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縁日の出店のくじびきに当たりは本当にはいっているの?ぼくが体験した本当のハナシ

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祭りなどで「くじびき系」の出店ってよく見かけます。ぼくは、小学生のころに実際に起こったある事件をきっかに、いっさいそのたぐいの出店が信用できなくなりました。

今回は、「縁日の出店のくじびき、当たりは本当にはいっているの?」を当時の事件をふりかえりながらブログしてみたいと思います。

小学生5人でお祭りにいきました

ぼくが子どもの頃の友人のとある武勇伝を紹介します・・・

あれは小学5年のときでしょうか。ぼくを含め少年5人で祭りに行きました。当時はゲームボーイが一大ブームで、出店のくじびき屋さんでも「1等 ゲームボーイ」と大きく掲げられていました。

ぼくら4人はすでにゲームボーイをもっていたのですが、ひとりだけ持っていませんでした。どうしても欲しいその友人(以下Aくん)は1回300円のくじ引きに、お小遣いの3,000円全額をつっこみました。当然、当たるわけがないのですが、Aくんは店主のおじさんに「本当に当たりはいっているの?」と何度も聞きます。

おじさんは、箱から1等のくじを出してぼくらに見せつけて「なっ!はいっているだろう?」・・・今思えば不自然すぎますよね(1等をあらかじめ手に持ってさも入っているようにみせる手法)。しかし、納得がいかないAくんは、しばらくそのくじびき屋でくじをやっていくお客さんを観察し・・・ついに事件は起きるのです!!

ついに事件は起きました!!

突然Aくんはそのくじびき屋さんにおいてある「くじが入った箱」を強奪し、走り去ります。店主のおじさんは顔を真っ赤にして追いかけます。

Aくんはトイレに立てこもり、強奪したくじを1枚1枚めくり、全部を開封したのです。

ぼくら4人は何が何だかわからず、とりあえず店主のおじさんにつかまってしまい、尋問もうけます。くじを強奪されたおじさんは更に警察を呼んでカンカンになっています。

そこへAくんが戻ってきます。おじさんはキレて警察に「こいつの親を呼んで迷惑料を払わせる!」と。

年配の警察官はAくんに「なぜそんなことをしたんだい?」と訪ねます。

Aくんは警察官に「くじをする人を見ていたら、みんなはずればかりで、おじさんがいうように本当に当たりがはいっているのか確かめたかった。お母さんからもらったお小遣い全部をズルで取られるわけにはいかない。」と。

Aくんは泣きながら続けます。

「トイレでくじを全部開けてみたら、やっぱり当たりはひとつも入ってなかった。怖そうなおじさんだけど、お金を返してもらおうと思って戻ってきたんだ」と。

この勝負Aくんの勝利

それを聞いた店主のおじさんは真っ青になります。Aくんが泣きながら大きな声で警察官に語ったすべては、集まっていた野次馬の耳に入ってしまったのです。

まさか、子どもがここまでやるとは思わずに警察をよんだんだと思いますが、店主のおじさん完全に裏目にでてしまいました・・・。

警察官は店主に「この子は窃盗と営業妨害という許されざる行為を犯しましたが、あなたの行為は詐欺ではないですか?」つづけて「この子は両親に来てもらい、事情を伝えて厳重に注意いたしますが、あなたはもう少しお話をお聞かせください」。

店主はAくんに3,000円を返したそうです。その後その店主のくじびき屋がどうなったのかはわかりませんが、おそらくは営業できませんよね。捕まったかな?

ぼくらは警察にも自分の両親に怒られるという(Aくんの両親はぼくらにも、ぼくらの両親にも平謝り)・・・。

….これが小学5年生のころに本当にあったAくん伝説です。

それ以来ぼくは祭りなどの出店でくじびきをやることは一切無くなり、こうして大人になりました。

まとめ

祭りの出店のくじびきが全部そうとは限りませんが、特に単価の高いものを景品として用意しているくじびき屋は、ほとんどインチキなんじゃないでしょうか?当たりがでてしまったら採算割れするのは明白ですものね。

どのように解釈するかは人の自由ですが、当時のことがあるので、ぼくは未だにインチキだと思っています。

実際に出店のくじびきに当たりがあるかどうかは大人なら簡単にできます。くじの枚数を確認して全部買っちゃえば良いのです。3万〜5万も出せば箱のなかのくじ全部買えちゃうんじゃないですかね。

おそらく箱の中のクジの枚数は100枚程度だと思うんです。1回300円なら3万円で全部買えるので、くじを全部買い取れば、商品を全部持っていくことが可能ですよね。渡さなければ警察を呼んじゃえばいいのです。まあ、そこまでやる必要性はあるのかは置いといて。

実際に逮捕された事例はあるようです。

あまりに悔しければ自己責任で反撃してみたらどうでしょう(笑)

なんとも夢のない記事で申し訳ないのですが、子どもの夢を喰い物にする大人がこうやって普通にいるということが一番夢のないことなんですよね・・・というハナシでした。

※ぼくも小学5年生だったので、Aくんと警察官のやり取りなどはうろ覚えで書いていますが、だいたいこんな感じだったと思います。