今回紹介する「魔法使いの嫁」は、2013年11月から連載が開始された比較的新しい作品で、現在も連載中の漫画です。僕がこの漫画に出会ったのは1巻が出たばかりの頃。1巻の表紙絵が水彩っぽい色使いで綺麗だなと思ってのジャケ買いでした(笑)
実際に本を読んでみると、それはそれは不思議な世界観でした・・・というわけで読書感想文スタート~♪
魔法使いの嫁の簡単なデータ
出版社 | マッグガーデン |
著者 | ヤマザキコレ |
ジャンル | 現代魔法ファンタジー |
巻数 | 1~5巻(2016年3月現在) |
あらすじ
羽鳥チセ15歳。身寄りもなく、生きる希望も術も持たぬ彼女を金で買ったのはヒト為らざる魔法使いだった・・・。魔法使いはエリアスと名乗り、ゆくゆくはチセをお嫁さんにするつもりであると告げて家に連れ帰る。
戸惑うチセであったが徐々に魔法に満ちたエリアスとの生活に慣れ、多くの人や人外との出会いを経て心の傷はいえてゆく。チセとエリアスはお互いに少しずつ秘密を明かしあいながら距離を縮めていくのだった・・・
魔法使いの嫁 の魅力
現代の物語なのにどことなく中世っぽい
物語の舞台は現代のイギリスのはずなのですが、どこか中世っぽいイメージが漂う不思議な作品です。それもそのはず、文明の利器がほとんど出ないからですかね。
また、家屋や調度品が何やら懐かしい感じのデザインということも現代っぽくない空気をだしているのかもしれません。そういった作品のところどころのノスタルジーなイメージによりファンタジーな世界へ誘われていくのです。
背景描写が美しい
コマの途中ところどころで美しい背景が登場します。丁寧に美しく描かれた風景は白黒なのに色彩を感じます。
そして、不思議なイメージが漂う背景描写を眺めているとファンタジーの世界に惹き込まれます。読み返す度に美しくどこかノスタルジックな背景描画に魅了され続けています。
エリアスが謎すぎる
巻数を追うごとに、魔法使いのエリアスの秘密が小出しでちょいちょいでてきます。このエリアスが謎すぎるところも続きが待ち遠しくなる魅力のひとつです。
魔法の世界
妖精・ドラゴン・ワーウルフ・悪い魔法使い・・・人間の登場人物のほうが少ないんじゃないか? 主人公チセはそういった人外のモノと触れ合い、時には危険に見舞われたりもしながら魔法の世界に触れていきます。
ちょっとしたバトルもありますが、基本はハリーポッターやロード・オブ・ザ・リングと似た魔法の世界感を出しています。
ストーリーはまだまだこれから
まだ5巻なので、ストーリは今後どうなっていくのか発展途上だと思います。
しかし、たった5巻で、とても美麗でイラストのような描画があいまって素晴らしい世界観をかもし出していると思います。まだ巻数が少ないので、今のうちに揃えておくとと良いかもれません。
魔法使いの嫁 アニメ化が決定
反響が大きいのか、アニメ化が決まったもよう。まだいつ公開かは明らかではありませんが楽しみですね。アニメの為にも今から単行本をチェックしてみてくださいね!
魔法使いの嫁 単行本はこちらから
コミックス版・Kindle版共にリリースされています。