メインスマートフォンを Google Pixel 5 から Google Pixel 7 へ機種変更をして、半月ほど利用してみたので使用感などをレビューしてみたいと思います。
ぼくは Pixel 7 を選びましたが…Pixel 7 Pro と迷っている方、純粋に Pixel 7 の購入を検討している方、機種変更先として気になっている方いるんじゃないかと思います。
ネットを探せば処理能力の数値や細かいスペックなどを紹介するサイトが沢山でてきますので、本記事では実機の写真や使用感などを中心に紹介してみようかと思っています。
今回は「Google Pixel 7 に機種変更をしてしばらく使ってみた感想です(Pixel 7 レビュー)」という内容でお送りします。
目次
- ぼくが Pixel 7 Pro ではなく Pixel 7 を選んだ理由
- Google Pixel 7 のスペックを簡単に紹介します
- Google Pixel 7 の実機紹介「同梱品 & 外観」
- 指紋認証センサーと NFC センサーの位置
- ブラウザ表示速度やレスポンス
- バッテリーの保ちはどうだったか?
- Pixel 5 と比較した Pixel7 の背面カメラ性能
- 実際に Pixel 7 カメラで撮影したサンプル写真集
- Pixel 7 は置くだけ充電対応(Qi 対応)です
- Pixel 7 には TPU カバーだけ追加購入しました
- Pixel 7 はこんなユーザーさんにおすすめです
- Google Pixel 7 を半月使ってみたレビュー総評
ぼくが Pixel 7 Pro ではなく Pixel 7 を選んだ理由
ぼくは Pixel 7 Pro ではなく Pixel 7 を選択したのですが、予算的には問題がなかったので性能がワンランク上の Pro と比較して結構悩みました。
ただ Pixel 7 でも、もともと使用していた Pixel 5 よりも遥かに性能が高いため、動作性能面ではどちらを買っても「今より断然快適になる」ことは間違いありません。
最終的に Pixel 7 を選んだ理由は「端末の大きさ(サイズ)」でした。
いつも持ち歩くお気に入りのショルダーバッグのスマホを入れるポケットに Pro だと入れることが出来なかった… Pixel 7 だと入れることが出来た…
そんな単純な理由が最終的に Pixel 7 を選んだ理由になりました(笑)
Pro はちょっと大きすぎます。
個人的には無印 Pixel はすべからく Pixel 5 くらいのサイズにしてくれると有り難いんですけどねぇ…と、Pixel 7 のサイズに関してのデメリット愚痴です。
いや、スマホのサイズって自分にとっては本当に死活問題なんですよ!
Google Pixel 7 のスペックを簡単に紹介します
プロセッサー(CPU) | Google Tensor G2 |
ストレージ(ROM) | 128GB / 256GB |
メモリ(RAM) | 8GB |
ディスプレイ 解像度 | 6.3 インチ 1080 × 2400 px |
リプレッシュレート | 最大 90Hz |
背面カメラ | 広角 5000万画素 超広角 1200万画素 |
前面カメラ | 1080万画素 |
バッテリー容量 | 4355mAh |
充電方法 | Qi 対応(置くだけ充電) USB-C 充電 |
5G の周波数帯 | Sub6 |
SIM | nanoSIM / eSIM |
サイズ 重量 | 155.6 × 73.2 × 8.7 mm 197g |
カラー | レモングラス(薄黄) スノー(白) オブシディアン(黒) |
価格 | ストレージ 128GB が 82,500円 256GB が 97,900円 |
ぼくはストレージ 128GB で色がレモングラスのモデルを購入しました。
Google Pixel 7 の実機紹介「同梱品 & 外観」
化粧箱は丈夫でシンプルなシリーズお馴染みの箱デザイン。
同梱内容は、
- Google Pixel 7 本体
- 簡易的な注意書き&説明書
- 説明書の中にカードトレイ開放用の「ピン」があります
- USB Type A ➝ USB Type C に変換するプラグ
- USB Type C to C のケーブル
以上4点とこれまたシンプルな同梱内容です。
正面の画面は今主流のパンチホールになっていて「前面カメラ」があります。ベゼルは上左右が約 2mm で下だけ約 4mm となっています。
上のベゼル部分に見えないけど「上部スピーカー」があるみたいです。
