2025年10月14日に終了する予定だった、Windows 10 のサポートですが、先日、Microsoft から驚きの発表がありました。
条件を満たす Windows 10 パソコンであれば、さらに1年間、無償でセキュリティ更新を受けられる というのです。
今回は、Microsoft が発表した ESU(拡張セキュリティ更新プログラム)の内容を、パソコン初心者の方にもわかりやすく丁寧に紹介いたします。
Windows 10 のサポートを2026年まで無料で1年延長!Microsoft が「無償セキュリティ延長プログラム(ESU)」を発表
そもそも「ESU」とは?
ESU は「Extended Security Updates」の略で、正式なサポートが終了した後も、セキュリティ更新だけを引き続き提供してくれる延長サポートのことです。
通常は有償プランですが、今回、個人ユーザー向けに “無料版の ESU” を提供するという特別な措置が発表されました。
サポートさん
因みに、個人向け ESU の有料プランの料金は、年間30ドル(約4,400円)で、毎年料金を支払うことで、最大2028年まで Windows 10 のサポートを延長できます。
無償版 ESU の対象となるパソコンは?
Microsoft の発表によると、無償版 ESU は、以下の条件を満たす Windows 10 パソコンが対象となります。
- Microsoft アカウントでサインインしている
- 家庭で使用しているパソコン(個人利用ということです)
- 職場や学校など組織に管理されていないパソコン
サポートさん
例えば、「Outlook メール」や「OneDrive」を使っているパソコンなら、おそらく対象になるでしょう。
一方で、会社や学校から貸与されているパソコン、職場アカウントで管理されているパソコンは無償版 ESU の対象外です。
無償版 ESU はどのぐらい延長されるの?
- 通常のサポート終了である 2025年10月14日 → 2026年10月まで延長(1年間)
- 1年間以上の延長は有償版の ESU を契約する必要がある
- この期間中は、ウイルスや脆弱性からパソコンを守るための「セキュリティ更新」が提供され続けます。
- 新しい機能などの追加アップデートは行われません。
利用するには申込みが必要なの?
登録しなければ無償 ESU は受けられないので、2025年7月以降、表示される登録案内を見逃さないようにしてください。
登録の流れ(予定)
- 2025年7月頃から、Windows Update に登録メニューが追加される。
- 登録メニューの「Windows Backup(OneDrive)を有効にする」これで無料登録はてきるみたいです。
※ OneDrive 5GB 内を超えると別途ストレージ購入が必要になる場合がある。
サポートさん
登録しなければ無償ESUは受けられないので、7月以降、表示される登録案内を見逃さないようにしてください。
無償版 ESU についてのまとめ
項目 | 内容 |
対象 | 個人利用の Windows 10 パソコン ※要 Microsoft アカウント使用 ※ローカルアカウント不可 |
延長期間 | 2026年10月まで |
費用 | 無料 |
手続き | 要登録(登録開始は7月頃を予定) |
サポートさん
Windows 10 のまま使い続けたいけど、セキュリティが不安…という方にとって、この無償 ESU はまさに“延命措置”になります。