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これから外国人女性と国際結婚をする方へ「婚姻の手続きは超大変」なので覚悟してね

東京入国管理局横浜支局

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最近では、国際化にともなって日本でも国際結婚はそこまで珍しいことではなくなってきたんじゃないでしょうか。

ぼくは2年前に国際結婚をして韓国人の妻がいて、もちろん夫婦で日本に住んでいます。妻を迎え入れる際に、婚姻に関する手続きが恐ろしく面倒でやばかったことを記事にしようと思っていてすっかり忘れていたので今書くことにします。

これから国際結婚を望む方々へ

外国の方と今現在お付き合いしていて、漠然とご結婚を考えている方は、まだ手続きのことなどは一切考えていないと思います。

国際結婚は、日本人同士で結婚するのとはわけが違い、婚姻届の紙1枚提出すれば晴れて夫婦というわけにはいきません。

市役所や領事館へ数度足を運び、向こうの家族に協力してもらい現地の役所へ書類を提出&取得&郵送してもらい、最終的に集まった沢山の書類を入国管理局へ提出して、審査がおりてはじめて日本で夫婦生活が送れるようになります。

入国管理局の審査が降りなければ日本には居られない

いくら最愛の彼女と結婚したくても、入国管理局の審査が降り、在留カードが発行されない限り婚姻届を提出することはできません。

審査がおりるまでの期間は観光ビザでの滞在になり、審査がおりない場合は国へ帰ることになります。一応審査中は観光ビザが多少延長されますが、婚姻目的で彼女が来日したら迅速に審査手続きに取り掛かるようにしたほうが無難です。

また、審査の間は日本国内から出るのを禁止されますので、その間に海外旅行や一時帰国もできなくなります。禁をやぶって海外へいってしまうと在留資格を失うので注意してください。

入国管理局へ提出する書類の量がハンパない

こちら実際にぼくの妻が入国管理局へ提出した書類たちです。全部で13枚あり、すべてに手書きが必要です。これらの書類は法務省のウェブサイトからPDFでダウンロードすることができます。

幸いぼくの妻は日本語が堪能でしたので、一緒になって考えてあげるだけでよかったのですが、日本語が堪能では無い奥様の場合は、旦那様が頑張らなければなりません。

これ以外に、韓国から取り寄せた書類が数枚と、市役所で取得した夫であるぼくの、課税証明・市税証明・住民票・戸籍謄本が必要でした。

国際結婚をするには、だいたい計20枚くらいの書類を用意しなければならないのです。

また、相手側の国で取得する書類は、その国によって違いますのでよく確認して、漏らしが無いようにしてください。

1枚でも書類が足りない場合はやり直しとなり、後日再びクソ混んでいる入国管理局へ行かなければならなくなります。

入国管理局への書類の提出は必ずふたりで行きましょう。

在留資格の審査は結構時間がかかる

入国管理局へ在留資格の審査手続き後、審査が通って在留カードが発行されるまで、1ヶ月近くかかります。キタムラ家の場合は3週間くらいかかりました。

審査にパスすると、自宅に入国管理局から手紙が届きます。その手紙をもって入国管理局へいくと在留カード(または仮発行のカード)を受け取ることができます。

ここがポイント!

在留カードが発行されるまでは、携帯電話やクレジットカードは一切契約できません。また、保険証もないので病気や怪我に十分気をつけてください(在留カードがあれば保険証がなくても後日保険証を提出するかたちで受診できます)。

これだけの書類を提出して降りる在留資格はたった1年

在留資格には「1年・3年・5年・無期限」とあるのですが、日本は厳しいので、しばらくは1年の在留資格しか降りません。次の年にまた在留カードの更新へいかなければならず、通常はその次の更新も1年だと思います。

しばらくは1年の在留資格を取得し続け、そのうち3年、5年とを繰り返してやっと永住権チャレンジとなるようです。先は長いです。

在留カードの更新はもちろん書類を揃えて入国管理局へ行きます。問題がなければ、提出と受取で2度行くことになります。

市役所へ婚姻届を提出

実のところ婚姻届に関しては、在留資格審査が通っていなくても先に提出することができます。ぼくら夫婦の場合は先に婚姻届を提出して、その後在留資格の審査という手順を踏みました。

婚姻届は、まず奥さんの国で受理してもらい、その証明書類を日本の婚姻届と一緒に提出しなければなりません。

これもまた結構大変で、妻のご両親にむこうの役所で婚姻手続きをしてもらい、日本の領事館で書類を発行してもらい、更にその書類の和訳を用意しなければならないのです。韓国の場合は和訳も領事館で用意してくれました(有料)。

これが用意できてやっと日本の婚姻届の記入に着手できます。

これが実際にぼくが提出した婚姻届です。

これでやっと市役所に婚姻届を提出できます。実際に出す直前の写真です。

あとがき

というわけで、国際結婚をする上で、お互いのご両親というハードルをパスしたあとにやってくる「在留資格」と「婚姻届」というなかなか大変なハードルについてブログしてみました。

本当に大変で、特に奥さんへの負担がハンパないです。お互いによくわからない作業の分イライラすることもあります。そこは負担の少ない旦那さんがうまくフォローして喧嘩にならないように助け合って乗り切ってくださいねっ!!

というわけで、需要があるのかどうなのかわかりませんが、「国際結婚の婚姻の手続きは超大変なので覚悟してね」でした。