背面は最近の Pixel シリーズの特徴である「出っ張りカメラ」が主張していて、カメラエリアの右側に「LED フラッシュ」。
中央に G と Google 産を示すロゴ。光沢のある素材でガラスっぽくみえますが強化プラスチックかな? わりと高級感があります。
左のレンズの方が少し大きめ。
Pixel 5 の背面カメラレンズと比べても大きく見えるので、光を取り入れやすく明るい描写になるのかもしれない(希望的観測)。
上側面には「上部マイク」があります。
下側面は、画像の左から「下部スピーカー / USB-C ポート / 下部マイク」の順で配置されています。
右側面は「電源 / 音量」ボタンとスマホ定石のレイアウト。
左側面には nanoSIM を入れるカードトレイがあります。カードトレイはピンで開放する形式なので付属のピンを使います。
カードトレイに nanoSIM をセットする際は、ただ乗せるだけだとうまく本体に挿入できません。カードトレイに爪があるので、SIM を載せたあとに少し押し込んで「パチッ」とはめて、裏返しても落ちないように設置することで本体にうまく挿入できます。
指紋認証センサーと NFC センサーの位置
Google Pixel 5 では背面にあった指紋認証センサーですが、Pixel 7 は画面の下方面にあります。
また、おサイフケータイや IC カード読み取りなどで利用する NFC センサーは背面の出っ張りから 1cm ほど下の位置にあります。
どちらも感度は良好でとくにストレスを感じることはありませんでした。
ぼくはおサイフケータイ(Suica / iD / QUICPay)のヘビーユーザーなので、NFC の感度が良いのはとてもうれしいです。個人的な体感ですが Pixel 5 よりも感度が良いと思いました。
顔認証は日頃から使っていないので申し訳ありませんが試していません…。
ブラウザ表示速度やレスポンス
Pixel 7 のブラウザでウェブサイトを表示させてみて、表示速度やスクロールなどのレスポンスをチェックした簡単な動画を用意しました。
あくまでも参考までの簡単な動画ですが、4G 回線でもサクサクと軽快に表示されるウェブサイトは、引っかかることなくスルスル~と気持ちよくスクロールします。
また、画面を左右スワイプで前のページに戻る機能は Pixel 5 よりも反応が軽いので使いやすいです…が反応が良すぎてうっかり戻ってしまうミスも起こりました。
良し悪しです。
あと、YouTube や dアニメなどの動画視聴もストレスなくサクサクでした。
総合的な動作に関しては、Pixel 5 と比べて全てにおいて良くなっていると自信をもってお伝えできます。Pixel 5 からの機種変更であれば間違いなく幸せになれますね。
バッテリーの保ちはどうだったか?
Pixel 7 のバッテリー容量は 4355mAh で、Pixel 5 の 4000mAh よりも若干増えていますが、CPU が良くなっていたりしますし「あまり変わらない」といった体感です。
Bluetooth イヤホン接続で Amazon Music や小説の音読を聴き続けるくらいならバッテリーはあまり減りませんね。
ぼく自身はスマホでゲームをやらないし、ヘビーに動画視聴もしないので、2年間 Pixel 5 でバッテリーが足りなくなるといったことはありませんでした。
Pixel 7 でもきっとそんな感じなんじゃないかという印象ですね。
Pixel 5 と比較した Pixel7 の背面カメラ性能
Pixel 7 の背面カメラは、Pixel 5 よりも広い広角レンズが搭載されていて、Pixel 5 よりも若干広く風景を切り取れるようになりました。
また、Pixel 5 の撮影写真は青みがかるのに対して、Pixel 7 は青みが軽減されています。比較してみると全体的に Pixel 7 の方が性能が向上しているのがよくわかります。
以下、Pixel 5 と Pixel 7 の撮影写真の比較です。透かしを入れてリサイズだけ行い、色味などは何もいじっていない撮って出しの写真です。
超広角の比較
左の看板や駐車場に注目してみると、Pixel 7 の方が若干広い風景を切り取っていることがわかると思います。
ただ、広くなったぶん Pixel 7 の方が写真の際がより斜めに歪む描写になりますね。
あとは色味の差。Pixel 5 が青みがかっているのに対して、Pixel 7 はより自然の色味になっていると感じます。
広角の比較
通常の撮影方式になる広角の比較です。
