先日、とある工務店さんから「大事な画像データを間違って削除してしまった。それが無いと会社が倒産してしまう。なんとかならないか?」という相談を受けました。
話を聞いてみると、削除してしまった画像データは3万点。画像が収められたフォルダをデスクトップにいつも置いておいて、誤って削除してしまったそうです。そして、バックアップも取っていなかったとのこと…。
なぜ、倒産するほど大切なデータをデスクトップに置き、バックアップすら取っていなかったのかには完全に呆れましたが…。
しかし、今回紹介する復元ソフトを使ったところ、3万点が無事に復元されたので、その方法を紹介します。
今回は「Windows 10 / 11 パソコンにて誤って削除してしまったデータを高確率で復元できるソフト – ファイナルデータ」を紹介します。
目次
データが消えた時の最後の切り札「ファイナルデータ」
こちらは「ファイナルデータ」という、有名なデータ復元の有料ソフトウェアです。
公式ページを開くと、さまざまな系列ソフトが並んでいますが、消えたデータの復元を行いたい場合は「特別復元版」を選択します。
消えたデータは時間の経過とともに復元率が低下する
消えた(または誤って削除した)データは、時間が経てば経つほど復元成功率が下がります。「大丈夫だろう」と軽視しないようにしてください。
1週間経過するだけでも、戻らないデータもあります。
ファイナルデータは「ダウンロード版」も販売しており、データを消してしまった直後にすぐに購入して使うことができます。深夜でも購入可能で、非常に便利です。
また、ファイナルデータには無料体験版があり、体験版を使って復元可能なデータを事前に確認することができます。それを確認した上で購入するのも一つの方法です。
ファイナルデータで消えたデータを復元する前に
消えてしまったデータを復元するには、復元したデータを保存するための別の HDD が必要です。なぜなら、復元したデータを元の HDD に保存することはできないからです。
データ復元を行う際には、必ず外付け HDD など、別のストレージを用意しなければなりません。このルールは、他の復元ソフトでも同じです。
選ぶHDDは、安定感のある大手ブランドのものを選んだ方が無難です。
ファイナルデータの使い方
ファイナルデータをインストールしたら起動させます。
自分のデータ復元が該当するメニューを選びます。例えば今回の例の工務店さんの場合は約3万点の画像データなので「デジカメ画像の復元」を選択。
- 画面の支持にしたがって、復元したいドライブ、フォルダなどを選択して進めていきます。
ストレージのスキャンがはじまります。これは復元できるものがあるかどうかのパーティション検索です。10分~15分くらいかかります。
パーティション検索が終わると、復元可能なデータがずらりと表示されます。
この時点で、復元可能なデータはすべて確認できます。無料体験版ではここまで試せるので、購入前に体験版で復元できるかどうかをチェックするのもアリです。- データの復元先を「空の外付けHDD」に設定してください。
- データ復元作業が開始されると、あとは待つだけですが、かなりの時間がかかるので覚悟しておいてください。これは仕方のないことです。ちなみに、500GBの復元には約4時間ほどかかりました。
- 無事に復元が完了したら、空のHDDに大切なデータが復元されているか確認しましょう。パーティション検索で表示されたものがそのままあるはずです。
ちなみに、やってしまった工務店さんの場合は、これで「約3万点・40GB」の画像データをサルベージすることに成功しました。よかったですねぇ。
ファイナルデータは高度な復元方法もあります
実際にどのくらい復元できるのか? 動画でも紹介します
実際に、OS が認識せず使えなくなってしまったパソコンの SSD をファイナルデータで復元してみた参考動画です。
この時、ドキュメントに仕事で使う大切なデータがたくさん収められていて大ピンチでしたが、ファイナルデータでばっちり全部復元することができました。
ファイナルデータ超おすすめです
僕自身、無料・有料を含むいくつかのリカバリーソフトを利用してきましたが、その中でもファイナルデータは群を抜いて復元率が高いです。
無料の復元ソフトなんか、時間を食うだけで全然復元できませんよね…。
SDカードやデータが飛んだ HDD などのデータ復元でお世話になりました。ファイナルデータでダメなら、もう業者に頼るほかないな…という感じです。
僕は以前、HDD がまったく読み込めなくなってしまったときに、このファイナルデータですべてのデータを復活させることができました。
ファイナルデータの入手は公式サイトからが安心です
公式サイトはこちら
いろいろ種類があるのですが、消えたデータの復元は「特別復元版」を選択してください。公式サイトはよくキャンペーンをやっているので、ここが一番安く買えるはずです。
1ライセンス1PCです
ファイナルデータは1ライセンス1PCです。1個買ったら複数のPCにいれられるということはありません。ご注意ください。
あとがき
誤ってファイルを消してしまったり、不可抗力でデータが消失してしまったときには、ファイナルデータが助けになります。
お困りの方は、今回紹介した「ファイナルデータ」をデータ復元の選択肢のひとつとして試されてはいかがでしょうか?
業者に持っていくのは、それからでも遅くはありません。