故あって物件ページを検索していると、浴室について「バス・トイレ別々」とかそういう表記がされていて「ユニットバス」とは記載されていません。
「そういうのってユニットバスっていうんじゃないの?」と勝手に疑問に思って 「ユニットバス」をいろいろ調べてみると・・・
「そうだったのねぇ~! 今まで勘違いしてたわ~!!」
と、何年もユニットバスについて間違った解釈をしていたのようで反省。
今回は「ぼくもみんなも日頃【ユニットバス】だと思っていたものは実は勘違いだった」をお送りします。
バス・トイレ・洗面所が一緒なのがユニットバス?
ぼくは今まで「バス・トイレ(洗面台)」が一緒なものを「ユニットバス」だと思っていました。
ビジネスホテルやアパートなどで多くもられるこういうスタイルをユニットバスだと思っていたのですが、調べてみるとどうやらそれは勘違いのようなのです。
ユニットバスとは?
ユニットバスとは、
工場などで予め防水性の高い素材を用いて、天井・浴槽・床・壁などを成型しておき、現場に搬入した後にそれらをそのまま設置・組み立てられる浴室のことである。
昔のようにタイル張りでひとつひとつ現場で組み立てていく浴室ではなく、浴室がすでに完成した状態で現場に運ばれてきてあとは設置するだけのものをユニットバスというんですね。
「バス・トイレ・洗面台」が一緒のものを「ユニットバス」というのは間違いだということをはじめて知りました。
ぼくがユニットバスだと思っていたものはこう呼びます
1点ユニットバス(または1点ユニット)
浴室の中が「バス」だけで、トイレや洗面台が別のものを「1点ユニットバス」と言います。俗に言う「バス・トイレ・洗面台が別」というやつです。
日本の住宅はこのパターンがほとんどだと思います。
2点ユニットバス(または2点ユニット)
浴室に「バス」があり、「トイレ」または「洗面台」のどちらかひとつがあるパターンを「2点ユニットバス」といいます。
3点ユニットバス(または3点ユニット)
浴室の中に「バス・トイレ・洗面台」が全て含まれているものを「3点ユニットバス」と言います。ホテルやアパートなどに多いのがこれです。
そう、現在の日本の浴室は特別な場合を除いて、ほぼ「ユニットバス」なんです。
あとがき
現在世界中にいたるところに設置されている浴室は、プラスチックみたいな素材で作られています。このプラスチックは「FRP素材(繊維強化プラスチック)」製で、この素材で浴室を作り出したのは、なんと日本が初なんですってっ!(1964年 東京オリンピックの頃)
それが、世界標準になったんですからあの頃の日本はすごかったんですね。
というわけで、解釈を勘違いしていたユニットバスについてのウンチク紹介記事でした!