ブログやウェブサイトのアクセス解析にとても優秀で便利な Google Analytics です。
このアナリティクス、いつの頃からか、オーガニック検索トラフィック(どんなキーワードで自分のサイトを訪れてくれたか)のキーワードに「notprovided」と表記されるようになりました。
検索語句のほぼほぼ8割コレ。「のっと ぷろばいでっど」と読み、直訳で「提供されていません」。要するに「キーワードが読み取れなかった」という意味です。
なんで? なんでなの? 初めは全然わけがわからず調べてみたところ・・・
今回は「Googleアナリティクスの検索キーワードに表示される “not provided” はなんで表示されるのか? not provided をもっとわかりやすく変更する方法」を紹介します。
Googleの検索の仕組みが変わりました
なんでも、Google の検索の仕組みが変わり、広告以外の全ての検索が SSL 暗号化されちゃったそうです。検索結果の URL の頭が「https」になっています。
Google にログイン済み全ユーザーに対して、プライバシーを理由に検索の暗号化を開始した。個 人が入力した検索文字列を傍受している可能性のある対象をすべてブロックすることと、検索キーワードの一部は、公表するには「プライベート」過ぎる可能性 があるので、実際の検索キーワード自体をパブリッシャーにわからないようにすることが目的だと Google は述べている。
– アユダンテさんの記事より抜粋
つまり、Google さんとしては「セキュティをがっり強化したから安心して YOU どんどん検索しちゃいなよっ!」としたのです。その結果、各検索キーワード表示の代替として「notprovided」と表示されるようになったのでした。
例外として、上の抜粋にもあるように「Google にログインしていないユーザーからの検索には対応していない」ので、普通に表示されているキーワードもあるということらしいです。
この件は”アユダンテ”さんの「広告クリック以外の全ての検索が、(not provided)に」という記事を参考にさせていただきました。
自分がおこなった notprovided 対策
調べると Google アドワーズ(有料)やウェブマスターツールを使ったキーワードの出し方などが検索で多かったのですが、どれもしっくりこなかったので以下の方法で対策することにしました。
そのキーワードからどの記事へ来訪したか!
どんなキーワードで来てもらったかは捨てて、「そのキーワードからどの記事をみてもらったのか?」を表示させるようにしました。
対策前のみんなも困っている notprovided 表示画像
実際にアナリティクスに設定をほどこした例が以下の画像。
このように、とりあえず「どのページを見てくれたか」がわかり、”notprovided” を各ページごとに仕分けしてくれるだけでも助かります。
キーワードは大体で想像するしかありませんけど・・・。それでも記事を書いた本人ですから予想はできますよね!!
それでは、以下からこのように表示させる方法を説明したいと思います。
手順を説明します
1. アナリティクスを開フィルタ設定項目
「アナリティクスの設定」→「フィルタ」を選択します。
2. 新しいフィルタを作ります
画像のピンク枠の通りに設定します。
- フィルタ名
「NotProvided」 - カスタム
「詳細」を選択 - フィールドA > 引用B
「キャンペーンのキーワード」を選択して、空欄に「(.not provided.)」と入力する。 - フィールドB > 引用A
「ページタイトル」を選択して空欄には「(.*)」を入力する。 - 出力先 > 構成
「キャンペーンのキーワード」を選択して、
空欄に「NotProvided – $B1」と入力する。 - チェック項目
上から3箇所にチェックを入れ、最後の「大文字と小文字を区別」だけチェックをはずした状態にする。
この設定ができたら「保存」を選択して完了です。
注意点とまとめ
注意点です。この手順をおこなった後、Googleアナリティクスに反映されるまでには数時間かかりますが、過去の記録にもしっかり反映されます。気長に待ってください。
ぼくの場合は、5時間後くらいにはあらかた反映されていました。
というわけで、今回は「Googleアナリティクスの検索キーワードに表示される “not provided” はなんで表示されるのか?と、もう少しわかりやすく表示させるように僕がおこなった対策」の2本立てでお送りいたしました!