仕事で友人へ少々容量の大きなファイルを渡したい時に、メールでは添付ファイルの容量制限があるので渡せないことがあります。
そういった場合には、大容量のデータを送信できる「ファイル転送サービス」を利用すれば万事解決で容量の大きなファイルを相手に渡すことができます。
ユーザー
でも、そういうファイル転送サービスってお高いのでは? 月額とか利用料がかかるんじゃないの? そんな予算はないんだけど・・・
安心してくださいっ! 本記事で紹介するファイル転送サービスは「全て無料」で使うことができます!!
今回は「無料で大容量のデータを送信できる4つのおすすめのファイル転送サービス」を紹介いたします。
目次
ファイル転送サービスとは?
ファイル転送サービスとは、メールで送れないような大容量のファイルを一定期間だけ保管してくれて、発行された URL にアクセスすることで、URL を知っている人なら誰でも保管されたファイルをダウンロードすることができる。
大容量ファイルを一定期間だけ保管できる倉庫みたいなものです。
ファイル転送サービスを利用したファイルは、一定期間が経過すると自動的にそこから削除される仕組みです。この仕組がクラウドと異なるところですね。
長期のデータ保管はできませんから、メールに添付できない大きなファイルを人に渡す用のサービスと言ってさしつかえないでしょう。
それでは、以下から「無料で大容量ファイルを転送できるおすすめのサービス4つ」を紹介します。
その①「データ便」
データ便は福岡本社の「株式会社ファルコ」が運営する無料のファイル転送サービスです。
有料プランのファイル転送サービスは、転送容量と安全面が大幅強化されているので、多くの企業がビジネス利用しています。比較的安価な月額も導入しやすいポイント。
とはいえ、無料プランもしっかり暗号化通信されていますし、最低限の安全性は確保されています。転送容量は少なめですが安心安全がピカイチのファイル転送サービス。
データ便 無料プランの特徴
- 1回の最大転送容量:500MB(無料会員登録で 2GB)
- データ保存期間:1時間~3日間で設定
- パスワード設定可能
- 相手がダウンロードしたかどうかのメール通知機能
- 相手がダウンロードする際に許可が必要な機能(誤送信でも安全)
その②「ギガファイル便」
ギガファイル便は長野本社の「株式会社ギガファイル」が運営しているファイル転送サービスです。
1ファイル 200GB の超大容量が無料で送信できるすごいオンラインストレージです。もちろん商用利用も OK。ぼくも動画を渡す等で幾度となくお世話になっていますね。
有料プランはありません(潔い)。
ギガファイル便の特徴
- 1回の最大転送容量:300GB
- データ保存期間:3日~100日間で設定
- パスワード設定可能
- 複数のファイルやフォルダを zip にひとまとめにして1回分で送信可能
- ダウンロード URL をサービスからダイレクトに相手メールに送信
iOS アプリ限定ですがスマホ用の便利データ転送アプリもあります(Android 不可)。
ギガファイル便
GIGA FILE, K.K.無料posted withアプリーチ
その③「firestorage(ファイアストレージ)」
firestorage は東京本社の「ロジックファクトリー株式会社」が運営するファイル転送サービスです。
無料版の転送容量は 2GB と必要十分。ファイル転送サービス界では結構老舗の部類に入ると思います。何を隠そう、ぼくが初めて利用した転送サービスはここです。
データ保存期間が1時間~7日間と、期間設定がとても使いやすいのも好ポイント。
有料プランもあって、サブスク契約すると非広告・1度の転送容量増加・安全面などの出来ることが大幅に増加します。
firestorage 無料版の特徴
- 1回の最大転送容量:2GB
- 同時に20ファイルまでのアップロードが可能
- データ保存期間:1時間~7日間で設定
- パスワード設定可能
- 複数のファイルやフォルダひとまとめにして1回分で送信可能
その④「おくりん坊」
おくりん坊は東京本社の「ビット・パーク株式会社」が運営するファイル転送サービス。
有料プランは無く、無料のみですが、無料会員登録をすると 500MB から 2GB へ転送容量増量などの特典がついてきます。
尖った特徴はなく、レイアウトも機能も大変シンプル。シンプルが一番というユーザーさんにはかなり使いやすいと思います。
おくりん坊の特徴(非登録版)
- 1回の最大転送容量:500MB
- データ保存期間:7日間のみ
- 30回のダウンロード回数制限(30回ダウンロードされると期間内でも削除)
転送サービスに保存したファイルをメールに添付する手順
どのファイル転送サービスにも共通して、ファイルを転送すると「ワンタイムの URL」が発行されます。
その URL をコピーしてメール本文に「ダウンロードはこちらからお願いします」などの言葉を添えて貼り付けておきます。
相手が URL へアクセスすると、
ダウンロードページが開き、そこからファイルがダウンロードできる仕組みです。また、このワンタイム URL はファイル保管期限が過ぎれば自動的に利用できなくなります。
とても簡単に大容量ファイルの受け渡しができるんですよっ!
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あとがき
メールには送受信できないような大容量のファイルでも受け渡しができる便利なファイル転送サービス。無料のものでも十二分な働きをしてくれます。
もちろん様々な事情を考慮して有料のものを利用するのも良いでしょう。
クラウドとは違い一定期間の保管だというファイル転送サービスを特性をうまくつかって、快適かつ効率の良いデータ受け渡しを行ってみてくださいね。