先日、読者の方から
読者さん
Windows PC にウイルス対策ソフトを複数いれても大丈夫ですか？
という質問をいただきました。
結論から言うと、「答えはノー」です。
今回は、「Windows パソコンにウイルス対策ソフトを複数入れると、なぜダメなのか？」 について解説していきます。
目次
パソコンにはこんな原則があります
パソコンには、「1台につき1種類のウイルス対策ソフトを入れる」 という原則があります。
無料版・市販版を問わず、ウイルス対策ソフトは PC 1台につき1つ が基本です。
では、なぜ複数のウイルス対策ソフトを入れてはいけないのでしょうか？
その理由は、ウイルス対策ソフトは PC の起動からシャットダウンまで、ウイルスの侵入を防ぐために常に監視を続けている からです。
PC の隅々までチェックし、安全を確保するために、ウイルス対策ソフトは OS と連携しながら動作しています。
サポートさん
だったら複数のウイルス対策ソフトを入れたほうが、より強固な防御になるのでは？
と思うかもしれませんが、実際には、複数のソフトが同時に動作すると干渉し合い、さまざまなトラブルを引き起こします。
まるで 「混ぜるな危険」 のような状態になり、PC の動作が不安定になったり、最悪の場合、システムが正常に機能しなくなることもあります。
さらに、もう一つのデメリットとして、ウイルス対策ソフトは1つでも PC に負荷をかける ため、複数入れた場合、特にスペックの低い PC では フリーズの連発 という事態にもなりかねません。
Windows 10 / 11 には Defender が初めから入っている！
Windows 10 / 11 には、「Windows Defender」 という Microsoft 標準のウイルス対策ソフトが最初から搭載されています。
ただし、別のセキュリティソフトを PC にインストールすると、Defender は自動的に停止する仕様 になっています。
これは Windows 標準搭載の強み の一つと言えるでしょう。
また、Windows Defender は、他のセキュリティソフトと共存できる唯一の対策ソフト でもあります。
通常、複数のウイルス対策ソフトを同時に使用すると不具合が発生しやすいのですが、Defender は例外的に不具合を起こさずに共存可能です。
ウイルス対策ソフトは無料じゃダメなの？
最近では、無料でもしっかりとしたウイルス対策ソフトが提供されています。
しかし、多くの無料版は 機能が制限された縮小版 です。
特に、仕事で PC を使う場合や、頻繁にネットサーフィンやオンラインゲームをする場合 は、有料のセキュリティソフトの導入をおすすめします。
とはいえ、無料の対策ソフトを使うなら Windows Defender で十分 です。
以下の別記事で、Windows Defender と市販のセキュリティソフトの違いについて詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
おすすめの市販セキュリティソフト【2025年版】
サポートさん
どのセキュリティソフトを選べばよいかわからない場合は、日本で圧倒的な知名度を誇る「ウイルスバスター」を選んでおけば間違いありません。
あとがき
というわけで、今回は「Windows パソコンにウイルス対策ソフトを複数入れると、なぜダメなのか？」について説明し、最後におすすめのウイルス対策ソフトを紹介しました。
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