先日、どうしてもひとつの LAN 穴で2台の PC を有線でつなげたくて、有線 LAN スイッチングハブなるものを購入してみました。
スイッチングハブはふた部屋で使いたかったので、当然2つ買ったのですが、1つはギガ対応、もう1つはメガ対応のハブと2パターンをチョイス。
今回は、実際にスイッチングハブでインターネット接続をしてみてギガタイプとメガタイプで速度がどのように差が出るのかなどをレビューしてみます。
目次
LAN スイッチングハブとは
有線 LAN ポートの数が足りないときに、ひとつの LAN 穴を複数に増やすことができる魔法のアイテムです。LAN 穴がひとつしかない部屋で複数の端末を有線で接続したいときには必須アイテムとなります。
購入の際は、利用状況や契約中の回線速度に合ったものを選ばないと失敗してしまうので注意が必要です。
スイッチングハブを選ぶ際に確認するチェックポイント
有線 LAN スイッチングハブを購入する際には、以下のポイントを必ず確認しましょう!
- メガタイプとギガタイプがあるので回線速度に合ったタイプを選ぶ
- ポートの数は 3 / 5 / 8 が一般的。ポート数が多くなるほど本体が大きくなるし、省電力や価格も高くなる(ポート=LAN ケーブルを挿す穴)
今回購入したスイッチングハブ
100Mbps タイプ
Giga 対応タイプ
この2つのタイプを購入してみました。
というのも、ハブを使うと回線速度が若干なり減速するという話を聞いたことがあり、自室で使う方は速度低下して欲しくないのでギガ対応タイプ。
もうひと部屋では、さほど速度を必要としないが2ポート欲しい感じでした。したがって、こちらは 100Mbps 上限タイプをチョイスしました。(安いから)
さて、実際にこのふたつを同じ時間帯の同じ PC でネット接続してみて速度がどのように変化するのかを以下でレビューします。
テストの前にうちの回線速度のハナシ
我が家のネット回線速度は「ギガ対応」ではありません。有線接続で一番回線速度が早いときで最高「150Mbps」くらいのフレッツ光ファミリータイプです。
それを念頭に置いて以下のテストレビューを読んでいただければと思います。
また、回線速度は「USEN通信速度チェッカー」を使用して計測しています。
100Mbps タイプでのテスト結果
まず、こちらの Logicool さんの 100Mbps タイプのハブでテストします。
ハブを使わずに、直接壁の LAN 穴で計測したら「115Mbps」の速度がでていました。
ハブを使って計測・・・
- 1回目・・・63Mbps
- 2回目・・・70Mbps
- 3回目・・・60Mbps
やはりメガタイプは上限の 100Mbps がリミッターなのか、若干の速度低下を起こしています。まあ、こいつを使う部屋は、そこまで回線速度を必要としない利用スタイルなので、これはこれで良しとします。
Giga タイプでのテスト結果
つづいて今度は、ELECOM さんの Giga タイプで計測してみます。
例によって、まず LAN 穴へ直接つっこんで計測したら「120Mbps」の速度がでました。
ハブを使って計測・・・
- 1回目・・・105Mbps
- 2回目・・・115Mbps
- 3回目・・・120Mbps
なんということでしょう!!Giga タイプは速度低下を起こさないんですね!!
こりゃビックリ。値段が倍以上なので、その分性能も高いということが立証できました。
注意点
両スイッチングハブとも電源がセルフパワーですから、接続した2台のPCが同時にインターネットに接続して使えるというメリットがあります。
しかし、2台同時利用は回線速度が結構低下するので、そこは了承ください。
因みにぼくは2台同時利用はしません。ただ2台の PC を切り替えて使いたいということからのスイッチングハブ購入です。
あとがき
今回購入した有線 LAN スイッチングハブは両方共お手頃価格。使い勝手と性能を鑑みてもコスパはどちらも素晴らしいと思います。
Giga タイプのスイッチングハブは、回線速度が別にギガ契約ではなくても十二分に恩恵があるということが立証できました。
回線速度の必要性によって臨機応変にハブのタイプをチョイスしれば間違いないです。
蛇足ですが、エレコム製のスイッチングハブは「ループ検知機能」が搭載されているので、エレコム製の方がお得感はあるかもしれません(回線のループとは)。
これからスイッチングハブを買われる方の参考になれば幸いです。
今回紹介したスイッチングハブ
100Mbps タイプ
Giga 対応タイプ