最近巷ではにわかに「ミニパソコン」が流行っているのをご存知でしょうか?
ミニパソコンとは…
本体サイズがお弁当箱ぐらいのサイズの小型デスクトップパソコンです。安価でそこそこ使える性能のものが多く、PC ライトユーザーやサブ PC が欲しいユーザーにとても相性が良いパソコンです。
パソコン用途が「文書作成 / 簡単な写真編集 / 動画視聴 / インターネット」程度の使い方であれば、わずか3万円ほどで手に入れることができます。
様々なラインナップがあるミニ PC の中から、今回は GEEKOM(ギコム)の “3万円で買えて普通に使える Intel N100 搭載ミニ PC を紹介します。
本記事は GEEKOM さんから実際に「Air 12 Lite」を提供いただき、実機を1ヶ月間メイン PC として使い倒した感想。忖度無しの PR レビュー記事となります。
目次
一般的な PC 作業ならストレス無く出来る「Air 12 Lite」
GEEKOM(ギコム)の「Air 12 Lite」はお弁当箱ぐらい大きさのミニデスクトップパソコンです。小型ボディに「CPU:Intel N100 / SSD:256GB / メモリ:8GB or 16GB」を搭載したコスパマシンです。
Air 12 Lite は、PC 用途が一般的なパソコン作業「文書作成 / 簡単な写真編集 / 動画視聴 / インターネット」程度であればストレス無くこなせる性能があります。
Air 12 Lite の簡単な性能情報
メーカー名 | GEEKOM(ギコム) |
製品名 | Air 12 Lite |
製品の寸法 | 11.68 x 11.18 x 3.3 cm |
製品重量 | 1.47kg |
OS | Windows 11 Pro |
CPU | Intel N100 4コア / 4スレッド |
ストレージ | 256GB / M.2 SSD 最大容量 1TB |
メモリ | 8GB / DDR4 SDRAM 最大メモリ容量 16GB |
グラフィック | Intel UHD Graphics 4K対応 |
通信方式 | 内蔵 Bluetooth 内蔵 Wi-Fi |
ポート | USB 2.0 x2 USB 3.2 Gen1 x2 USB 3.2 Gen2 x2 HDMI x1 DisplayPort x1 有線 LAN x1 アナログマイク x1 アナログヘッドフォン x1 |
付属品 | 電源アダプタケーブル 取扱説明書 テレビ背面取付用アタッチメント + ネジ |
Air 12 Lite の外観紹介
Air 12 Lite 実機の外観を写真で紹介します。
パッケージ&同梱内容
化粧箱は硬めの光沢紙素材で高級感があります。パッケージがちゃんとしていると開封する時のワクワク感が増すので良いポイント。蓋を開けた時の梱包も素晴らしい。
化粧箱や梱包具合は「そのメーカーがちゃんとしているかどうか」を推し量る目安のひとつになりますよね。
同梱品は「Air 12 Lite 本体 / 電源アダプタケーブル / 取扱説明書(日本語)/ テレビ取り付け用アタッチメント + ネジ」です。
テレビの背面に本体を取り付けるためのアタッチメントが付属するミニパソコンは珍しいと思いました(過去購入した3台のミニ PC には付属していませんでした。今はそれがスタンダードなのかな?)。
説明書は多言語仕様で日本語にも対応している感じ。イラストでわかりやすく表現されています。
外観&各ポート
上からみた Air 12 Lite はなんか可愛らしい感じ。片手で掴んで持ち上げられるサイズ。
左右側面は排熱のためのメッシュ構造。
底面はプラスネジが4つあります。この4つのネジを外すと底面のパネルが外すことができ、メモリや SSD の交換が行えます。
前面のボタンやポート各部の紹介です。
左から「電源ボタン / USB 3.2 x2 / アナログマイク&ヘッドフォン端子」があります。
背面のポート各部の紹介です。
左から「DisplayPort / 有線 LAN / USB 2.0 x2 / USB 3.2 x2 / HDMI / 電源コンセント」です。
USB 2.0 はキーボードやマウスなど外部機器用ですかね。
個人的には有線 LAN ポートがあることに高ポイント。残念ポイントは USB-C ポートが無いこと。無くてもまあ困らないし価格を考えればやむを得えまい。
DisplayPort と HDMI をモニターと接続することで2画面モニター出力できます。USB-C ポートが無いので3画面にするなら工夫が必要かな・・・まあ、この PC 性能での用途を考えれば2画面で必要十分かと。
Air 12 Lite の大きさ・サイズ
公称値とは別でぼくが個人的にざっくりと測った本体サイズがこちら。購入時の参考になれば幸いでございます。
横(幅?):13.5cm / 縦(奥行?):11.5cm / 高さ(厚み?):3.5cm でした。
ミンティアと8インチの Fire HD タブレットとで大きさ比較してみました。
こうやって比較してみると Air 12 Lite は本当に小型ボディだと改めて感じました。
Air 12 Lite はカスタマイズが簡単(メモリ・SSD 換装)
本体底面の四隅にある4つのプラスネジを外してパネルを開けると・・・
メモリと M.2 SSD があり、取り外すことで簡単に交換することが可能です。
各スロットは1つずつしかないので増設することはできませんので、あくまでも “交換” というかたちになります。
