僕は学生の頃に「皆川亮二」さんの作品「スプリガン」と出会って以来、氏の作品全般が大好きです。
今回はそんな皆川作品から、おすすめガンアクション漫画「PEACE MAKER(皆川亮二 著)」をブログしたいと思います。
どんな漫画?
アメリカ西部開拓時代後期がモデルの、架空の世界を舞台としたガンアクション作品です。まだ完結していない作品で現在12巻まで(2014.9 時点)。
1~7巻までが第一章で・・・
銃士による決闘の勝敗によって大金が動く時代。伝説の銃士ピース・エマーソンの引退後、大富豪フィリップ・クリムゾンの私設軍隊「深紅の処刑人」の暗躍によって世界は荒廃していた。そんな荒れた世界に一人の男が現れた。
8巻~ 第二章・・・
コールとホープの兄弟対決から5年の月日が流れ、なおも武力が支配する世界は続いていた。そんな荒れた世界にホープの愛銃”ホワイトウィング”を持つ一人の銃士が現れた。
※Wikipedia より引用
PEACE MAKER のここがオモシロイ!
僕がオモシロイとおもう点をいくつか挙げてます。
とんでも技がない!
ドラ●ンボールの「かめはめ波」的な「能力系とんでも技」はでてきません。現実的なアクションに少しだけ漫画っぽく誇張させた技や能力で戦います。(主人公達のオーラみたいなものは多少とんでもチックかな?)
萌なし、こてこての恋愛要素なし
実に硬派な作品であると思う。そこが良い。可愛い女性はでてきません・・・どちらかといえば、登場する女性は美しい系です(皆川作品は総じて)。多少恋愛要素がでても数コマでさらっと。そのさらっとに結構ドラマがあったりなかったり・・・。とにかく(絵的な)萌えがないことに対して評価したい。
正義の見方はいない
殺伐としてて、憂いがあるストーリーの中にユーモアも織り交ぜてありますが・・・基本殺伐としています。しかしガンツ等のような「後味の悪い」殺伐さではありません。まあ西部のバトルロイヤルですから・・・正義の見方はいません。そのかわり敵味方のキャラひとつひとつの個性がたまらない。
ストーリーが良い
皆川作品は王道ものが多く、この「PEACE MAKER」も王道ですかね。まるでRPGをやっているかのごとく話は進んでいきます。各エピソードごとの内容もよくまとまっていると思いますし、なにより伏線等の破綻がないところがベテランのストーリーテラーっぷりを感じます。
機械や乗り物のディティールが良い
とにかく機械や乗り物、武器にいたるまでの作画がカッコ良い。陰影が綺麗で、線が太い感じのパキッとしたディティールですね。他の作品で「Drive」なんかは乗り物の画が超カッコ良かったからなあ。
あとがき
全体的に、写実的なリアル系漫画ですかね。西部劇やガンアクションが好きで、なおかつ萌・キラキラはちょっと・・・な方にはとてもオススメの漫画かと思います。
最後に、このレビューも含めこういったものは、人それぞれ意見が異なるのがあたりまえです。このブログはあくまでも僕の感想・私見ですので、異なるご意見をお持ちの方は是非無視していただければ幸いです。