サウンドバーとは、テレビの前に設置する横長のバータイプのスピーカーのことです。
スピーカーを何台も設置するタイプのホームシアターシステムとは異なり、すっきりとした見た目で設置できるうえ、大迫力のテレビ音響を楽しめることから、近年注目を集めている音響機器です。
先日、僕はヤマハのサウンドバー「SR-B20」を購入しました。
SR-B20 は、テレビの横幅とほぼ同じサイズのサウンドバーで、コンパクトながら 5.1 ch サラウンドに対応している優れものです。
自宅にいながら、まるで映画館のような迫力ある音響で映像作品を楽しむことができました。
今回は『設置場所がすっきりするホームシアターシステム。5.1 ch 対応のサウンドバー「ヤマハ SR-B20」を購入』したので、実際に使ってみた感想を紹介します。
目次
ヤマハのサウンドバー「SR-B20」
僕が今回購入したのは、ヤマハのサウンドバー「SR-B20」です。
テレビの前にすっきりと配置できるシンプルなデザインの、省スペース型 5.1 ch サラウンドスピーカーです。
サウンドバー「SR-B20」を購入した理由
キタムラ
なかなか映画館に行く機会もないし、自宅のリビングで迫力ある音声で映画を観られたらいいなぁ。でも、スピーカーをあちこちに置くスペースもないし……何か良い商品はないかな?
そんな思いから探し始めて、見つけたのがこのサウンドバー「SR-B20」でした。
以下で詳しく紹介しますが、価格と機能のバランスがちょうど良く、お手頃に感じたことも購入の決め手となりました。
ヤマハ SR-B20 の簡単な仕様(スペック)
アンプ最大出力 | フロント L/R:30W×2 サブウーファー:60W |
スピーカーの数 | 6スピーカー サブウーハー2基 |
入力端子 | 光デジタル×2 USBポート×1(アップデート用) |
出力端子 | HDMI×1(ARC対応) サブウーファー×1 |
対応フォーマット | PCM/Dolby Digital DTS Digital Surround MPEG-2 AAC ※PCM2chまで それ以外は5.1ch まで |
モード | 4種類の サラウンドモード |
Bluetooth | 対応(Ver 5.0) 最大通信距離10m |
消費電力 | 25W(待機 0.2W) |
外形寸法 | 910W×53H×131Dmm ※壁掛け設置時スペーサー含 910W×131H×62Dmm |
重量 | 3.2kg |
付属品 | 本体 リモコン 光ケーブル 電源コード 壁掛け用テンプレート 壁掛け取付用スペーサー 説明書 |
価格 | 2万円台 |
もっと詳しい仕様は公式ページをご覧ください
実際にテレビ台などに設置するときの幅(サイズ)
SR-B20 をテレビ台などに設置する際の横幅についてですが、本体の全長は 91 cm あります。
ただし、実際に設置時に接地するのは本体裏側の左右にある「ゴム足」の部分なので、このゴム足の間隔に収まるスペースがあれば問題なく設置可能です。
ゴム足からゴム足までの長さは約 74 cm です。
そのため、テレビ台の横幅が 91 cm に満たなくても、74 cm 以上あれば SR-B20 を設置することができます。
ヤマハ サウンドバー「SR-B20」の特徴や外観を写真で紹介
SR-B20 の付属品は、本体 / 光ケーブル / リモコン / 電源コード / 取扱説明書 の計5点。個人的には、光ケーブルではなく HDMI ケーブルを付属して欲しいと思いました。


しかたがないので、Amazon Basics の HDMI ケーブルを別途購入しておきました。
サウンドバー本体の大きさは幅 91cm です。
参考になるのかはわかりませんが、対比として缶コーヒーを並べてみました。
本体を覆っているのは、細かい編み込みのメッシュ素材です。硬めの布って感じです。
本体のセンターにあるのはコントロールパネル。ボタン兼インジケーターランプです。このパネルを押すと電源が入ったり、モードを切り替えたりとアナログ操作ができます。
背面にはくぼみがあって、そこに入出力ポート各種があります。
堅いコードの差込口部分が本体に収納される形になり、柔らかいコード部分が本体よりも外側に出てくるように配慮された作りになっていて、設置時にとても助かります。
電源コードは取り外しができるスタイル。これも好ましいポイント。
底面には、壁掛け取り付け用のひっかける穴があり、壁掛けにも対応しています。
アナログリモコン。SR-B20 の基本的な操作が行えます。
スマホアプリ「Sound Bar Remote」を端末にインストールしてアプリを起動すると、近くのヤマハ製サウンドバーを自動で検出し、接続してくれます。
アプリのレイアウトは比較的見やすく、視覚的にスピーカーの音量や音質を調整できるため、付属のリモコンを使うよりも操作がわかりやすく、設定しやすいと感じました。
アプリは Android OS 9.0 / iOS13 以上がインストールされたスマホが対応しています。
付属のスタートアップガイドが意外とわかりやすかったので、設置やその後の設定はこのガイドを読めば特に迷うこともないと思います。
実際にテレビ台に設置してみた写真です。テレビは43インチ。
この大きさで、スピーカー6発、サブウーファー2基搭載しているのですから驚きです。
Amazon Fire TV Stick での映画鑑賞がめちゃくちゃ捗ります!!
