Windows PCはファイルやフォルダの圧縮・解凍が標準でできますが、標準の機能は少々使い勝手が悪く無いですか?
今回紹介する「Bandizip」は圧縮・解凍がとても簡単で使いやすいフリーソフトです。解凍はダブルクリック、圧縮も右クリックから簡単でわかりやすいです。
Bandizipは「zip, rar, 7z, ISO, LZH」などの様々な圧縮形式に対応していて、圧縮・解凍系はこのフリーソフトだけで事足りるでしょう。また、BandizipはWindows 7 / 8.1 / 10 全てに対応しています。
目次
ファイルの圧縮・解凍フリーソフト Bandizip の特徴
Bandizip は バンディジップ と読みます。Bandizip はファイルやフォルダを圧縮・解凍するための非常に優れたフリーソフトです。
Windows OS にも標準ではじめからファイルやフォルダの圧縮・解凍機能は備わっていますが、いまいち機能不足で使い勝手もよくありません。
例えば・・・
- 圧縮フォルダを解凍するのにいちいち右クリックから(またはツールボタン)解凍
- いちいち展開先を聞いてこないでよ!同じ親フォルダ内でいいじゃんか!!
- 圧縮フォルダのアイコンが普通のフォルダと似ているからまぎらわしい
- 標準機能では ZIP だけしか解凍できない「RAR や 7z」なども解凍したい
- 大きいファイルなどを分割圧縮したいのにできない
- パスワード付き圧縮ファイルがつくれない
- 複数選択したファイルを別々の圧縮ファイルにしたい(ひとつにまとめるなよ)
- エラーが起こりやすい
などの理由から、Windows 標準の圧縮機能はあまりよろしくありません。
逆に Bandizip を利用すれば上の一覧へ記述したことがすべて簡単に行なえます。
ここで紹介しているくらいなので、Bandizip は個人的に Windows 圧縮・解凍ツールの中で一番便利で使いやすいと思っています。
Bandizip ダウンロード&インストール方法
Bandizip ダウンロード手順
まずは公式ページから「BANDZIP-SETUP.EXE」をダウンロードします。
ダウンロードページは日本語ですから安心してダウンロードしてください。
ダウンロードはページの「Bandizipダウンロード」ボタンから行います。
Bandizip インストール手順と初期設定
ダウンロードした場所に Bandizip のインストーラーがありますので、ダブルクリックで起動します。
レポートを自動的に送信するはチェックを入れても入れなくてもどちらでも良いのですが、個人的には余計なものをやり取りしてほしくないので外して、「同意してインストール」ボタンを押します。
インストールが完了するまで数秒待ちます。終わったら「閉じる」を押します。特に不要なソフトウェアをインストールさせるようなフリーソフトにありがちな罠はありません。
インストールが終わると「環境設定」ウィンドウが開きます。多分最初に「関連付け」がひらきますが、デフォルトのままでOKです。サイドメニューの「一般」を選択してください。
「アップデートを自動で確認する」のチェックをはずしてしまいましょう。結構頻繁にアップデート表示されてウザいし、基本アップデートしなくても大丈夫です。続いてサイドメニューの「コンテキストメニュー」を選択します。
ここ結構大事で「同じフォルダーに自動解凍」にチェックをいれて「OK」をします。- 初期設定はこれで完了です。Bandizip が使える状態になりました。
Bandizip の使い方
Bandizip を使ったらもう Windows 標準機能の圧縮解凍には戻れないくらい便利です!! そんな Bandizip の使い方を解説します。
圧縮ファイルの解凍方法
Bandizip をインストールしたあとの圧縮ファイルはこんなアイコンで表示されます。アイコンの下にどんな形式で圧縮されているのかの拡張子が親切に表記されます。- 圧縮ファイルを解凍する場合は、圧縮ファイルアイコンをダブルクリックします。
