日本人は善意で何かをしてもらったときなどに「すみません」といいます。
かくいう僕も約30年日本人やってますから、そんな教育を知らず知らずされて無意識に言ってしまうこともしばしば・・・
しかし、「すみません」ではなく「ありがとうございます」じゃないのかな? と思う今日このごろです。
今回は「ここがおかしいよ日本!あげあしをとってみたいと思う!!」をお送りします。少し辛辣になっちゃうかもしれません。
なんで謝るんだろうね
僕が今まで来訪したことがある諸外国では、善意の行為に対して・・・
英語圏「Thank you・Thanks」中国「シエシエ・シエシエニ」韓国「カムサハムニダ・コマウォヨ」など全て「ありがとう・ありがとうございます」と素直に感謝の言葉をくちにする。
僕の勝手な推測なのですが、日本人特有の謙虚文化からそうなったんじゃないかな?って考えています。
例えば落としたものを拾ってもらったら、「私のために骨を折ってくれて申し訳ない」という気持ちが「すみません」になったのかな・・・なんて思う。
“すみません”って非常にネガティブよね
「すみません」って非常にネガティブなベクトルの言葉だと思いませんか?
冷静に考えてみると、こんなん謙虚でもなんでもなく「自分にメリットのあることをしてもらったのに、なぜか謝ってるただのクレイジーなやつ」です。
「すみません=申し訳ない」と常に謝罪の気持ちを表現するよりは、感謝の気持を表現するほうが良くないですか? 人の心は読めない以上言葉に発したことがすべてですから。
というわけで、人に何かをやってもらったら「すみません」よりも「ありがとうございます」って”謝罪”ではなく”感謝”を伝えたほうが、断然言葉を受ける側も嬉しいですし気持ちが良い。
次へのモチベーションにつながり、ひいてはほんのり良い国になるんじゃないか?(笑)
鎖国していた時代ならいざ知らず、開かれた国際社会ですから、こういうのって”慣習や文化”で片付けちゃいけないと思うんですよね。
僕が子どもの頃感じていたこと
僕は自分で言うものなんですが、わりと変な子どもでした。そして、この「すみません」に対して小学生時分はこのように感じていました。
「大人はなんで、いいことをしてもらったのにいつも謝るんだろう」
と・・・きっと、大人は常に謝る生き物と思っていたに違いありませんw
特に子どもは、大人の役に立つことをして「ありがとう」と言われるだけでとても嬉しい気持ちになり、次もやってあげよう!とポジティブになります。
僕はすくなくともそうでした。
「すみません」は子どもの教育には絶対に良くないと思うんだよなぁ。
“ありがとう” が言える大人になりたい
長々と「すみません」について揚げ足をとってみましたが、僕はやっぱり「すみません」よりも「ありがとうございます」と言う人間のほうが人として素敵だとおもいます。
なるべく「すみません」ではなく「ありがとう」と言える人間になれたらと思うのです・・・が30年つちかった日本人的反射神経は手強い・・・むぅぅ。
これからお盆休みや秋の行楽シーズンなどお出かけすることが多い時期で、皆さん国内外様々な場所へと赴くかとは思います。
是非、人に何かをしてもらったら、「すみません」ではなく「ありがとうございます」と気持よく丁寧に言ってみてください。
自分も言われた方も多分ポジティブになるはずっ ♪