最近では「おうち時間の楽しみ方」のひとつに「DIY で ものづくり」がにわかに流行っていると耳にします。
ホームセンターを覗けば、わりと簡単にオーダーメイドの家具が作れてしまう、組み立てやすく加工された木材なども販売されており、DIY が人気なのだと改めて感じます。
自分もそんな「おうち時間の楽しみ方 → DIY をやってみよう」の流行りという波に乗っかって、素人でも簡単にオーダーメイド家具が自作できる「加工木材」と「ニトリ家具」を組み合わせた「オーダーメイドシステムデスク」を作ってみました!
今回は「木材とニトリ用品を組み合わせて DIY!オーダーメイドシステムデスクを自作」したので作品の紹介ブログです!
目次
DIY オーダーメイド家具を自作するメリット・デメリット
まずは、今回自作したオーダメイドシステムデスク完成形はこんな感じです(上画像)。
ホームセンターで手に入る棚溝加工されたパイン集成材の支柱と棚板、お値段以上「ニトリ」の比較的安価だけど丈夫なデスクを組み合わせて、家族の収納棚 兼 作業デスクとして仕上げました。
今回、素人のぼくが DIY でオーダーメイドシステムデスクを自作して、既製品と自作とを比べてみて感じた「メリット・デメリット」を挙げてみます。
DIY オーダーメイド家具を自作する「メリット」
- 設置場所に合わせた「理想のサイズ」の家具作成ができる
DIY オーダーメイド家具を自作するメリットは、この1点に尽きると思います。やはり設置場所に「理想通りきっちりハマる」というのは、見た目的にもスペース的にも使い勝手的にもとても素晴らしいこと。なによりも心が気持ち良いです!!
これは既製品の家具では出来ない自作だからこその大きなメリットだと思います。
DIY オーダーメイド家具を自作する「デメリット」
- 自作のほうが既製品に比べて割高になる(材料費など)
- 電動ドライバーなどの工具がない場合は別途用意する必要がある
- “自作” なので既製品よりも組み立てるのに労力がいる(楽しいけどね)
- 自分で設計図をひいてから材料を揃える必要がある
自作のデメリットはこんな感じでしょうか。
既製品と比べると、木材が結構お値段するので、理想のサイズの家具を実現できる代わりに既製品よりも費用が割高になるというイメージかな。
まずは設計図をひいてみる
まずは、DIY でどのぐらいのサイズのシステムデスクを作成するのか? 設計図をひきます。部屋のサイズを測りながら正確な幅を記載していきます。
幅を適当にしてしまうと木材が無駄になりますので設計幅は正確に測ってくださいね。
ぼくは手書きで方眼ノートにボールペンで、わりとざっくり目に記入しています。設計図は本当に大事なので、DIY する際には必ず作成します。
ホームセンターで木材を購入
設計図が完成して幅におかしな部分がなければ木材を買いに行きます。
木材は、ホームセンター「カインズホーム」にて販売されている、「パイン集成材の支柱と棚板」を購入しました。
カインズホームのパイン材支柱には、棚板をはめることができる溝加工がされているので、素人でも真っ直ぐ正確な棚板を配置することができるのでおすすめです。
木材と一緒に、棚板を留める「木ネジ」も忘れずに購入しましょう。
カインズホームは木材カットの有料サービスがあります(棚板1枚カット50円)。購入木材を設計図の幅にあわせたサイズにカットしてもらいます。
とても正確に美しく木材をカットしてくれるので、DIY 用の木材は購入時にそのままの流れでカットしてもらうのが一番です。自分でやるよりも断然コスパが良いですよ。
ニトリ製の安価で丈夫な組み立てデスクを購入
カインズホームで買ったパイン集成材の棚板をデスクにするのは、強度に問題があるので、ニトリで販売されている「組み合わせフリーデスク プレフェ」の 140cm デスクをあらかじめ購入しておきました。
このニトリデスクを棚とドッキングさせてシステムデスクにします。
ニトリ「プレフェ」は、分厚く丈夫な天板と脚が別々で販売されていて、比較的安価で購入することができます。今回の 140cm サイズでも脚含め6000円程度とお安いです。
別途買った脚は、天板のネジ穴に脚から出ているネジを回し入れるだけの簡単組み立て。
いざ DIY! システムデスクの作成開始です!!