解凍ウィンドウが開き「解凍が完了しました」が表示されれば解凍完了です。閉じるを押してください(解凍にかかる時間はパソコンの性能や圧縮ファイルのサイズによって増減します)- 解凍後のフォルダやファイルは、デスクトップで解凍すればデスクトップに、ドキュメントフォルダ内で解凍すればそこに生成されます。要は解凍対象の圧縮ファイルがある場所と同じ親フォルダ内に解凍されるということです。
Bandizip はほとんどの圧縮ファイル拡張子に対応しているので、解凍できなくて困るようなことはほぼ皆無です。とても頼もしいです。
ファイルやフォルダの圧縮方法
圧縮したいファイルやフォルダを選択して右クリックをします。
右クリックメニューのなかに「●●.zip に圧縮」または「●●.7z に圧縮」を選択します。よっぽどのことが無い限りは「●●.zip に圧縮」を選択します。圧縮ファイル名は、対象がフォルダならそのフォルダ名が付き、ファイルなら親フォルダ名が付きます。
圧縮が開始されると、圧縮作業ウィンドウが開きます。完了したら閉じます(圧縮時間はパソコンの性能やファイルのサイズによって増減します)。
圧縮が完了すると、圧縮対象のフォルダやファイルと同じ場所へ圧縮ファイルが参考画像のように生成されます。
Bandizip はファイルの圧縮もこのように簡単に行うことができます。
Bandizip は特殊な圧縮ファイルも作成できる
Bandizip は Windows 標準の圧縮機能では出来ない特殊な圧縮ファイルも作成できます。
分割圧縮ファイルやパスワード圧縮ファイル
- 圧縮したい対象のフォルダやファイルを右クリックしてメニューを表示させるところまでは普通の圧縮手順と同じです。
右クリックメニューの「Bandizipで圧縮…」を選択します。
Bandizip 新規圧縮ウィンドウが起動します。「詳細設定」にチェックをいれます。一度チェックをいれたら次からはチェックが付いたままになります。
サイズが大きいファイルなどをメールなどで送りやすくするために分割圧縮したい場合は「分割圧縮」を選択して「圧縮開始」します。パスワードのある鍵付き圧縮ファイルを作りたい場合は「パスワードを入力」にチェックを入れ、パスワードを設定した後「圧縮開始」します。
これが Bandizip で行える特殊圧縮方法です。いざというときに役に立つ機能ですよ!!
個人的に便利すぎる神機能だと思っている圧縮方法
Bandizip の個人的には神機能だと思う「フォルダやファイルをそれぞれ別々に圧縮してフォルダやファイルの数だけ圧縮ファイルを作成してくれる」機能です。
わかりにくいかもしれませんが、どういう機能なのか手順をたどりながら解説します。
まず、圧縮したいファイルやフォルダを一括選択します。
一括選択されたファイルやフォルダのどれでも良いので右クリックしてメニューから「それぞれのファイル名・フォルダ名.zip に圧縮」を選択します。
すると、文字通り「それぞれファイルごとに別々の圧縮ファイル」を作成してくれるんです!!これすごくないですか?- 通常、標準の圧縮解凍機能や他の圧縮解凍ソフトだと、一括選択されたファイルやフォルダは、ひとつの圧縮ファイルにまとめられちゃうんですけど、Bandizip はひとつの圧縮ファイルにまとめることもできるし、このように別々に圧縮することもできるんです!!
ぼくは、この機能を頻繁に使います!! 本当に便利!
今までいくつかの圧縮解凍ソフトを使いましたが、これ他ではお目にかかったことがない Bandizip の超便利圧縮機能なんですっ!!(もっと探せばあるかもしれませんが)
まとめ
Windowsの圧縮・解凍フリーソフトは、Lhasa+ などの有名どころがありますが、それらよりも Bandzip の方が機能的に優れていると感じます。
とにかく Windows 標準の圧縮解凍機能をいつまでも使っているのは、ある意味時間の無駄ですよっ!! そして圧縮・解凍アプリを導入するなら絶対 Bandizip おすすめですっ!
因みにぼくはもうかれこれ 5年近く Bandizip 使っているんじゃなかろうかな・・・。