WordPress のエディタは現在、旧エディタの「Classic Editor」と新エディタ「ブロックエディタ(Gutenberg)」の2つのエディタを利用することができます。
最近の WordPress テーマのほとんどは新エディタであるブロックエディタに対応していて、どちらのエディタでも快適に WordPress 投稿&編集ができますよね。
ただ、ぼくがウェブサイト制作依頼を受けて納品したお客さんの実に8割は、ブロックエディタにすると、ブロックの概念や使い方自体が難解なようで、クラシックエディタにするとすんなり理解して更新してくれます。
しかたがないので、今は、ぼくがいじる「固定ページをブロックエディタ編集」に、お客さんがいじる「投稿をクラシックエディタ編集」に設定して納品をしています。
ぶっちゃけ「あまり PC や WordPress にあかるく無いユーザーに WordPress を更新してもらうにはクラシックエディタの方がハードルが低い」みたいです。
お客さんが普段使っている Microsoft Office「Word」の書類作成みたいな感覚で更新ができるクラシックエディタの方が身近で使いやすいのでしょうね。
今回は「WordPress 投稿はクラシックエディタ(Classic Editor)を使って固定ページはブロックエディタ(Gutenberg)使うように設定する方法」を紹介します。
投稿だけ Classic Editor を使いたい場合の設定方法
Classic Editor プラグインを追加する
まずは、プラグインの新規追加から「Classic Editor」を利用中の WordPress に追加してください。追加したら「有効化」しないでください。
すでに Classic Editor をインストール済みの WordPress の場合は、Classic Editor を無効にして停止させてください。
Classic Editor プラグインが有効化されてしまっていると、以下で紹介する設定を行っても投稿も固定ページも Classic Editor になってしまいます。Classic Editor は必ず「インストールされているが無効(停止)の状態」にしておいてください。
テーマの function.php に以下のコードを貼り付けます
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123456//投稿では Classic Editor を使い、固定ページでは GUTENBERG(ブロックエディタ)を使う設定add_filter( 'use_block_editor_for_post_type', 'hide_block_editor', 10, 10 );function hide_block_editor( $use_block_editor, $post_type ) {if ( $post_type === 'post' ) return false;return $use_block_editor;}
テーマの function.php に上のコードをコピーして貼り付けてください。
テーマの function.php は WordPress 管理画面の「外観➔テーマファイルエディター➔テーマのための関数」でアクセスできます。「1」のコードを貼り付けると上の画像のようになります。貼り付けたら「ファイルを更新」ボタンを忘れずに押してくださいね。
これで投稿だけ Classic Editor で編集できるようになります
上のコードをテーマの function.php に貼り付けた後は、
このように「投稿」はクラシックエディタで編集できるようになり、
固定ページはこのようにブロックエディタで編集できるように振り分けられます。
あとがき
今回紹介の「WordPress 投稿はクラシックエディタ(Classic Editor)を使って固定ページはブロックエディタ(Gutenberg)使うように設定する方法」は、特に納品サイトなどクライアントワークで役に立つのではないかと思います。
冒頭でも書いたとおり、ぶっちゃけ、ブロックエディタは WordPress を片手間でやる人には難易度が高いと思われます。
ぼくのように「固定ページはブロックエディタで編集する」ようにして、お客さんのさわる「投稿はクラシックエディタで編集する」に設定したい場合は、ぜひぜひこの方法をお試しください。