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Windows 10 / 11 Microsoftアカウントとローカルアカウントの違い

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Windows 10 からパソコンにログオンするためのアカウントが「ローカルアカウント」と「Microsoft アカウント」の2通りの方式が選べるようになりました。

Windows 7 までは「ローカルアカウント」だけでしたよね。

ユーザー

Microsoft アカウント? ローカルアカウント? なにそれ??

と首をひねった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回の記事内容

今回はそんな「Windows 10 / 11 のローカルアカウントと Microsoft アカウントの違い」についてブログします。

はじめに

Windows 10 は、情報とインターネット上のサーバーとを連動させる「クラウド時代」に突入した昨今に Microsoft が満を持して投入した OS です。

その流れをそのまま継いで Windows 11 がリリースされました。

Windows 10 / 11 は以前の Windows Vista や 7 の良い所を世襲して、これからの時代になくてはならないインターネットとの連携を強化した OS なのです。

そこで、Windows 10 / 11 の機能を十二分に発揮させるために OS と連携させるのが「Microsoft アカウント」となります。

2種類のアカウントの違い

ローカルアカウントとは

Windows 7 や Vista パソコンは必ず初期設定でログオンするためのユーザーを登録させられました。そこでパスワードを使って起動するかどうかを決めたりしましたね。

インターネット接続をしない、オフラインの PC ユーザー管理方式がローカルアカウントです。

従来のこのローカルアカウントは、主に複数人で1台のPCを使うときなどにユーザーを複数登録して、使用するユーザーによって切り替えるときなどに使われていました。

ここがポイント!

ローカルアカウントとは特にインターネットとは関連性がなく、PC にログオンをするためだけのアカウントです。

Microsoft アカウントとは

Windows 8 から登場したこの Microsoft アカウント方式は、インターネットと連携した新しい PC ログオンスタイルです。

インターネットと連携した認証を行う、オンラインでの PC ユーザー管理方式が Microsoft アカウントです。

登録した Microsoft アカウントとパソコンを連携させることによって、Windows 固有のアプリや便利なクラウドサービス(OneDrive など)が利用できます。

また、Microsoft アカウントで登録したパソコンを買い替えたときには、新しいパソコンを同じ Microsoft アカウントで登録することによって、今まで使っていたパソコンの壁紙やブックマークなどの設定を、そのまま自動で引き継ぐことができます(同期設定)。

また、複数台のパソコンを使う場合には、メインパソコンの設定をノートパソコンにも反映させたりすることも出来て、利便性に優れます。

ここがポイント!

Microsoft アカウントは、Andoroid でいう Google アカウントiPhone でいう Apple ID と同じようなものです。スマホで同じようなアカウントを利用しているのですから 、Windows PC で使うのに抵抗があるのはおかしいですよね?

双方のメリット

ローカルアカウントのメリット

  • Microsoft に PC の利用情報が流れない(でも、それを言ってしまうとスマホはどうなの?って話になってしまいますよね)
  • オンライン認証をしない分ちょっとだけ起動が早い(ほんの少し・スズメの涙程)
  • 従来のOSに慣れた人はいつも通り簡単に使うことができる

基本的にローカルアカウントを使うメリットって、PC をオフラインでしか使っちゃいけない規定などがある会社・組織ぐらいしかないと思います。

Microsoft アカウントのメリット

  • PC を買い替えたり、別の PC に同じ Microsoft アカウントを認識させることによって PC の設定を共有・同期させることができる
  • 便利なクラウドサービス「OneDrive」が使えるようになる
  • その他 Microsoft のオンラインサービスが利用できるようになる
  • Office も Microsoft アカウント連携でより便利に使えるようになる
  • Windows アプリの機能が全て利用できるようになる

デメリットは双方逆に考えてもらえば OK です。

ここがポイント!

Windows 10 / 11 を使う上で特にこだわりがなければ、Microsoft アカウントで運用したほうが良いと思いますね。今後長くWindows を使い続けるなら、そちらのほうが様々な場面で利便性が高いと思います。

Microsoft アカウントが管理する情報

Microsoft アカウントは「個人名、メールアドレス、一部ネット上のサービスや Windows ストアで購入したアプリやコンテンツ、登録したクレジットカード情報」など他にも様々な情報を管理します。

便利なところでは、子どもが使う PC に対して、子ども用の Microsoft アカウントを登録し、お母さんのマスター Microsoft アカウントから PC 利用時間や閲覧の制限を簡単に設けられる「Windows ファミリー」なる機能もあります。

Microsoft アカウントと PC を連動してお子さんのゲームのやり過ぎや不適切なサイト閲覧の防止も割りと簡単にできます。

Microsoft アカウントとローカルアカウントの違いのまとめ

  Microsoft アカウント ローカルアカウント
他のパソコンとの同期
・壁紙やテーマ
・パスワード
・Windows の設定
・Edge の設定
・Edge のお気に入り
できる できない
OneDrive バックアップ
・ドキュメントやピクチャなどの自動バックアップ
できる できない
クラウドへの自動ログイン
・OneDrive
・Microsoft Store
・Office Online
・Microsoft 365
・Edge 版の MS サービス
自動で
サインイン

個別で
手動サインイン
する必要あり

ネットワークファイル共有 設定が必要 設定不要

あとがき

上述しましたが、Microsoft アカウントは、みなさんがもっている Android スマフォの Google アカウントやiPhone の Apple ID と同じものだと考えてください。

ここがポイント!

ローカルアカウントは PC にログオンするためだけのアカウント。Microsoft アカウントはログオンだけではなく Windows 10 / 11 の便利なサービスを使うために必要なアカウントです。

今後 Microsoft は Windows で使うことができる便利なサービスをどんどん展開していきます。その際には必ず Microsoft アカウントが必要になることでしょう。

時代が時代ですから・・・Windows PC を便利に使うためには Microsoft アカウントは必要なのかもしれません。