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RAMとは?ROMとは?メモリってなに?ストレージってなに?

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Twitterを眺めていたら、こんなツイートが起点になって盛り上がっていました。

これがネタなのか本気なのかはわかりませんが、実際に自分の周辺の何人かに「RAMとROMの違い」を尋ねたところ確率 100% で「わからない」という結果に・・・

携帯電話所有ユーザーの実に70%以上がスマートフォンを持っているというこのご時世なのに・・・なんて由々しき事態なんだっ!!

というわけで今回は「RAMとは?ROMとは?メモリってなに?ストレージってなに?」という内容をできるだけ簡単にざっくりまとめてお送りします。

ROMとは?

ROM(ロム)と読み、「Read Only Memory」の略称です。

本来は、書き込み不可・読み出しのみが可能なメモリっていう意味なのですが、docomo などのスマホ会社の端末仕様表をみると・・・

内蔵メモリ「ROM 32GB」とか書いてありますね・・・

あれ? この 32GB って読み書き可能な保存エリアなのになんで ROM なんでしょう? スマホの商品紹介のスペックページなんかではよくこういう書き方されちゃっていますよね。

ここがポイント!

本来「ROM = 書き込み不可・読み出しのみ可能メモリ」という意味なのに、なぜか日本では「ROM = 読み書き可能な保存領域 = ストレージ」 という意味合いでも使われます。日本の PC 業界とかが広めちゃったせいかなんかでしょうか?

因みに海外だと日本では ROM と記載される部分を「Internal Memory Storage(内蔵メモリストレージ)」と的確に記載するようです。

ストレージとは?

ストレージとは「データを保存する場所」のことです。

ストレージの仕組みはこんな感じです。

  • スマホなどモバイル端末のデータ保存容量はなぜか「ROM」と表現
  • パソコンの保存容量なら「HDD500GB」や「SSD128GB」など
  • SDカードだと「容量 / データ容量 32GB」などとそのまま表現しますね
  • DVDなどの光学ディスクも上に同じく「容量 4.7GB」とかいいますかね
  • USBフラッシュメモリも「容量 16GB」などでしょうか
ここがポイント!

このように、種類によって使い分けている感じで、これらのIT機器のデータを保存する場所を総じて「ストレージ」と言います。日本だと「容量」って言い方もわりと一般的に使われますね。

兎にも角にも「データを保存する場所=ストレージ」なので、使い分けが難しい場合はどんな時でも「ストレージ や 容量」と表現しちゃえば間違いないと思われます。

RAMとは=メモリのことです!ではメモリとは?

RAM(ラム)と読み、「Random Access Memory」の略称で、俗に言う「メモリ」のことです。

ではスマホやパソコンなどのコンピューターにおける「メモリ」とはなんなのでしょうか? 簡単な仕組み画像を見てみましょう。

まず、メモリを例えるなら「机や作業台」がわかりやすいかもしれません。

コンピューターはストレージに保存してあるデータやアプリをその都度取り出してきて、作業台(メモリ)の上に広げて作業します。

したがって、当然、作業台が大きければ大きいほど沢山の素材を手元に広げて作業できるので効率がよくなります。

作業台に置けない素材は床にでも転がして「後でまた使えばいいじゃん」と人間なら思うかもしれませんが、コンピューターは人間のように横着しません。几帳面に使い終わったものをストレージにもどします。

しかし、作業台が大きければ、あとで使うやつは作業台の空きスペースに置いておくので、使いたい時にはすぐに使えます。

逆に作業台が小さければ、空きスペースが無いので、使うたびに収納(ストレージ)へしまって出してを繰り返さなければいけません。この動作がスマホやPCが重くなる原因のひとつになります。

もうひとつメモリの仕組みがあります。これも図で簡単に説明します。

大きなデータ、俗に言う「重いデータ」が扱えるかどうかです。

作業台が小さいと、その台の幅を超える素材は、例え置けたとしても広げることができませんから、その素材を扱って作業することはできないということです。

これは人間でも同じことではないでしょうか? 無理やり小さい台の上で大きな素材を広げてあなたは細かい作業ができますか? 思うように作業を進めれなくてストレスたまりませんか?

これが、少ないメモリで大きなデータを扱えない理由です。

ざっくりといろいろ端折った簡単な説明でしたが、これが「RAM=メモリ」です。

あとがき

ROM(ロム)は日本ではストレージの表現のひとつ

主にスマホなどモバイル端末のデータを保存する場所のことを指す言葉。

RAM(ラム)は「メモリ」のこと

メモリ容量によってコンピューターがどれだけ効率よくデータやアプリを扱えるかが変わります。CPUと抱き合わせで、コンピューターの「重い / 軽い」を司っているといえるでしょう。


というわけで、今回は「RAMとは?ROMとは?メモリってなに?ストレージってなに?」という内容をできるだけわかりやすく簡単にまとめてみました!!