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湿度の季節の山歩きはヤマビルにご注意ください!吸血されましたよっ

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つい先日のこと、山に咲く花を撮影しようとわりと深めの山に足を踏み入れたのです。

しばらく歩いた後、休憩がてら岩場に腰掛けると、靴にウニョウニョしたものがくっついていることに気が付きました!!

「うおっ!もしやっ!!」とズボンの裾をめくってみると・・・案の定「ヤマビル」の野郎が我が足を吸血してやがりました・・・。

ヤマビルは小指の爪ほどに膨らんでいたので結構長い時間ふくらはぎにくっついていたのでしょう。

ヤマビルに吸血されると後述しますが「ヒルジン」という血が固まらないようにする成分を注入してきます。そのヒルジンは麻酔のような効果もあり、吸血されていることに気が付かないのです。

そんなおっかなキモイ「ヤマビル」は4月~11月くらいまで活動しますが、特に活発に吸血してくるのは6月~9月なんだそう。

山歩きの季節ですからどんなに頑張っても吸血されることもなきにしもあらずです。今回はヤマビルに吸血されちゃった時にどうしたら良いかの対処法をコラムとして紹介します。

ヤマビルってどんな生き物?(クリーチャー?)

結構キモイので画像はリンクにします。興味があればご覧ください。

ヤマビルは、黒いナメクジみたいな感じの体長2~5cm、伸びると5~7cmにもなります。体の前中後に吸盤があり、尺取り虫のように動きます。

人や動物に気づかないうちに接近して付着し、吸血をします。

ヤマビルは陸にいるヒルなので「ヤマビル」といい、落ち葉の下、水場付近の日が陰っている場所の葉っぱの裏など湿気が多いところに多く生息します。

山地のこんなところは要注意

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できるだけ足元がよく見えて、湿っていない場所を歩きましょう。

山深く、水場が近くにある山では道がない藪(やぶ)や草が生い茂った場所は歩かないことが重要です。

ヤマビルのスペック(人を見つけるのが超上手い)

ヤマビルは、人や動物の息に含まれる炭酸ガスと体温で、ターゲットをロックオンして移動してきます。移動速度は1分間で1mほどらしく、見た目とは裏腹にそら恐ろしい速度です。

ロックオンしたらわきめもふらずににじり寄ってきます。

噛まれても気が付かないわけ

音もなく忍び寄り吸血してくるヤマビルです。そして吸血されても我々は目視しないかぎり気づくことがほとんどできません。やられたことが無い方は不思議に思うかもしれませんが、本当に気が付かないんです。

ヤマビルは「ヒルジン」という血が固まらないようにする成分を注入してきます。そのヒルジンは麻酔のような効果もあり、吸血されていることに気が付かないのです

吸血されているのに気づいた時にはもう結構ヤマビルが大きくなっていることが多いです。

ヤマビルには毒はあるの?

ヤマビルに吸血されても特に毒はありません。ただ血が吸われるだけです。しかし、ヤマビルに血を吸われると「ヒルジン」の作用でしばらく血がとまらなくなります

ただし、極々稀にですが、傷口から細菌による感染を起こして、発熱などの症状があるそうなのでお気をつけ下さい。

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野郎の汚い足で申し訳ありません(笑)先日ヤマビルに血を吸われた時のぼくの足です。結局3時間ほど血が止まりませんでした。

吸血中のヤマビルの剥がし方

吸血しているヤマビルに気がついたら兎にも角にもすぐに除去する必要があります

ただし、無理やり剥がすと皮膚を損傷することもあるらしく、タバコの火を押し付けたり、塩をかけるとすぐ取れます。

でもさっ!最近は非喫煙者のほうが多いだろうし、そんな都合よく塩もないよね・・・

ヤマビルはアルコールにも弱いので「除菌のウェットティッシュ」で包んでしまえばすぐに剥がすことができます

ぼくは今まで3回ほどヤマビルにやられたことがありますが、すべてデコピンで剥がしています(笑)いやほんとデコピンで剥がすと一瞬ですよ!!!(良い子はマネしないでね)

ヤマビルの弱点

ヤマビルを倒すための方法を列挙します。

  1. 塩に弱いです。ナメクジと同じで乾燥に弱く、塩または塩水をぶっかればすぐに死にます。
  2. 消毒用のエタノールをかけると殲滅できます。アルコールに弱いんです。
  3. 乾燥に超弱いため、タバコやライターの火で炙れば剥がれて絶命します。(火傷・火事には気をつけてください)
  4. ハサミでちょんぎっても倒せます。復活はないです。
  5. 酢でも倒せます。
  6. 虫よけスプレーでも倒せます。
山歩きの際には怪我をすることもなきにしもあらず。ヤマビル以外にも使用用途がある「消毒用のエタノールか虫除けスプレー」を必ず持ち歩くというのが一番良いかもしれません。

ヤマビルを剥がした後の対処法

剥がしたヤマビルは吸血後なので産卵をして増えてしまいます。踏み潰しても石で叩き潰してもよいので必ず絶命させてください。

吸血された場所は、傷口をつまんでヒルジンを搾りだします。その後、消毒用エタノールがあればそちらで、なければ水で傷口を洗います。何もしないよりも洗ったほうが治りが早いのだそうです。

残留しているヒルジンのせいで、しばらく血はとまりません。絆創膏をはったりティッシュやガーゼを貼り付けたりして対応してください。

傷口は若干かゆくなってきます。その際にはムヒが効果的です。アンモニア成分が入っていると傷を悪化させるそうなのでキンカンはダメです。

おわりに

今回は「ヤマビルに吸血されてしまった時の対処方法」を紹介しましたが、吸血されないように予防する方法もいろいろ紹介されています。

今回のコラムを執筆するのに、神奈川県サイト「ヤマビルにご注意を!」を参考にいたしました。