パソコン用 IME の Google 日本語入力の良さって、Google 検索の膨大な情報から、変換候補をひっぱってこれることだと思うんです。いつでも最新のワードに対応しているわけなのですからすごいですよね!
ただ、パソコンを使う環境によっては、外部のツールをインストールできない等の制限があり、IME は初めから入っている Microsoft IME を使わないといけない・・・そういうユーザーさんもいらっしゃることと思います。
でも、安心してください!
Microsoft IME を Google 日本語入力並に賢くして使える辞書にする方法が実はあるんです! 今回は「Microsoft IME を Google 日本語入力並みに使えるようにする方法」を紹介します。
Google 日本語入力が賢いのは…
Google 日本語入力の変換が賢いのは、他でもない Google という検索エンジンの力を駆使して WEB からの語句をひっぱってきているからです。
だからこそいつでもその時の流行りの言葉も変換候補にあがってくるなど賢いのです。
実は Microsoft IME にもその WEB から語句を引っ張ってくる機能がそなわっている んですよ!!
Microsoft IME は実は超賢いんですよ!
実は、Windows 10 の Microsoft IME には「クラウド候補機能」が搭載されていて、Microsoft の検索エンジン「Bing」のオートサジェスト機能を利用して、膨大な語句を予測変換候補として表示してくれる、べらぼうに賢い機能があるんです。
しかし、デフォルトの状態だとこの機能は「OFF」になっていて使われてないのです。なぜ?と思わず首をかしげたくなります。はじめから「ON」にしとけやぁ~と思うのは僕だけではないはず。
そこで、その「クラウド候補機能」をONにする方法を以下で説明します。
Microsoft IME を賢くする手順
クラウド候補機能を ON にする方法は2パターンあり、「Windows 10 設定」からと「IME のオプション」からとどちらから設定しても OK です。本記事では両方の設定方法を以下に掲載します。
Windows 10 「設定」からの手順
- スタートボタンから「設定」を選択する。
Windows の設定メニューから「時刻と言語」を選択。
サイドメニュー「言語」を選択して、右コンテンツの「日本語」をワンクリックします。
「オプション」ボタンが表示されるので、それを押します。
言語のオプションに切り替わるので、スクロールすると、「Microsoft IME」があるので、それをワンクリックします。
Microsoft IME に「オプション」ボタンが出るので、それを押します。
クラウド候補にオン・オフのスイッチがあるので、画像のように「オン」にします。- これで、Microsoft 検索エンジンの BING から語句をひっぱってこれるように切り替わるので、Microsoft IME が最新のワードに対応したりと賢くなります。
この手順は、Windows 10 バージョン 1809 以降の手順です。
タスクバーの IME オプションからの手順
画面下のIME言語表示部分を右クリックします。
「プロパティ」を選択します。
「詳細設定」を選択します。
「予測変換」タブを選択した後に表示される「クラウド候補を使用する」にチェックをいれて「OK」で設定は完了です。
このようにクラウド候補の設定は Windows 10 の設定側と IME 側からの設定どちらからでも行うことができますのでやりやすい方で設定してみてください。片方を設定すればもう片方も勝手に ON になります。
あとがき
というわけで、Windows 10 で Microsoft IME を Google 日本語入力と同じ様にクラウド候補を利用した最新ワード対応の賢い IME に切り替える方法を紹介しました。
これからは Google 日本語入力でも Microsoft IME でも使い勝手の良い方を選んで問題ないと思います。
是非試してみてください!!