ブログやウェブページを巡回しているとタグクラウドを設置しているのをちょこちょこと見かけます。本ブログでも以前はタグクラウドを利用していたことがありますが、結局のところ特にメリットも感じず必要性が無いと判断して削除しました。
先に結論から言えば「僕はタグクラウドは必要ない」と考えます。
SEOとしてのタグクラウド
僕もブログを始めたばかりのころはブログの様々なハウツーサイトをみて「SEOのためにタグクラウドを入れると効果あり」というのを信じて入れておりましたが、実際のところ効果があるかどうかは甚だ疑問視せざるおえません。
「キーワードの詰め込みには効果的」という声もありますが、だったらなぜタグクラウドが無い記事が検索の上位を占めていたりするのでしょうか?効果があるのなら上位は全てタグクラウドのある記事が専有するはずです。
まあ、極端に言いましたが本ブログではタグクラウドを消す前と消した後ではとくにアクセスの差はみられませんでした。タグクラウドが無いのに月PVが何十万のブログだって探せばちらほらあります。
ユーザービリティとしてのタグクラウド
ではユーザービリティとしてのタグクラウドはどうでしょう?
僕は15年以上インターネットをやってタグクラウドをクリックしたことは1度もありません。本当です。自分がユーザーの立場になってみたときにこれですから本当にユーザビリティを考えたものかすら怪しいとさえ感じます。
あくまで僕個人が感じることなのですが、だらだらと長いタグクラウドって細かいテキストが沢山並んでるし、見づらいですし・・・ボタンぽくレイアウトしてあるタグなんかはっきり言ってデザインの一部くらいにしか目に映りませんよ。ブロック状の装飾??
自分がユーザーだったら、まだカテゴリーから行くほうがわかりやすいし、検索フォームを使ったほうが良い結果を得られると思うんです。
もちろんタグを使いこなすのは絶対に良いことだと思います。横軸検索のカテゴリーと縦軸検索のタグみたいな?記事にタグが設置されていればダイレクトで類似の記事が閲覧できますからユーザビリティ的にも利便性が高いですよね。
でもそれとダラダラと長いタグクラウドの設置は別物だと思います。
僕はタグクラウドってリテラシーが有る無しに関わらずユーザビリティ的にはあまり効果がないんじゃないかな・・・って思うんだよな。
タグクラウドをつけるくらいなら
サイドバーにタグクラウドを設置するくらいならその部分に、力を入れたおすすめの記事リストとか、またはアフィリエイト広告でも突っ込んだ方がよっぽど生産的だと思うのだがいかがなもんだろうか?
少なくとも僕はタグクラウドを撤去した跡地に「おすすめ紹介の記事」というものを置いたらそちらのほうが良い結果を得られていますが。