最近では「マイ水筒」を持ち歩く人も増えました。いつでも冷たい(温かい)飲み物が飲めるし、何よりも節約になる「マイ水筒」。
さて、この水筒なんですが、大手ブランドの出しているちょっと良い水筒(価格の高いやつ)と、無名ブランドの出すドンキで投げ売りされてそうな水筒(価格の安いやつ)では保温力って差が出るのでしょうかね?
キタムラは、一度気になると、ずっと気になってしまって頭から離れなくなってしう性分なので・・・今回、大手ブランドものの水筒と無名ブランドものの水筒で保温力に差が出るのか計測してみることにしました。
保温力を比較してみたのはこの3ブランドの水筒です
全てステンレス素材の水筒で、左から・・・
- 象印 360ml (大手)
- タイガー 300ml(大手)
- パール金属 300ml(あまり聞いたことがない)
象印 水筒 360ml SM シリーズ(左の水筒)
計測する象印水筒は、一昨年に買ったやつで、この SM シリーズの旧モデルになると思います。(奥さんの使っているやつを借りてきました)。
タイガー 水筒 300ml MMX シリーズ(真ん中の水筒)
現在ぼくは、これの白色の水筒を「マイ水筒」として、PC 作業をしているときに喉を潤すため用として使っております。
パール金属 水筒 300ml
700円前後と爆安。今回この計測をしたいがために Amazon から取り寄せた「すごい安い爆安ステンレス水筒」です。良い計測結果であれば、外出用として使う所存です。
水筒以外で準備したアイテム
クッキング温度計
こちらのクッキング温度計も爆安水筒と一緒に注文しました。油の温度を測ったりとか料理のときにあると重宝する、計測部分が先細で長くなっている温度計です。
この温度計で 3ブランド水筒の保温力を計測します。
伊藤園 磨かれて澄み切った日本の水
冷蔵庫の中にあった、よく冷えている「伊藤園 磨かれて澄み切った日本の水」を 3つの水筒にそれぞれ入れて保温力を計測します。
水筒の保温力を計測してみる大会スタート!
各水筒にはミネラルウォータを入れました。氷は無し。3時間おきに温度計測を合計で3回行うという自分ルールを設定しました。
それでは計測スタートっ!!
保温力計測スタート時の温度
【9:00】計測スタートです。室温は24度。
計測開始は3つの水筒とも「6.7度」と同じ温度でスタートです(当たり前か)。
1回目の計測 – 計測開始から 3時間後
【12:01】1回目の温度計測をします。室温は27.5度。
タイガーが 7.7度と一歩リードです。象印とパール金属は差がありません。爆安水筒は今のところ健闘しています。
2回目の計測 – 計測開始から 6時間後
【15:01】2回目の温度を計測します。室温は28.3度。
タイガーは1桁台を守っていて流石です。パール金属の爆安水筒は今回も大健闘です。指を入れると3つともまだまだ冷たいです。
3回目の計測 – 計測開始から9時間後
【18:00】3回目の計測をします。室温は28.8度。
とりあえず、計3回の9時間にわたる保温力計測が完了いたしました。
水筒の保温力を9時間計測してみた結果発表!
ステンレスの水筒というのは、温度が徐々に上昇(ホットなら下降)していくものなのですね。タイガーが若干優秀だったかな? 象印は一昨年のモデル & 結構使い込んでる影響もあるかな? 何にせよ 700円の爆安水筒は何気にすごくないっすか?
総合的な保温力の計測結果として、あくまでも、今回の環境下での計測結果ということではありますが・・・
大手ブランドの価格が高い水筒だろうと、無名ブランドの価格が安い水筒だろうと、保温力にそこまで大差は無い!
ということがわかりました。
計測した水筒は、3つとも氷を入れてしまえば、朝から1日出かけて帰宅したとしても十分な冷たさを維持できるということで間違いないです。
これだけ差がないとなると、ぶっちゃけ「じゃあ水筒って安いので良くない?」っていう結論に帰結するのもやぶさかではない感じです・・・まあ、重量や大きさなんかの関係もありますから適時判断にはなりますけれども。
無名ブランド爆安水筒の底力を垣間見た本日の検証実験でございました。
水筒選びの参考になれば幸いです。