WEB屋のひとりごとコーナー。
今の御時世、HTMLやCSSでウェブサイトを作れるだけではウェブデザイナーにはなれません。必須項目のひとつにCMSサイトをつくれるスキルが要求されます。現在主流なCMSツールはWordpressです。これを用いてウェブサイトが制作できることが必須条件となることでしょう。
基本的にWordpressでウェブサイトを制作するときには、最初にHTMLとCSSでベースとなる各ページを作ります。その後、Wordpress対応のPHPページに作り変えていきます。少なくともぼくは7年間そうやっています。
WordPress対応のPHPコーディングは、制作本数を重ねていくと、使用頻度の高いPHPコードが目につくようになります。
そんな前置きのながれで・・・
今回は「Wprdpressのコーディング、単語登録を使いこなして、よく使うPHPコードをショートカットして効率化しまくろうっ!」をお送りします。
単語登録とはIMEについているアノ機能です
ぼくはGoogle日本語入力を使っているので、画像はそのサンプルになります。これはMicrosoft IME や Macのことえりでもお馴染みの機能で、どんな言語入力ツールにもある機能です。
ここから単語登録をした語句は、設定した「よみ」を入力することで、変換から呼び出すことができるようになります。
また、登録語句の一覧は辞書ツールから確認することができます。
使用例を紹介します
例えば、ぼくはWordpressコーディングを効率化するのに、こんなPHP文を単語登録しています。すこしだけ紹介しますね。
よみ:「へっだー」
1 | <?php get_header(); ?> |
ページ内に header.php を呼び出すためのPHPです。いちいちPHP文を入力していくのが面倒なので、このように単語登録してショートカットしちゃってます。
よみ:「さいどばー」
1 | <?php get_sidebar(); ?> |
ページ内に sidebar.php を呼び出すためのPHPです。
よみ:「ふったー」
1 | <?php get_footer(); ?> |
ページ内に footer.php を呼び出すためのPHPです。
よみ:「てんぷれーと」
1 | <?php bloginfo('template_url'); ?>/ |
WordPressの各ページファイルが収められているtemplatフォルダのルートURLを表示させてくれるPHPです。特にページ内の画像コードに追加するので、使用頻度がかなり高いです。
単語登録から呼び出して、
1 | <?php bloginfo('template_url'); ?>/images/logo.png |
みたいな使い方をします。
よみ:「がいぶ」
1 | <?php get_template_part('page');?> |
ページ内に他のphpファイルを呼び出すために使います。「page」の部分を任意の.phpファイル名に差し替えて使っています。
よみ:「さいと」
1 | <?php bloginfo('url'); ?> |
ウェブサイトのルートURLを呼び出すことができます。例えばこのブログだったら、このPHP文を入力すると「https://tanweb.net」と自動的に変化します。
こんな感じで、自分はWordpressコーディングを効率化しています。これはほんの一部で、まだまだ沢山のPHPコードを単語登録しています。
「よみ」は、あくまでも、ぼくが使いやすいようにつけています。自分なりの「よみ」をつけて運用してみてくださいね。
単語登録の方法
最後に単語登録のやり方を紹介して〆たいと思います。
Google日本語入力での単語登録画像ですが、だいたいどの言語入力ツールでもやり方は一緒です。
「単語」に変換で呼び出したい語句を入力し、「よみ」に単語を呼び出すためのトリガー語句を入力します。そして「OK」を選択すれば単語登録は完了です。
まとめ
単語登録は今回のようなコーディング以外にも、様々な場面で効率化の役に経ちます。その他には、住所や挨拶文を登録してトリガー語句でサッと出したりなど、無限の可能性を秘めています。こんな簡単なことで恐ろしくはかどりますよっ!!
今回はWordpressのコーディングを例にして記事にしましたが、ぜひ単語登録を利用して楽に効率よく作業を進ていってみてください!!