、右手が金目川、左手は住宅や公園だった景色が・・・
新幹線の高架をくぐったら田園風景ベースのサイクリングコースへと変貌します。右は変わらず金目川ですが、左は広い田園風景が広がります。
よく晴れた日であれば、左側の田園風景の向こうには大きな富士山が臨めます。高い建物がまったくないのでバッチリ富士山をおがむことができます。結構大きいですよ。
ここから 1km ぐらいは左側に富士山を臨みながらサイクリングできます。
富士山スポットからしばらく進むと「小田原厚木道路」の高架あります。そこをくぐると第1チェックポイントの「吾妻橋」まですぐです。
第1チェックポイントである吾妻橋に到着です。
ここからは、一旦金目川からはそれて、第2チェックポイントの「鈴川沿いのサイクリングコース入り口」を目指します。
③:第2チェックポイントの「鈴川沿い」を目指す
吾妻橋を渡り、吾妻橋信号を越えると第2チェックポイントまでのスタート地点です。
ここから 1km ちょっとの第2チェックポイント「鈴川沿いのサイクリングコース入り口」を目指します。
大畑橋の手前に細い脇道があります。ここが第2チェックポイント「鈴川沿いサイクリングコースの入り口」です。
金目川サイクリングコースは、金目川からそれて 4km ほど鈴川沿いもコースに入っています。金目川沿いよりも圧倒的に人が少ない静かなコースなので…ひかえめにいっても気持ちが良いですよ。
④:鈴川沿いのサイクリングコース
鈴川沿いのサイクリングコースは、田園風景がメインの大変のどかなルートです。晴天の日曜日でしたが滅多に人とすれ違うことがない本当に気持ちのよい道。
右手には鈴川で、左側は田園風景が広がる、なんとも開放的なサイクリングコースです。
実際にこの鈴川沿いのコースを走行中に撮影した動画を用意しました。
鈴川沿いのコースは、後ろを向くと、ななめ背後に大きな富士山を臨むことができます。しばらく富士山に追いかけられるようなサイクリングが楽しめます。
金目川サイクリングコースの第2富士山スポットでございます。
鈴川沿いは本当に人が少なくのどかで、川沿いには木陰や公園がちらほらとあります。途中に少々開けた木陰があったので、ここでお昼休憩をとることにしました。
この日は結構気温が高かったので木陰が涼しく、川沿いの爽やかな風が気持ち良い。コンビニで買ったサンドイッチやおにぎりですが普段よりも美味しく感じます。
一緒にサイクリングしていた妻と鈴川を眺めながらランチタイム。
鈴川沿いコースにも新幹線の高架があります。この高架をくぐったら第3のチェックポイントまですぐです。
下之宮橋を見つけたら、ここが第3のチェックポイント。
ここで鈴川沿いとはお別れです。
⑤:第3のチェックポイント「住宅地を越える」
下之宮橋のすぐ手前に、住宅地に入っていく小道があります。
鈴川沿いから離れて、金目川沿いのコースに合流するために住宅地を突っ切ります。
金目川を目指して住宅地を突っ切ります。住宅地ですが普通に「金目川サイクリングコース」の案内標識が立っています。
この道をひたすら真っ直ぐ進みます。左側に自動車学校が見えてきたら最後のチェックポイントまであと少し。
⑥:最後のチェックポイント「金目川と合流」
新霞橋交差点の信号が見えたら、そこから「新霞橋」を渡ります。
新霞橋を渡ると、② で通過した金目川沿いのサイクリングコースに合流します。
目印は「やきとり専門店 のぶちゃん」です!
ここまで来ると、スタート地点が一転して今度はゴール地点になります。あとは ① と ② で1度通過してきたコースをゴール地点へ向けて自転車を走らせるだけです。
この新霞橋からゴール地点までは大体 3km ほどだと思います。
1度通過しているとはいえ、逆向きになるので行きとは違った風景に見えますよ。
⑦:金目川サイクリングコースのゴール
スタート地点へ再び戻って来たら金目川サイクリングコースのゴールです!
お疲れ様でした。ほどよく良い汗をかいたのではないでしょうか?
あとがき
ゴール地点の側にある信号から国道134号線を渡れば、そこはすぐ相模湾です。
海岸線が見える防波堤まで自転車で入れるので、海を臨んでから帰れば、本日のサイクリングは青空・山・川・陸・海を臨んで地球を制覇です!(笑)
ぜひ最後は相模湾を臨んで、金目川サイクリングコースを締めくくってから帰路についてくださいねっ!
というわけで、今回は『日本で最初のサイクリングロード「金目川サイクリングコース」を実際に自転車で走ってきたレポート』を紹介しました。