相も変わらず懲りずに我が家のポストに投函されていた「詐欺はがき」。今回の詐欺はがきは新シリーズかな? 初めて見るタイプでした。
詐欺はがきのタイトルは「総合消費料金未納分訴訟最終通知書」・・・相変わらず長い。
差出人は「民事訴訟管理センター」・・・ふむふむ、新組織の誕生かい?
今回は、2019年以降から多くなってきたと思われる「民事訴訟管理センター」や「国民訴訟通達センター」などの架空組織からの詐欺はがきについて紹介します。
次々と新組織が発足する豊富な詐欺通知のレパートリー
今回我が家に届いた詐欺訴訟系の通知は、はがきタイプでした。
まず目についたのは、はがきの印字が薄い! 訴訟のような大切な通知をインクが切れかかった、家庭用インクジェットプリンターで印刷するとか・・・仕事が雑すぎます(笑)
お題目は「総合消費料金未納分訴訟最終通知書」・・・とりあえず、漢字で難しそうな字面にして長くすればそれっぽく見えるかな? とか考えてません?
そもそも「総合消費料金」って何料金よ(笑)
そして、本文にはお得意の・・・
- 期日までに連絡がないと裁判所から通知が届くよ
- 裁判所へ出廷してもらうよ
- 財産差し押さえするかもよ
- よくわからないけど公共機関っぽい施設名が記載
架空請求の十八番である訴訟系と本当にありそうな施設名が書いてあります。
最後に「取り下げ最終期日 6月20日」って記載されているけど、これ届いたの 6月21日なんですけど・・・いろいろズサンな架空請求通知です。
ハガキで送られてくる訴訟通知書は詐欺
以前こちらの別記事でも紹介したのですが、ハガキで送られてくる訴訟系の通知は 100% 詐欺通知です。架空請求全開の通知となります。
裁判などの訴訟系の通知は必ず「特別送達」で「封書」にて届きます。
だから「訴訟・裁判・出廷」というワードが入っていてもハガキなら間違いなく詐欺。
では、最近は封書で送られてくるパターンもあるようですが、ご丁寧に封書で送られてきた場合には、どのように詐欺と見分けるのでしょうか?
通知書のタイトル・施設名・電話番号を検索してみよう
届いた封書の内容に疑わしさを覚えたなら、インターネットの Google 検索で、書面に記載されている「通知書のタイトル・施設名・電話番号」などを検索してみましょう。
今回我が家に届いたこの架空請求詐欺通知で実際に検索してみました。
書面タイトル「総合消費料金未納分訴訟最終通知書」で検索
はい、上からずらずら~っと詐欺を警告する情報が掲載された検索結果が並びました。
書面記載の施設「民事訴訟管理センター」で検索
こちらも同じく、架空請求や詐欺を警告する内容のページがずらっと並びます。
書面記載の電話番号で検索する
Google 検索は便利なもので、検索フォームに電話番号をこのように入力して検索するだけで、その電話番号が危ないかどうかすぐに調べることができます。
因みにこの書面の住所を Google マップで検索すると
東京都霞が関のこの辺が表示されました。法務省ですらない・・・。
アクションを起こす前にネット検索してみると良い
とまあこんな感じで、疑わしいハガキや封書が来たらまずアクションを起こす前に、スマホを手に取りインターネット検索をしてみると、詐欺かどうかや、その詐欺の概要がバッチリわかってしまいます。
まずは「ネットで検索」する
これ大事です。こういうときのネットは本当に役に立ちます。
そして、詐欺だとわかれば「無視」が一番です。無視して放っておいても何も起こりません。そして、電話がかかってきた等の実害があれば警察に連絡すればよいだけです。
あとがき
架空請求等の詐欺通知はあの手この手、言葉を変えて今後もたくさんの派生系が届くでしょうが、落ち着いてインターネット検索してみれば、詐欺だと知ることが出来ます。
もしこういった書面が届いてしまったら、架空請求の訴訟系通知にだまされないように冷静に対応してくださいねっ!