DIY に必須の電動ドライバー
ひたすらネジ止め作業を行うので、電動ドライバーは必須。人力のハンドドライバーなんて使おうものなら握力がなくなりますし、作業がいつまでたっても終わりません。
素人の日曜大工程度なら高儀の安い電動ドライバーで十分です。安くても有線式なので十分なパワーがあります。
電動ドライバーには、プラスドライバーとドリルのビットが1つずつ付属していますが、ネジ山とサイズが合わないこともあるので、別途ビットも用意しておくと安心です。
ブルーシートを敷いて木材を準備
木材などの硬いものでフローリングを傷めないように、ブルーシートを敷いてから木材やその他の工具や材料を置いていきます。
ニトリのデスクを挟み込むように棚支柱を立てます
ニトリのプレフェデスクを配置。このデスクを挟み込むように棚を組み立てていきます。
ニトリデスクの天板と棚支柱にドリルで軽く穴を穿ってから、電動ドライバーでネジ留めをして支柱と天板をドッキングさせます。
ニトリデスクの天板が超丈夫なので、硬くてネジ留めはちょっと大変でした。
ネジ止めの際には、支柱の幅が棚板の奥行き幅と同じになるように、ぬかりなく配置してからネジ止めします。ここで幅を間違えれば自作失敗に終わりますから重要です。
デスクと支柱がドッキングできたらあとは棚板組み立て
パイン集成材の支柱には溝加工がされていて、ネジ穴も空いているので、あとは棚板をはめてばんばんネジ留めをしまくっていくだけの簡単な作業です。
システムデスクが完成するとこんな感じです
ニトリデスクと支柱をネジ留めして棚とドッキングすることで、棚の下板代わりとして強度を確保しています。
また、棚裏にも余分に2本の支柱を立てることで更に強度をあげています。
デスク上と右側に収納棚を作りました。
自作システムデスクの仕上げ作業
デスク裏にある支柱に、ダイソーで買ったメッシュネットを結束バンドで取り付けて、スイッチ付きマルチ電源タップを設置。
モニターや PC のコードが床にだらしなく垂れないようにデスク裏にコードが這うようにするためです。
あとは、外付け HDD なんかも今後メッシュネットに取り付けようかと考えています。
デスクは読書や物書きにも利用するので、キーボードがそのままおいてあるのは邪魔です。取り外し式のキーボードスライダーを設置しました。
クランプで簡単に取り付け取り外しができて、キーボードを使わないときにはデスク天板の下に収納ができるので相当便利なツールです!
収納棚の部分には、ニトリの「Nインボックス」各種を配置しました(白いボックス)。
もともと、この「Nインボックス」がきっちり置けるサイズで設計図をひいていますので、ジャストにピッタリ賞です。無駄な隙間の無い幸せよ・・・。
美しい統一感です!!
Nインボックスは、フル・横ハーフ・縦ハーフ・引き出しなど種類が豊富で、用途によって組み合わせることで美しい棚を作り込むことができます。超おすすめ!
棚のサイドにもダイソーで買ったメッシュネットを設置して、同じくダイソーで買ったフックやメッシュカゴをひっかけて、ペンなどの小物置きを作りました。
メッシュネットは結束バンドで支柱に固定しています。
これはかなり便利だと思います。
今回の DIY 自作システムデスクにかかった費用総額
- パイン集成材 支柱 & 棚板・・・21,940円
- ニトリプレフェデスク天板 & 脚・・・6,100円
- Nインボックス各種・・・6,976円
- ダイソー小物各種・・・2,259円
- キーボードスライダー・・・5,980円
総額:43,255円
でした!
もともと自前で持っていたものは、電動ドライバーと木ネジですね。
因みに、写真で設置してあるディスプレイは、27型モニターと32型テレビです。
あとがき
DIY でオーダーメイドのシステムデスク良い感じです!
「この部屋の幅にジャストフィットするサイズで、狙いのボックスがきっちり収まる理想的な棚(またはデスク)」っていうのは自作しない限りは存在しません!
これは間違いないです。既製品の棚やデスクではジャストサイズはありえないのです。
自作の家具は、既製品よりも少々割高になりますし、組み立てるのは大変かもしれませんが、後々を考えればお釣りがくるほど使い勝手が良いし、労力は絶対に報われます。
まだまだ世の中は「おうち時間を楽しむ」シフトだと思うので、興味が湧いた方はぜひぜひ DIY のオーダーメイド家具作りに挑戦してみてください! 楽しいですよっ!!