SR-B20 の良かったところ悪かったところ
SR-B20 の良かったところ
- 他社製多くのサウンドバーは 2.1ch だがこの商品は 5.1ch だということ
- テレビのスピーカーと比べれば一目瞭然。何倍も大迫力の音になる
- サブスクの 5.1ch 扱いの映画の人物の声が大変聴き取りやすい
- テレビ番組(ドラマなど)の人物のセリフもとても聴き取りやすくなる
- テレビの前にすっきり配置できる省スペースな本体サイズ
- Bluetooth スピーカーとしても使えるのでスマホの音楽を流すこともできる
- Bluetooth 接続の感度はとても良い
- スマホアプリと連動していて、スマホ画面で音の調整が視覚的に行える
- ARC 対応なので、接続したテレビの電源を切ると SR-B20 も一緒に電源オフ
- ARC 対応なので、テレビとの接続ケーブルは HDMI 1本だけで済む
SR-B20 の悪かったところ
- リモコンもあるのだが、絶対にスマホアプリ操作の方が使いやすい
- リモコンでの音量上下はテレビにゲージはでるが数値が出てくれない
- 正確な音量数値を知るためにはアプリが必須
- スマホアプリは Android OS 9.0 以降の端末じゃないと使えない
- 光ケーブルではなく HDMI ケーブルが付属していて欲しかった
よりコンパクトなサイズの省スペース型「SR-C20」もある
今回ぼくが購入した「SR-B20」よりも更にコンパクトサイズのサウンドバー「SR-C20」が同じヤマハから販売されています。
今回紹介の「SR-B20」は横幅 91cm なのですが、コンパクトサイズの「SR-C20」は横幅がなんと 60cm という省スペース型。
少し出力は下がりますが、こちらも 5.1ch サラウンドに対応しています。
6~8畳ぐらいの部屋で、迫力のある映画視聴やゲーム BGM などを楽しみたいユーザーさんにおすすめできるサイズ感です。
ヤマハ サウンドバー「SR-B20」の総評
ネットでこういった機器のレビューを見ていると、やけに評論家気取りで、わがままな辛辣コメントが多く見られます。
でも、僕はこの「SR-B20」に関してはこう思っています。
キタムラ
テレビ内蔵のスピーカーより何倍も迫力ある音で楽しめるじゃん? 何がそんなに不満なの? 十分すごいじゃん? 僕はけっこう満足してるけどなぁ。
実際、ヤマハ「SR-B20」は、僕のように音質にそれほど強いこだわりがないユーザーでもはっきりわかるほど、高音・低音の広がりや音のクリアさが向上します。
僕の総評としては、「SR-B20」は十分に良質なサウンドバーです。2 万円台という価格を考えても、その性能は十分に見合っていると思います。
「テレビの音声が少し聴き取りづらい」「もっと迫力のある音で映画やテレビを楽しみたい」――そんなふうに思っている方には、この「SR-B20」はかなりおすすめです!
以上、気軽にホームシアター気分が味わえるサウンドバー「SR-B20」の紹介でした。