左側の家や白い車に注目するとわかりやすいと思うのですが、Pixel 7 は通常撮影の ×1 倍率の広角撮影も Pixel 5 よりも広くなっています。
また、やはり色味の部分で青みが軽減されているのがよくわかります。
超解像ズームの比較
Pixel 5 と Pixel 7 のカメラには共に超解像ズームが搭載されていて、超解像ズームが利く範囲内のズーム倍率であれば、光学ズームに迫る精細な描写をしてくれます。
Pixel 5 が4倍まで、Pixel 7 だと8倍まで超解像ズームが利きます。本記事では2倍ズームで比較してみました。
超解像ズームも Pixel 7 の方が若干広い範囲を写して青みが少ないくっきりした描写です。
Pixe 7 の超広角・広角・超解像ズームを同じ位置から撮影して比較
最後は、Pixel 5 のカメラと比較ではなく、Pixel 7 のカメラで超広角・広角・超解像2倍ズームを同じ位置から撮影した比較写真です。
実際に Pixel 7 カメラで撮影したサンプル写真集
Pixel 7 のカメラで撮影した写真サンプル 60枚 を別記事にて紹介しています。実際に撮影した写真をもっとチェックしたい方はぜひアクセスしてみてください。
Pixel 7 は置くだけ充電対応(Qi 対応)です
Pixel 7 は置くだけ充電(Qi)に対応しているので、市販のワイヤレス充電器があればケーブルを挿すことなく置くだけの楽々充電が行なえます。
我が家では、Amazon でも大人気な NANAMI 製ワイヤレス充電器を仕事部屋と寝室に配備しております。安定感があって超おすすめのワイヤレス充電器です。
Pixel 7 には TPU カバーだけ追加購入しました
フィルムは貼らない派なのでそちらはスルーして、いろいろなところに置くことで付く傷を防止するためのカバーだけ追加購入しました。
背面カメラの出っ張りを余すところなくがっつりカバーするタイプのカバーで安心。また、端末の素のカラーを活かしたいタイプなもので、透明の TPU 素材をチョイス。
とても満足しています。
Google Pixel 7 は新しい機種だけあって、その他にも様々なデザイン・カラーの TPU ケースが目白押しです。
Pixel 7 はこんなユーザーさんにおすすめです
Pixel 7 をおすすめできるユーザー
- Pixel 5 またはそれ以下のバージョンの Pixel を利用中の方
- 今まで Pixel 端末を使ってきた方は使い方が同じなので安心して利用できる
- 発売から2年以上経過しているスマホを利用中の方
- 格安 SIM / ahamo / LINEMO / POVO など格安通信系を契約中の方
- すごい高性能じゃなくても良いけど “ある程度は高性能が良い” 方
- 綺麗に撮影できるカメラは必要だがスマホに10万円以上も出せないという方
- Android スマホはやっぱり Android 純正の Google 製だよね!という方
- iPhone から Android に乗り換えてみたい方には結構おすすめかも
Pixel 7 をあまりおすすめできないユーザー
- 現在 Pixel 6 を利用中ならそこまで性能差は感じられないと思う
- 現在 Galaxy S22 とかすでに高性能機を使っていれば必要性は感じないと思う
- 自分で SIM カードの挿し替えやスマホのセットアップが出来ない方
- MicroSDカードが無いとダメな方(Pixel 機は MicroSD 非対応です)
- スマホで光学5倍ズームやマクロ撮影がしたい方(Pixel 7 Pro をおすすめします)
- Google が嫌いな方
特に Pixel 5 から Pixel 7 への乗り換えは本当におすすめできます。
Pixel 5 の CPU が Snapdragon 765G という意外と低スペックなやつだったため、Pixel 7 に乗り換えた時の動作に感動すると思います。
Google Pixel 7 を半月使ってみたレビュー総評
Google Pixel 7 は「性能や機能的に特に尖った部分はないけど、カメラ・動画・音楽・ゲーム・SNS・ネットとあらゆる要求に対して “それなりにストレスなく動く” 万能の機種」だと思います。
良く言えば「万能スマホ」。悪く言えば「器用貧乏」といったところかと。
それなりに高性能で万能スマホでありながら、価格が10万円以下なところは本当にポイント高くて、幅広いユーザー層におすすめの逸品じゃないでしょうか。
ぼくは Pixel 7 大満足です。Pixel 5 と同じようにメインスマホとして2年間使う所存でございますですよ。