交換方法は付属の取扱説明書にイラスト付きで解説されています。
初期状態のメモリは「8GB」で最大で「16GB」まで対応。M.2 SSD は「256GB」が搭載されていて最大で「1TB」まで対応しています。
16GB メモリと 512GB M.2 SSD なら Amazon で揃えれば2つ合わせても1万円前後で済みますので、性能に物足りなさを感じた場合は交換しても良いと思います。
Air 12 Lite 搭載 CPU「Intel N100」の性能・その実力
Air 12 Lite には「Intel N100」という CPU が搭載されています。
N100 は低価格・低電力に特化した Intel 12世代の CPU です。
N100 は過去の低価格・低電力 CPU と異なり、以前までの Celeron や Atom のように買ったら後悔するほどの低性能といったことはなく、N100 はそれなりに性能が高いです。
CPU の性能を数値化してくれる PassMark というサイトで N100 を調べてみると・・・
マルチコア性能値が「5503」で、シングルコア性能値が「1940」でした。
これは、Windows 11 対応のノート PC 用 Intel 第8世代 CPU「Core i5 8250u」と同等の性能値です。
Core i5 8250u はノート PC 用の CPU で、一般利用であればまだまだ現役で利用できる性能の CPU です。わかりやすい個体名でいえば Surface Pro 6 に搭載されていますね。
N100 はそれと同等性能ですから文書作成や動画視聴等の一般使用では問題なく利用できる性能というわけなのです。
Air 12 Lite で出来ることを紹介
筆者は Air 12 Lite を約1ヶ月の間メインパソコンとしてしっかり使ってみて「Air 12 Lite は一般利用には問題なくできる性能」と判断しました。
「一般利用は問題なくできる性能」といっても具体的にどんな作業が快適に行えるのかをここでは紹介します。
インターネット(ブラウジング)は普通に快適に動く
ブラウザでの動作は実際にサイトを閲覧している参考動画を用意しました。
インターネットでのサイト閲覧は、読み込み速度は及第点でサクサク動いてストレスは感じません。回線速度さえまともであればブラウジングは快適にできますね。
YouTube 視聴もストレス無く快適
YouTube を視聴している様子の参考動画を用意しました。
5秒飛ばしや早送りもサクサク動作します。遅延もありませんし快適かと。ストレス無く YouTube 動画視聴できました。
文書作成(Word・Excel・PowerPoint)もストレス無く動作します
こちらは Word 文書(.docx)ファイルを WPS Office で開いたものです。性能的にも余裕をもって動作してくれました。
表計算や文書作成はまったく問題なく快適に動作してくれます。
簡単な写真編集ならまったく問題がない・快適動作
Windows 11 標準搭載の「Microsoft フォト」アプリの写真編集機能で写真を編集してみたところ…こちらもまったく問題なし。
とても快適に写真編集を行うことができました。
ただし、Photoshop 等のアプリを使って RAW 画像を編集してみたところ…結構動作が遅くなったので「あくまでも簡単な写真編集なら快適」といった感じです。
自前の動画視聴も快適
NAS に保存してある自前の MP4 動画をメディアプレーヤーで再生してみたところ…遅延なども特に無く快適かつストレスフリーで動画視聴を楽しめました。
早送りや巻き戻しもまったく問題ありません。
軽いゲームなら出来る
Microsoft Store からインストールするパズルゲームやテーブルゲームは問題なくプレイ出来ました。同じようなジャンルのブラウザゲームも問題ありませんでした。
因みにエミュレーターのゲームも遅延等もなく快適にプレイできましたよ。
FPS・3D のオンラインゲームやマインクラフトは無理でしたね・・・カクカクして重い。N100 には荷が重いです。
キタムラ
このように Air 12 Lite は “PC の一般的な使い方” であればストレス無く快適に動作します。PC をライトな使い方でしか利用しないユーザーさんには大変おすすめできます!
Air 12 Lite はこんな人におすすめできます
Air 12 Lite をおすすめできる人は以下の項目。
- PC 用途が「文書作成 / 簡単な写真編集 / 動画視聴 / インターネット」程度
- Microsoft Office 作業が中心の中小企業や自営業の業務用 PC として
- 安価だけどしっかり動く PC が欲しい
- 2台目のサブ PC として
- Windows PC 初心者の PC 練習用として
- テレビに接続し動画視聴などエンタメ用途として(リビングに設置し家族団らん等)
逆に Air 12 Lite がおすすめできない人は以下の項目。
- 高解像度のゲーム(ネットゲーム)をやりたい人
- RAW 現像など本格的な写真編集がやりたい人
- 本格的な動画編集がやりたい人
- Adobe アプリ利用がメインの人
- フォルダやアプリを10個も20個も一度に開く並列作業がしたい人
- ノート PC が欲しい人
Air 12 Lite の購入は公式サイトまたは各ネットショップから
GEEKOM Air 12 Lite は「公式サイト」もしくは「Amazon・楽天市場・Yahoo ショッピング」から購入できます。