ぼくの妻は韓国人なので年に数回ほど韓国へ帰省します。その時には、妻の両親・兄弟・友人が「これでもかっ!」というくらいガイドブックに載っているものから載っていないようなものまで・・・美味しい料理を食べに連れて行ってくれます。
やっぱり「現地の人」に勝るガイドブックはありません(笑) 市販のガイドブックでは掲載していないような美味しいものがひょっこり出現します。
今回の帰省は1週間ほど。昼食・夕食を誰かしらが外食に連れ出してくれて、ひたすら旨いものを食わせてくれたので、その中の「旨かったもの10点」を紹介します。
これから韓国に旅行される方の参考になれば嬉しいです。
目次
今回紹介するのは店名ではなく「料理名」です
本記事では、店名ではなく料理の名前を紹介します。
店名で紹介してしまうと、滞在場所から遠くて行けなかったり、「そこじゃないと美味しくない」という固定観念が発生してしまうなど、汎用性に欠けると考えました。
料理の名前さえわかれば、事前に滞在場所の側で食べられる食堂を調べられるし、観光客相手の食堂なんかよりも、現地民が行く食堂のほうが絶対に美味しいはず。
ツアー旅行で連れて行かれるツアー客用の提携食堂とか、お世辞にも美味しいとはいえないでしょ?(むしろ不味い)
だから今回は「料理名」で紹介します。
注文するときに使えるよう、料理名はカタカナとハングルでダブル表記します!
1:ムルレンミョン(水冷麺 / 물냉면)
ムルレンミョンは、冷たいスープに細い麺が浸かっている水冷麺です。酸味の効いた味や香ばしい系の味、辛いやつ、辛くないやつなど店舗によって違った味が楽しめます。
この写真のものは、ごま風味の香ばしい系の冷たいスープに日本の蕎麦に近い味の麺が投入されている一品。この日も暑かったのでさっぱりした水冷麺は食が進みます。
冷やし中華っぽいのが好みなら酸味系の水冷麺をいただくと幸せになれると思います。
夏の韓国旅行では、ランチに食べると清涼感があって、なかなかおすすめです。
2:マンドゥ(蒸し餃子 / 만두)
マンドゥは韓国の蒸し餃子です(焼餃子もあります)。韓国の蒸し餃子おいしいですよ~!! 熱々の具がたっぷり詰まっていて甘辛いタレでいただきます。
どこのお店もだいたい餃子ひとつが結構大ぶりなので、1人一皿頼むのではなく、一皿をシェアして食べると良いと思います。
3:カムジャタン(豚の背肉とジャガイモの鍋 / 감자탕)
カムジャタンは、じゃがいもと豚背肉がメイン具で、水菜や菊などの青物がたっぷりはいった鍋です。キムチ & コチュジャン系の鍋なのでなかなか辛いです。
よく煮込まれてグズグズになった柔らかい豚背肉からダシが良く出ていて、お米が進みますねコレ。大量のジャガイモも投下されているのでお腹いっぱいになる鍋です。
日本にある韓国料理屋でもよくみかけますね。
因みに「カムジャ=じゃがいも」で「タン=汁」です。
4:トゥンッピョッチム(背骨の蒸し料理 / 등뼈찜)
トゥンッピョッチムは蒸した(背)骨付き肉と野菜を炒めた料理です。骨付き肉はよく蒸されていてグズグズの超柔らかなので、肉は箸ですぐに剥がせます。
濃い味でとても美味しいのですが、見た目に反して、めちゃくちゃ激辛なので注意が必要です。ぼくはトゥンッピョッチムが好きなので韓国へ行くとよく食べます。
辛いのが苦手な方は注文前に「アンメッケへジュセヨ / 안 맵게 해주세요」と店員さんに言うと辛さを抑えて調理してくれます(辛さを抑えてくださいという意味です)。
5:カムジャヂョン(じゃがいものチヂミ / 감자전)
カムジャヂョンはジャガイモのチヂミ。日本でよく見るチヂミとは違い、生地(タネ)にジャガイモを練り込んでいるチヂミです。
甘辛い醤油ベースのタレやコチュジャンに漬けて食べます。モチモチした食感が気持ちよく、ジャガイモのお陰かノーマルのチヂミより油濃さがありません。
ぼくは普通のチヂミよりもこっちが好きかなぁ。
6:スンドゥブ(豆腐 / 순두부)
スンドゥブ = 豆腐。スンドゥブチゲは聞いたことがあると思います。
