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Panasonic Lumix DMC-LX7を半年使ってみた感想 – おすすめコンデジ

※ 本記事にはプロモーションが含まれます

OLYMPUS XZ-1から乗り換えという形で、昨年の秋にPanasonic Lumix DMC-LX7を購入しました。今回は、その約半年間使ってみての感想を少々ブログしてみたいと思います。

はじめに

購入に至るまでは、「SONY RX100M3」や、あと少しで「LUMIX LX100」がでるので非常に悩みましたが、性能とコストパフォーマンス両方を兼ねたこのLX7を選びました。(あくまで個人的にですが)結果は正解だったと思っています。

また、経験から、安いミラーレス一眼を買うくらいなら、一眼かハイエンドコンデジ機のどちらかをおすすめします。理由は以下。

  • コンパクトサイズで尚且つきれいな写真を撮るのは、ハイエンドコンデジでも十分です。レンズ交換とかコンデジのお気軽感潰してないですか?
  • レンズ交換無しで3倍程度のズームや寄れるマクロも当然使えます。
  • ハイエンドコンデジはそれ一台でNDフィルターだってついてます。
  • そもそも複数の換えレンズを所持しないのだったら、ミラーレス一眼じゃなくてもよくないですか?
  • 更にそもそもオートで撮影するなら、ミラーレス一眼じゃなくても良い気がします。P・A・S・Mモードで撮るからレンズが生きるのでは?

キリがないのでこのくらいで・・・
※あくまで私見かつ「安いミラーレスを買うなら」に絞った理由です。高級なミラーレス一眼は素晴らしい性能のものが多いですが、オート撮影では性能は活かしきれないんじゃないかと思います。

それではサンプル写真をふまえつつ感想を書いていきたいと思います。

コンデジ業界最高峰の「F1.4」の明るいレンズ

このLX7はコンデジ業界最高峰の明るいレンズを積んでいて、センサーサイズこそSONY RX100M3に劣りますが、それを補う程のメリットがあります。

F1.4という明るいレンズは、暗所や室内に強く、明るいということは手ブレにも当然強いです。また、下位のコンデジに比べ大口径のレンズ(ライカ製)を搭載していますので、明るいきめ細の細かい描写を表現できます。

サンプル写真

実際に僕がLX7で撮った写真を掲載いたします。サンプル写真は概ねRAW撮影でPhotoshop等で現像しています。後述しますが、RAW撮影ができるのもLX7の魅力です。また、P・A・S・Mモードで撮影していて、オートはまったく使用していません。

室内での子どもの肌や表情写真も明るくクリアに撮ることができる。

P1020455

1/320-f1.4 ISO:400

150314-026

1/30-f3.2 ISO:400

150208-037

1/400-f2 ISO400

※画像は保存・転載禁止です。この赤ちゃんたちは生後まもないので顔はもうだいぶ変わっています。

夜景も手持ち撮影でぶれにくい。

スマートフォンで夜景を撮影なんてした日にはノイズだらけで、世界は湿疹だらけ(笑)LX7は明るいレンズとコンデジにしてはある程度大きめのセンサーのお陰でノイズは控えめで手ブレしにくいです。

サンプルは全て手持ち撮影です。

P1020420

1/100-f1.4 ISO:400

P1020398

1/320-f1.4 ISO:100

P1020436

1/40-f1.4 ISO:400

P1010804

1/60-f1.4 ISO:400

P1010845

1/400-f1.4 ISO:400

大口径レンズのお陰でコンデジなのに美しい表現

LX7は大きいレンズでライカ製を搭載しています。下位のコンデジやスマートフォンのように「至らないレンズに無駄な画素数を乗っけていない」ので、風景やスナップショットを撮影しても美しく鮮明に描写してくれます。

また、広角24mm(一眼レフの約16mmくらい)なので風景などが非常に広くワイドに撮影できます。

サンプル写真

風景やスナップ

P1010538

1/1250-f3.5 ISO:100

P1000307

1/100-f2.8 ISO:400

150116-076

1/1600-f1.8 ISO400

P1000445

1/1600-f5 ISO:80

マクロ気味な描写(植物や食べ物)

