昨今、本当に様々なインターネット詐欺が横行していて注意が必要です。その詐欺サイトやメールは、どれも非常に巧妙かつ精巧に作られており騙されてもおかしくないほど。
今回は、そんなネット詐欺のひとつ「Yahoo! Japan」を語るフィッシング詐欺メールの見分け方や対処方法を紹介します。
目次
詐欺メール【Yahoo!ウォレット】パスワード初期化のご連絡
実際にぼくのもとへ届いたフィッシング詐欺メール
こんなこというのもアレですけど、非常に巧く作ってありますよね・・・。
メールタイトルなんか「重要!ログインアラート」ですからねっ! ムカつくわぁ~。
この詐欺メールがあることは昨年から確認していたんですけど、現物(詐欺メール)がぼくのもとへ届かなくて今の今まで記事にできませんでした。
やっぱりこういものは自分で検証しないと説得力ないですもん!! インチキなブログやキュレーションサイトと同じになってしまうのは嫌ですから。
Yahoo も公式サイトで「詐欺メールに注意」を呼びかけている
Yahoo! Japan も以下の公式サイトにて詐欺メール注意を呼びかけています。
Yahoo 名義でこんなタイトルのメールが来たらご用心
Yahoo 名義で以下のタイトルのメールが来たら詐欺の疑いが『大』なのでご用心です。
- 【Yahoo!Japan】緊急!パスワード初期化のご連絡
- 【Yahoo!ウォレット】パスワード初期化のご連絡
- [Yahoo!ウォレット]重要!ログインアラート
- 【重要】Yahoo!ウォレット – ログインアラート
- 【重要】Yahoo!ウォレット – パスワード初期化のご連絡
- Yahoo! JAPAN [ 重要:必ずお読みください]
この詐欺メールの目的は?
届いた詐欺メールにある URL へ誘導させて(クリックさせて)、誘導先のサイトにて個人情報を入力させるのが目的です。
因みに、URL をクリックすると・・・
とっても精巧な Yahoo っぽいログイン画面が開きます(ためしにクリックしてみましたが、良い子はマネしないでね)。
そのほかにも、公式サイトによれば、氏名・住所・クレジットカードを直接入力するページが開いたりするようです(公式注意サイトを参照)。
まんまと個人情報を入れてしまったアナタに降り注ぐ不幸の数々・・・まさに「フィッシング詐欺メール」というわけです。
詐欺メールかどうかの見分け方
まずは本物の Yahoo の URL を確認してみよう
これは Yahoo! Japan 系の URL なのですが、Yahoo! Japan の公式 URL には、すべからく必ず「yahoo.co.jp」が入ります。これが Yahoo! Japan のドメインなので必ず入ります。
こちらは本物の Yahoo ウォレットから送られてくるメール。メールアドレスの末尾は必ず「yahoo.co.jp」が入ります。
Yahoo! Japan から送られて来るメールは絶対に「yahoo.co.jp」が末尾に入るのです。
しかし、詐欺メールに貼られている URL を見てみると・・・
詐欺メールは URL を確認すれば本物ではないとわかる
詐欺メールに記載の URL をよく確認してみれば一目瞭然! Yahoo! Japan の旗印であるドメイン「yahoo.co.jp」がどこにもありません。
この詐欺メールのメールアドレスを確認しても「yahoo.co.jp」で終わっていませんね。
というわけで「はいっ!詐欺決定!!」ということになります。
Yahoo! Japan 公式ドメインの「yahoo.co.jp」は、世界にひとつだけのドメインです。更に「co.jp」は取得する条件として「日本国内の会社」で「証明するための登記書類」を提出し、審査に通って初めて使えるようになるドメインです。
「co.jp」は、詐欺をするような奴等がおいそれと取得できるドメインではないのです。
詐欺メールは「無視して URL はクリックしない」
詐欺メールの対処方法は、
無視して削除! 絶対に URL をクリック(タップ)しないことっ!!
これに尽きます。
ブラウザによっては詐欺サイトの対策が施されている
Chrome と Firefox Quantum は詐欺対策がされている
詐欺メールの URL をクリックすると、Chrome ならすでに対策されていて、このような警告画面が表示されるようになっています。
Firefox も同様に、このように「この先は詐欺サイトです」と丁寧にお知らせしてくれるように対策がなされています。
Internet Explorer と Edge は詐欺対策されていない
IE と Edge に関しては詐欺サイトの対策がされていないので、詐欺メールの URL をクリックしてしまうと普通に詐欺ページが開いてしまいます。
Edge や IE がメインブラウザなら有料セキュリティソフトを
上述でも言いましたが、Edge や Internet Explorer は、ブラウザ単位では詐欺ページが出ないようにする対策を行ってくれていません。
この2つのブラウザをメインで利用しているユーザーさんは、安全のために、対策を迅速に行なってくれるセキュリティソフト導入しましょう。
これは、ぼくが現在利用している有料セキュリティソフト「ESET」が Edge の詐欺ページを表示させないようにシャットアウトしてくれている画像です。
IE でも同じようにシャットアウトしてくれます。
ESET は、すでに対策がされている Chrome や Firefox に対しても発動してくれていて、2重の防壁となってくれます。
ESET は、かなりオススメなセキュリティソフト。お試し期間もあるのでぜひぜひ!
あとがき
本当にネット詐欺が多くて困っちゃいます。情報や知識がない人は騙される世知辛い時代です。本記事が Yahoo 詐欺メールを受けた方のお役に立てば幸いです。
今回は、ネット詐欺のひとつ「Yahoo! Japan」を語るフィッシング詐欺メールの見分け方や対処方法の紹介でした。