今まで相棒としてつきあってきた「OLYMPUS XZ-1」のシャッターボタンの調子が悪くなってきたので、「Panasonic LUMIX DSC-LX7」を新たな相棒として購入しました。(XZ-1のシャッターは直して譲りました)
このカメラ購入に至るまで、最後まで「SONY RX100M3」とどちらにしようか悩みました。以下「僕がLX7を選んだワケ」を暑苦しく語りたいと思います(笑)
僕が今回カメラを選定する上で重きをおいたポイント
これは絶対!
- コンデジであること。
- 広角24mmであること。
- RAW記憶ができること。
- 画角「3:2」設定ができること。
- マニュアル撮影がしやすい操作系であること。
- レンズ交換なしでミラーレス一眼クラスの写真が撮れること。
- 暗所・屋内に強いこと。
あったらなおいいな的な希望
- 5万円以下
- チルト液晶
- 光学の高倍率ズーム
コンデジであること
一眼レフではフットワークの関係上よろしくないので、やはりコンデジが良いです。
広角24mmであること
これはかなり重要で、この数字が小さければ小さいほど「広く」写真が撮れます。旅に行った際、景色や建造物をワイドに写したいものです。コンデジの24mmは一眼レンズの「16mm」相当になります。
RAW記憶ができること
RAW(ロー)とは写真を保存するときの種類で、ファイルは重くなりますが、カメラに搭載されている、撮像センサーからの出力信号を、”RAW(「生」または「未加工」)”に近い状態で保存したファイル形式です。
逆によく聞くJPEGは、色補正の処理をカメラが行った後、つまり「加工後」の状態であり、非可逆圧縮のファイル形式です。RAWは、あとからPCで自分の観たイメージに無劣化かつ素直に編集できるので、とても便利です。
画角「3:2」設定ができること
画角(アスペクト比)とは写真の枠の大きさとでもいいましょうか?実際にサンプルを以下に。
なんで「3:2」が良いかというと・・・1.画角「4:3」は俗にいうブラウン管TVのサイズでダサい。2.せっかく広角でも4:3だと狭くみえる。3.写真やで印刷するときに切られる箇所が少ない。4.見栄えが良い。
などが挙げられます。「16:9」では印刷するときに削られる部分が多いですし、使いどころが難しいです。「4:3」はかえって狭くみえます。「3:2」は総合的にバランスが一番良い画角なんじゃないかな・・・と思います。
マニュアル撮影がしやすい操作系であること
僕は基本的にはコンデジだろと一眼だろうとP・A・S・Mモードで撮影したい人間です(下手っぴですがw)。理由は「そのほうがカメラが楽しいから」です。
オート=「カメラに写真を撮らせてもらってる」マニュアル=「カメラを使って写真を撮る」だと考えているので・・・。素早く撮りた時にはISOとWBだけの「P」モードを使用します。
レンズ交換なしでミラーレス一眼クラスの写真が撮れること
やはりフットワークを重視するならレンズ交換は必要ありません。それでいてミラーレス一眼クラスの写真が撮れたら最高です。
暗所・屋内に強いこと
どれだけ明るいレンズを積んでいるか。暗所でも手ブレしにくく、しっかりした写真がとれるかということです。
その他の希望
LX7は5万円以下をパスしましが、バリアングルと高倍率ズームはしかたないですね。そもそもレンズ交換無しの高級コンデジに高倍率をもとめるのは酷ですよね(汗)画を捨てて高倍率をとるか?ということになってしまいますよね。
というわけでLX7を選びました
1~7が全て当てはまったので「Panasonic LUMIX DSC-LX7」を選びました。そのLX7のメリット・デメリットを挙げてみたいと思います。
LX7のメリット
- 広角24mmなのでとても広く写せる。
- コンデジ業界最強の「F1.4」の超明るいレンズ搭載で暗所・室内が手持ちでガンガンいける。
- フォーカスの選択(AF/マクロ/MF)がレンズのレバーから変更できるのが便利。
- 絞りがレンズ側のダイヤルで設定できること。
- シャッタースピード専用のダイヤルがあること。
- NDフィルターがボタンひとつでON-OFFできること。
- 様々なアートフィルターモードが楽しい。(ハイキーとかジオラマとか)
- マクロも1cm近くまで寄れる。
- 充電が専用充電器でできる(本体にケーブル挿して充電ではない)。
挙げればきりがないのでこのくらいで。
LX7のデメリット
- バリアングルがない。
- 動画の手ブレ性能はSONYには勝てないかな。
- レンズの開閉がレンズキャップなこと。(別売り非純正オートレンズキャップをつけました)
こんなところでしょうか。
SONY RX100M3 と比べてセンサーが少し小さかったり、ビューファインダーがなかったりと人によっては他にもデメリットがあるかもしれませんが、僕は満足です。
LX7の写真を少し掲載
実際にLX7で撮った写真をサンプルとして紹介したいと思います。(全てJPEGマニュアル撮影、ノーレタッチ)
LX7の詳しい情報
※現在は中古でお安く購入できます。
あると便利なもの
LX7の使用情報は以下の公式から御覧ください。
まとめ
残したい写真はスマートフォンではなくデジカメで撮りたいともです。その点このLX7の写りは非常に美しく、明るく、青の発色が素敵だと思っています。また、画素数も1010万画素と抑え目で写真が軽くて良いです。
因みに「画素数=写真の綺麗さ」と勘違いされている方がまだ私の知人でもいますが、写真の綺麗さは「センサー+レンズ」が決めます。
安いコンデジやスマートフォンはやたら画素数を釣り上げて「きれいですよ」としていますが、それは100%誤りです。実際に最新のキヤノンEOS kiss シリーズ「X7」の画素数は「1800万画素」で、某コンデジのように2500万画素とかではありません。
どれだけ画素数が高くても、センサー+レンズがしょぼければそれは意味がないということを知っておくべきです。
というわけで、LX7はセンサーもそこそこサイズで明るいレンズを搭載し、非常にバランスの良いカメラでオススメです。もちろんオート撮影でも、素晴らしいシーンモードや各種エフェクト撮影ができるので楽しめます。何よりカメラっぽいデザインが良いです(笑)
ちょっと満足できなさそうな方は、近日登場(2014/9/17時点)の「LX100」がものすごいらしいです。(SONY RX100M3 に真っ向勝負を挑むカメラですね・・・頑張れパナ!)
あわせてお読みください
Panasonic LUMIX DSC-LX7購入後、半年間使ったレビューを以下のリンク先で掲載していますのであわせてお読みいただければと思います。
>「Panasonic Lumix DMC-LX7を半年使ってみた感想 」