P1010420

1/60-f3.2 ISO:400

150116-008

1/320-f1.4 ISO:400

P1020158

1/320-f1.4 ISO:400

P1000767

1/200-f2.3 ISO:400

P1000200

1/1250-f1.4 ISO:80

動物や無機物

P1000207

1/640-F3.5 ISO:400

P1020068

1/160-f1.4 ISO:400

P1010736

1/640-f5 ISO:400

使い勝手を考えられた機能配置

LX7は撮影する上での使い勝手を非常に良く考えられたカメラだと思います。その一部を紹介します。

DSC_0139

絞りが簡単に調節できるコントロールリング。また、手前のレバーで画角も気軽に変更できます。いちいち「メニューから」なんて面倒はサヨナラです。

DSC_0141

MモードやSモード時にシャッタースピードを簡単に調節できるダイヤル。プレビュー時には写真送りなどにも利用できます。

DSC_0142

レンズサイドにはフォーカスモードを観覧に切り替えれるレバーがあり、マクロ撮影もすぐいけます。これらのアナログレバーによって本当に直感的に撮影ができて便利なのです。

また、NDフィルターも標準搭載されていますので、滝の撮影等にもコレ一本でいけちゃいます。

RAW撮影が嬉し楽し

LX7はワンランク上のコンデジらしく「RAW(ロー)撮影」ができます。

RAW(ロー)とは写真を保存するときの種類で、ファイルは重くなりますが、カメラに搭載されている、撮像センサーからの出力信号を、”RAW(「生」ま たは「未加工」)”に近い状態で保存したファイル形式です。逆によく聞くJPEGは、色補正の処理をカメラが行った後、つまり「加工後」の状態であり、非 可逆圧縮のファイル形式です。RAWは、あとからPCで自分の観たイメージに無劣化かつ素直に編集できるので、とても便利です。

動画もそこそこいけます。

SONY RX100ほどではありませんが、動画もそこそこいける口です。

サンプル動画

ここだけはなんとかしてほしかった点

LX7はオートでレンズシャッターがしまらず、レンズキャップを付け外ししなければなりません。ここだけはなんとかして欲しかった・・・・。

ただ、一眼レフを利用されている方ならわかるとは思いますが、一眼レフは通常レンズ保護フィルター的なものをレンズに装着し、観光地などを回っている間はキャップを外しっぱなしで移動撮影をすると思います。

僕のLX7もそれと同じような感じで、レンズ保護フィルターを装着して「暫く使わないな」と思ったらキャップを装着するようにしています。これならレンズキャップが自動でしまらなくてもまったく問題無いです。

因みにこちらのレンズ保護フィルターを専用のキャップがセットになった商品+37mmリングが超おすすめで、現在進行形で利用中です。これを買っとけば問題ないですよ!

※LX7用の自動開閉式のレンズキャップが売っていますが、あれは使い続けるとレンズ周りのプラスチックが削れて傷だらけになりますのでおすすめしません。

今回紹介した写真

ブログ添付だと画像は劣化いたします。Flickrだと元のサイズで表示できますので、何点かアップしておきます。興味をもたれたらご覧ください。

>今回の紹介した写真リンク(Flickr)

まとめ

まず、記事冒頭でミラーレス一眼との比較を書きましたが、僕はミラーレス一眼を否定しているわけでは全然なくて、「安いミラーレスを買うならハイエンドコンデジ機がおすすめです」と伝えたいのです。実際に「今後欲しいな」と思うミラーレス一眼はありますし!!

そんなことを踏まえたうえで、Panasonic Lumix LX7は本当に良いカメラだと思います。「カメラ」っていう感じのデザインも持ち運んでいて嬉しいですし、何よりも性能と描写が本当に素敵です。僕はこれ一本で国内外旅行にいきますし、飲み会等のお供にも連れて行きます。

現在は生産中止で在庫のみとなってしまっていますが、非常におすすめのカメラです。どのカメラにしようか迷っているなら是非購入されてみてはいかがでしょうか?