以前、Windows 7 から無償期間中に一度でも Windows 10 へアップグレードしたことがあるPCは例え 7 へ戻したとしても、何度でも 10 へすることができるという記事を投稿しました。
その後、HDD(SSD)を変更してもライセンス認証には影響のないことを身をもって確かめた記事を投稿しました。
因みにその後、メモリ・グラフィックボード・ディスクドライブは変更してもライセンス認証にはなんら問題ないことを確認しています。
さて、今回は「CPUやマザーボードのPCの根幹になる部分を変更したらライセンス認証には影響があるのか?」ということを Microsoft Answer Desk(サポート)に実際に質問してみました。
目次
BTOパソコンはCPUやマザーボードを変更して大丈夫?
自作パソコンを利用していない限り、ほぼすべてのPCユーザーは、BTOパソコンか大手ブランドの完成品パソコンの利用者だと思います。
それらのパソコンに付属しているOSを「OEM」と呼び、そのOEMのOSは、その付属してるパソコンにしか利用してはいけない決まりがあります。
そして、パソコンをそのパソコンとして認識させている部分が、マザーボードでありCPUだったりするので、「この2つを交換することは=OSのライセンス認証から外れるかもしれない」といわれます。
でも、故障しちゃうこともありますよね!! CPUなんか自分で変えれるんなら新しいPC買うよりもよっぽど安いですからねぇ。
で、これらを変更したらやっぱり Windows 10 へはもうできなくなっちゃうの? という疑問をMicrosoft サポートに聞いてみました。
Microsoft サポートとの実際のやり取り
まず、こちらの内容でお問い合わせチャットを申し込みました。
チャットが開始され、「BTOパソコンについてくるOEMのOSは、構成を変えてライセンス認証が外れるともう補償してくれないの?」と訪ねます。
その後、「無償アップグレード期間に 10 にした元は 7 だよ」と教えます。
ここでサポート側がプロダクトキー(ライセンス)を尋ねてきます。ライセンス関連のお問い合わせは2回目なのですが、いずれもプロダクトキーを尋ねられました。
ライセンスが正規のもので不正がないだろうということが確認できると、問に対しての回答をもらうことができます。
以下でこのやり取りの結果をまとめます。
CPUやマザーボードを変更したらどうなるか?
>Windows 10 のアップグレードを行なった時点での機器構成で認証が通っている状態
Windows 10 アップグレードのライセンス認証は機器構成単位でMicrosoft側に保存されているようですね。プロダクトキーを教えるとこのようにわかってしまうんでしょう。
>CPUやマザーボードの交換により、恐らく Windows 10 のライセンス認証が外れる可能性がある
おそらく・・・という言い方をされているが、きっと外れる確率の方が大きいのでしょうね。
>プロダクトキーを調べたところ、こちら(Microsoft)で対応できるキーなので、もし認証ができない状態でも、お問い合わせいただければ認証に向けてご案内します
もし認証が外れた場合、Microsoft側で対応できるキーとできないキーがあるということ。これは聞いてみないとわかりませんね。
もし、対応できるキーならば、CPUやマザーボードを変えてライセンス認証が不可になっても補償してくれるということみたいです。
まとめ
今回の質問から読み取れたことをまとめます。
- まずは、CPUやマザーボードを変更する前に、Microsoft サポートへ「自分のライセンス認証が外れてしまった時に対応してもらえるプロダクトキー」なのかを確認する。
- 対応できるキーであれば、変更後にライセンス認証ができなくなっても対応してもらえる。
- 対応できないキーの場合は、そのOSでの Windows 10 再アップグレードはあきらめるか、CPUやマザーボードの変更をあきらめるかのどちらか。
こんな感じでしょうか。
BTOパソコンでCPUやマザーボードを変更した場合は、必ずしも Windows 10 再アップグレードの権利を失うわけではないようです。
できるできないに関して、まずは、Microsoftサポートにてプロダクトキーの確認ををしてもらってから判断するようにしてくださいね。
追記:実際にCPU交換をしてみて検証してみました
実際に無償期間中に Windows 10 へアップグレードしたパソコンのCPUを交換してみました。その検証内容が以下の記事です。よかったら合わせてお読み下さい。