これスンドゥブという料理名なのですが、日本で言う「湯豆腐」みたいなもので、韓国式湯豆腐ということにしておきましょう。
日本の湯豆腐と違うところは、豆腐がすでにグズグズして砕けているところです。こういうチーズやヨーグルトありますよね(笑)
このスンドゥブをお皿によそって、日本の湯豆腐みたいにタレをかけていただきます。タレは若干辛いです。
韓国式湯豆腐の良いところは、日本の湯豆腐と違って砕けているので、タレが豆腐によく絡まり浸透して味がしっかり豆腐にしみることです。
日本の湯豆腐は表面だけタレがかかって中は THE 豆腐味。ぼくは日本の湯豆腐を食べる時には箸で穴をズボズボ沢山開けてからタレをかけますので…韓国式のほうが食べやすい。
とてもさっぱりしているのでいくらでも食べられるヘルシーメニューです。
7:ミョルチグクス(煮干しダシにゅうめん / 멸치국수)
カルグクス聞いたことないですか? ミョルチグクスはカルグクスの種類のひとつです。
日本でもラーメンがあってその中に味噌ラーメンや醤油ラーメンって種類があります。味噌ラーメンを注文する時には「ラーメンひとつ」とは言わないですよね。「味噌ラーメンひとつ」って注文しますよね・・・
それと同じように、煮干しダシのククスを食べたいときには「ミョルチグクス ハナジュセヨ~(ミョルチグクスひとつください)」と注文します。
味はお吸い物の中に素麺が入っている感じ。ただ、ここのミョルチグクスは韓国のりが大量にトッピングされていたので、なかなか香ばしかったです。
カルグクスも店によって、スープが辛かったり、辛くなかったり、醤油ベースだったり、ここのように塩ベースだったりいろいろです。
麺の硬さはどこでも総じて柔らかめですね。韓国人にはバリカタ麺は NG。
8:チョングッチャン(納豆鍋 / 청국장)
チョングッチャン・・・納豆鍋です。以外なことに韓国にも納豆ありました! 日本の納豆より大粒で匂いがキツめです。
これは、旨いというよりも「ネタ」的料理です(笑) 韓国の若い人も匂いがキツイせいか? あまり食べないそうで・・・義母が「こんなに美味しいのに」と嘆いていましたw
妻に「ほかにも納豆料理ってあるの?」と訪ねたら「多分ない。これだけだよ。他にみたことないもん」と言っていました。
9:ヨルタンブルゴギ(豚薄切り肉練炭焼き / 열탄불고기)
ブルゴギは聞いたことあると思うのですが、その調理方法がそのままメニュー名になった「ヨルタンブルゴギ」です。
ヨルタンブルゴギは、甘辛い醤油ダレで味付けした豚の薄切り肉を練炭で美味しく焼く料理です。
肉が好きな人なら不味いという人は誰ひとりとしていないだろう・・・そんな超旨い韓国肉料理の一角ですね。忘れずに食べて欲しいですっ!
10:サムゲタン(鶏と漢方の薬膳煮込み / 삼계탕)
ぼくはこの「サムゲタン」を韓国滞在の最後の食事で必ず食べるようにしています。大体最後のランチで 100% 食していますね。自分のなかで韓国シメ料理なんです(笑)
サムゲタンは、コラーゲンたっぷりの鶏肉と朝鮮人参や鹿茸、くるみ、松の実などの漢方食材が一緒に煮込まれた「薬膳料理」です。
あっさりした味で、超柔らかく煮込まれた鶏肉は岩塩をつけていただきます。鍋のしたにはお米が眠っていておじやも楽しめます。
美容・弱った胃腸・食欲増進などなど漢方の効果で健康が詰まったすごい料理です。サムゲタンはほぼどこの店で食べても間違いないです。美味しいよ!
特にお肌に良いそうなので女性は絶対食べるべしっ!です。
ぼくはこれ大好物です。
あとがき
というわけで今回は、先日の韓国帰省で食べてきた旨い韓国料理10選をお送りしました。
どうです? 食べてみたい料理ありましたか?
韓国なかなか食の国です! 美味しい韓国料理はまだまだいっぱいあるので、旅行の際にはガシガシ食ってガシガシ肥えましょうねっ!!
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いろいろ探して、購入時はここが一番安かったです。
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