4月30日にリリースされたWindows 10の「April Update 2018(1803)」で「intel 製の SSD が搭載された PC を 1803 へアップデートしたらクラッシュしてしまう」という問題が発覚しました。
ぼくの ThinkPad 13 は Intel 製の SSD だったらしく、アップデート後に見事にクラッシュしてしまいました。
クラッシュした OS はフォーマットすることも許されず、完全に再利用不可と成り果ててしまいました。
これに対しての Microsoft や Intel の補償は一切ありませぬ・・・泣き寝入り。
と、泣いていても ThinkPad が直るわけではありませんから、仕方なしに新しい SSD を換装し直すことにしました。
今回は「Lenovo ThinkPad 13 の背面を開けて自分でSSDの交換をしてみました」をお送りします。
目次
ThinkPad シリーズは SSD やメモリが交換しやすい
ぼくの持っている ThinkPad 13 の背面を見ると、ネジが9個あり、これを緩めるだけで背面カバーをはずせるように設計されています。
これは ThinkPad 13 ですが、基本的に ThinkPad シリーズは SSD やメモリが自分で交換や増設ができるのが売りのひとつなんですよね!!
それでいて、そこまで重量や厚みがあるわけでもなく許容範囲ですから、なかなか万能タイプのラップトップだと言えます。
交換用に用意した SSD には国産のものをチョイス
サンイーストは国内メーカー。俗にいう国産ブランドなので、きっと「丁寧に作られていて、耐久力もありそうだ」という希望的観測のもと購入いたしました(笑)
因みに3年補償が付いています。
SSD は「M.2」という小さいサイズのタイプです。最近のノートPCはこの M.2 が主流なので間違えないようにしたいですね。
必ず使えるか試してから PC へ取り付ける
購入した M.2 は交換前に外付けケースに取り付けて、ちゃんと使えるかを試しました。今回はバッチリ大丈夫でした。
ThinkPad の背面を開けて、SSDを交換した後で「初期不良で動かなかった」なんてことになったら作業時間が水の泡になりますからね。
因みに、ぼくはこちらのケースを使っています。
ThinkPad 13 の背面を開けて SSD を交換します
PC 背面カバーを安全に開ける為のツールを用意しよう
ぼくはギターピックを使ってカバーを開けていますが、ネットショップには PC やスマホのカバーを開けるための「スパッジャー」という便利な専門ツールが売っています。
ThinkPad の背面カバーを開けて SSD 交換手順
- ThinkPad 13 の場合は背面に全部で9つのネジがあり、それを緩めると背面カバーがはずすことができます。
背面ネジの一部には、画像のようにゴムパッキンされているので、まずはこれを外します。ぼくは SIM を取り出す時に使うピンでパッキンを外しました。
ゴムパッキンは粘着剤でくっついているのでピンでグリグリと外します。パッキンが外すとネジがあります。
9つのネジは限界まで緩めても本体からは取れません。背面カバーにくっついたままなので、9つのネジが限界まで緩まったと感じたら背面カバーを取り外しにかかります。
背面カバーは留めフックでしっかり固定されているので、手指だけでは開きません。ぼくはギターピックを使ってカバーを破損させないように慎重に留め具をはずしました。因みに使用したギターピックの厚みは「.035」厚手のタイプです。
ThinkPad の背面カバーを開けるとこんな感じ。今回は SSD(M.2)の交換です。
SSD(M.2)はネジ1つで留まっています。これを外すだけで簡単に M.2 を取り外すことができます。もし、メモリも一緒に交換する場合はここから同時に行えます。
intel 製の M.2 を取り外して、無事にサンイーストの M.2(256GB)を取り付け完了。- 背面カバーを元に戻す前に、本体をカバーの上に置き、PCの電源を入れてみます。M.2 がちゃんと認識したのを確認して、PCの電源を落として背面カバーを戻します。
- 背面カバーの留めフックを滞りなくはめて、9つのネジをしっかり締めて元の状態へもどしたら作業は完了です。
Lenovo PC は公式サイトからドライバをダウンロードできる
この ThinkPad 13 は回復ドライブをどこかに無くしてしまって、工場出荷の状態へ戻すことができなくなってしまったので、自分で OS やドライバを探して入れることにしました。
Lenovo パソコンの良いところは、よっぽど古い機種ではなければ公式サイトから必要なドライバ各種を無料でダウンロードできるところなんです。
Windows 10 は Microsoft 公式の配布ページから
Windows 10 の OS は配布用の公式ページからダウンロードできます。
一度でも Windows 10 をライセンス認証させた PC は、マザーボードを変更しない限り、この公式サイトからダウンロードした OS で認証させて稼働できます。
必要な専用ドライバ各種は Lenovo 公式ページから
自分の Lenovo パソコンに対応したドライバをこちらからダウンロードしてインストールします。製品の自動検出を使うと楽なので、必ず該当 PC からアクセスしましょう。
あとがき
今回は Lenovo ThinkPad 13 の SSD 交換の手順を紹介しました。
Lenovo パソコンはこんな感じで、ハードウェアからソフトウェア・ドライバまでかなり自由にカスタマイズできるのが魅力です。Lenovo おすすめでっせ!